【解説!】再生可能エネルギーの出力抑制④
こんにちは。
再生可能エネルギーの出力抑制についての4回目今回は出力抑制の方法についてです。
そもそも、太陽光発電所や風力発電所を保有する事業者に対しては
”原則的に”出力抑制機能付パワーコンディショナー(通称:パワコン)の設置が義務付けられています。
出力抑制機能付パワーコンディショナーを設置すると、
一般送配電事業者(送電網の管理をする会社 例:○○電力パワーグリッド)から出力抑制の指令によって
遠隔で太陽光発電所のパワコンを操作し出力抑制が実施できるようになります。
またこの出力抑制機能付パワコンの設置により、
例えばある発電所の出力抑制を行う場合
太陽光発電所の出力を午前11時00分から12時00分までは30%にし、
12時00分から13時30分までは0%に、13時30分から16時までは50%にするなど
発電所毎の柔軟な出力抑制が可能になります。
このような方法で出力制御が実施され出力抑制が行われると
その分売電がストップされ売電収入が減少してしまうので
発電所の設置者からすればできるだけ出力抑制されたくないという感情を持つのは当然だろうと思います。
当社が本社を置く長野県は太陽光発電が盛んな地域ですので
実際に、お客さまからこの出力抑制(制御)に関するご意見や質問を頂戴する機会が増えています。