潮力発電・潮汐発電の仕組み
潮汐流(潮汐による海水の移動)が持つ運動エネルギーを電力に変える潮力発電(ちょうりょくはつでん)、潮汐発電(ちょうせきはつでん) というのもあります。
地球の自転や月の公転に伴って海水が満ち引きします。
湾を堤防で閉め切り、潮の満ち引きに合わせて開放したりして湾の内側と外側の海面の高低差を作り、それにより水の流れを作りだしその力でタービンを回して発電します。
海水を利用する発電には、他にもあります。
黒潮など潮の流れを利用して海中浮遊式の海流発電装置が海流エネルギーによりタービンを回転させ発電する『海流発電』。
温かい海面と深海との温度差を利用して発電する『海洋温度差発電』。
淡水と海水(塩水)の性質を利用した「塩分濃度差発電」などの研究も進められているそうです。
日本は排他的経済水域第6位という海洋国であり、海洋再生可能エネルギーについて大きなポテンシャルを有しているのです。