お知らせ
2021.09.02 Thu

夢の核融合発電って❓

核融合発電(かくゆうごうはつでん)とは物質の反応である核融合によって発生されるエネルギーを用いて電力を作る方法のことです。
まだ、実用化はされていませんが、核融合発電は、現行の原子力発電に比べて安全で、燃料が無尽蔵に近い。
実用化すれば原子力発電を置き換え、化石燃料がいらなくなるとの期待がある「夢のエネルギー」だと期待されてます。 

現在運転されている原子炉では、核分裂反応を利用しています。
核分裂では、ウランやプルトニウムなどの重い原子核が中性子を吸収して軽い原子核に分裂する際に発生するエネルギーを原子炉で取り出して発電します。
一方、核融合反応は核融合の燃料として、軽くて燃えやすい水素の同位体である重水素と三重水素(トリチウム)を用います。
重水素と三重水素の原子核を融合させると、ヘリウムと中性子ができます。
このとき、反応前の重水素と三重水素の重さの合計より、反応後にできたヘリウムと中性子の重さの合計の方が軽くなり、この軽くなった分のエネルギーが放出されるのです。
また、核融合反応では、少量の燃料から膨大なエネルギーが発生し、例えば、1グラムの重水素−三重水素燃料からタンクローリー1台分の石油(約8トン)に相当するエネルギーを得ることができるそうです。

安全性や、デメリットはないのかなど気になります。
次回からはそのあたりを調べてみたいと思います。