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2024.12.12 Thu

中部エリアスポット価格が80円に。(2024年12月13日AM6:00のJPEXスポット価格)

 
202412/13JPEXスポット価格
 
2024年12月13日AM6:00受渡分のJPEX(日本卸電力取引所)のスポット価格が中部エリアだけ80円/kWhをつけました。
 
画像を見ていただくと
グラフのうち黄色の線が中部エリアで6:00のところだけ急に80円のラインまで価格が高騰していることがわかります。
ちなみに内訳(中部エリア)は
05:30 17.42円/kWh
06:00 80.00円/kWh
06:30 40.00円/kWh
07:00 22.48円/kWh
07:30 22.48円/kWh
08:00 21.70円/kWh
08:30 22.48円/kWh
09:00 22.48円/kWh
09:30 22.48円/kWh
10:00 19.77円/kWh
10:30 18.30円/kWh です。
取引情報は、JPEX(日本卸電力取引所)のWebページで確認できます。
(右上『電力取引』→『市場情報』→『日平均』→『受渡日』→『2024年12月13日』を指定→エリアを選択)
 
今年は9月23日も中部エリアのプライスだけが100円になった事例がありましたが
過去記事:中部電力エリアプライスが100円に。
 
中部エリアの特に市場連動型プランの方々は注意が必要です。
卸電力市場が高騰すると・・・。
市場連動型プランのうち30分連動型のプランをご契約されている方は特に注意が必要で
12月13日6:00~6:30に使用した電力料金単価は80.00円/kWhで計算
12月13日6:30~7:00に使用した電力料金単価は40.00円/kWhで計算 されますので
例えば、高圧供給を受けているホテルなどの場合
朝、6:00~7:00は宿泊者の皆様が起床される時間なので使用量が増える時間帯なのですが
06:00~06:30 → 50kWh使用した場合 80円×50kWh=4,000円/30分
06:30~07:00 → 50kWh使用した場合 40円×50kWh=2,000円/30分 となり
この1時間だけで6,000円の電力使用量料金を支払う計算になります。
 
また、仮に固定単価プランでご契約されていて
12月13日6:00~6:30の電力料金単価が16.00円/kWh
12月13日6:00~6:30の電力料金単価が16.00円/kWh だった場合
06:00~06:30 → 50kWh使用した場合 16円×50kWh=800円/30分
06:30~07:00 → 50kWh使用した場合 16円×50kWh=800円/30分 ですから
この1時間の合計1,600円の電力使用量料金で済む計算となり
この2つの料金を比べると6,000円÷1,600円=3.75 つまり3.75倍の電力料金になります。
 
12月13日の場合高騰が1時間で済んでいるので、まだ、それほど心配な状況ではありませんが
卸電力市場の価格が判明するのが供給前日の午前10時であり、
我々電力会社でも卸電力市場の高騰予測は大変困難で、
ましてや、高騰の理由が事前に公表されるわけではありませんので
市場連動型プランのお客さまがこの時間帯だけ電力使用量下げるなどのを対応策を施すのはかなり難しいの実状です。
 
ちなみに、たった4年前の2021年1月、1か月間の中部エリアの平均単価は58.95円/KWhでした。
 
市場連動型プランは確かに卸電力市場の取引価格が安い時は電気料金が安くなるのが魅力です。
しかし、卸電力市場はまだまだ不透明な部分が多く、
先日は、経済産業省が卸電力市場での『相場操縦』を指摘する事案(リンク)が発生したばかりです。
 
このページをご覧いただいている方は自社・自宅のプランについていま一度ご確認いただきたいと思います。
弊社、情熱電力はお客さまが電気料金について考えたり、悩んだりする時間を最小限に!をモットーに
電気料金をお安くという大前提のもと、電気に係る課題についてお任せいただきたいと考えております。
よくわからないというお客さまは、ぜひとも情熱電力にご相談ください。
 
なお、情熱電力は低圧供給・高圧供給ともに固定料金単価の料金体系を維持しておりますので
12月13日の卸電力市場の一時的な高騰の影響はございません。
弊社のお客さまにおかれましては安心して引続き電気をご使用いただけましたら幸いです。
引続きよろしくお願い致します。