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2021.05.04 Tue

冷房と除湿の機能を知って目指せ、省エネ!

 
エアコンの基本的な機能といえば「暖房」「冷房」「除湿」ですね。
今回は梅雨から夏にかけてよく使う「冷房」と「除湿」について詳しく解説していきます。
 
「冷房」と「除湿」の違い
 
「冷房」は温度を下げる
冷房は室内の温度を下げる事を目的とした機能です。
 
「除湿」は湿度を下げる
除湿は湿度を下げる事を目的とした機能で、この除湿には弱冷房除湿と再熱除湿という2通りの方法があります。
 
「冷房」はなぜ涼しくなる?
水やアルコールといった液体が気体に変わる――つまり、蒸発するとき、周囲の物体から熱を吸収するという性質があります。
例えばお風呂に入った後に体を拭かず脱衣所へあがると肌寒く感じる、注射の時にアルコールで清拭されると肌がスーっとする……など、私たちの身近でもこの現象が見られます。
エアコンはこの液体と期待の性質を利用して室内の温度調整を行っています。
 
POINT
外気の温度が高いほど、空気は多量の水分を含むことができます。(水蒸気)
夏が高温であり多湿なのはこの為です。
 
「除湿」はどんな時に使う?
湿気が嫌だな……と思った時に使うのが「除湿」機能。
この除湿機能には前述したとおり、弱冷房除湿と再熱除湿の2種類があります。
この2つがどう違うのか、説明しましょう。
 
再熱除湿
お部屋の空気をエアコンの内部で冷やして除湿し、その後、空気を温めて室内に戻すという運転をしています。
冷房のように温度を下げる事がないので、肌寒さを感じる梅雨など気温はそこまで高くないけれど除湿をしたいという時に向いています。
 
弱冷房除湿
微弱な冷房運転で、室内の気温を下げながら除湿するのが弱冷房除湿です。
蒸し暑さを感じる梅雨や雨、夏など、気温も湿度も高いという日に向いた除湿機能です。
ご家庭のエアコンにはどの除湿機能があるのかをもう一度チェックして、効率的に使う事が省エネに繋がるといえますね。
 
 
そもそも冷房と除湿どちらが電気代がかかるの?
これまでの説明からいくと、電気代が安い順は
 
1.弱冷房除湿
2.冷房
3.再熱除湿
 
となりますが、
 
例えば就寝時、寝苦しいけれど冷え性だという方は再熱除湿が適しているといえますし、冷え性だからと真夏の高温多湿の時に再熱除湿を使用すると気温が下がらないわりに電気代がかかってしまう。また、電気代が安いなら、と弱冷房除湿ばかりを使うと時期によっては肌寒さを覚えてしまったりと、それぞれの用途にあった使い方をする事が大切です。
 
まとめ
冷房と除湿について、簡単ではありますが解説をしてみました。
エアコンをもっと上手に使って、省エネを目指しましょう。