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2025.08.26 Tue

【専門家が警鐘】その水分補給、間違いかも?「水は1日2L」など6つの誤解を徹底解説!

 
水分補給
 
こんにちは!情熱電力です。
猛暑が続く日本の夏、健康管理の基本として「水分補給」を意識されている方は多いのではないでしょうか。私たちもお客様の健やかな毎日を応援する中で、健康に関する情報には常にアンテナを張っています。そんな中、水分補給に関する気になる記事(*1)を見つけましたので、今回はその内容を深掘りし、皆様にご紹介したいと思います。
実は、良かれと思って実践している水分補給が、専門家から見ると「俗説」である可能性が指摘されています。適切な水分補給は、体温調節やエネルギー生成といった生命維持活動に不可欠なだけでなく、近年の研究では慢性疾患や早期死亡のリスク低下にも関連すると報告されています。
この記事を読めば、あなたの水分補給の常識がアップデートされ、より効果的に健康を維持するヒントが見つかるはずです。さっそく見ていきましょう。
 
(*1)参照記事: 日本経済新聞「水分補給の6大誤解 『1日2リットル』『コーヒーやお茶はNG』
 
知っておきたい!水分補給にまつわる6つの新常識
私たちは「1日に水を2リットル飲もう」「喉が渇いたら水分補給」といった情報をよく耳にしますが、最新の研究や専門家の見解では、これらが必ずしも正しくないことが分かってきました。健康意識の高いあなたにこそ知ってほしい、水分補給のアップデート情報をご紹介します。
 


 
誤解1:成人は毎日2リットルの水を飲むべき
【真相】必要な水分量は人それぞれ。食事からの水分も重要です。
「1日2リットル」は覚えやすい目安ですが、実は科学的根拠が明確なわけではありません。本当に必要な水分量は、体格、活動量、気温や湿度といった生活環境によって大きく異なります。
実際に、全米科学・工学・医学アカデミーは、食事から摂取する水分も含めて、以下の量を推奨しています。
 
成人女性:1日あたり 2.7リットル
成人男性:1日あたり 3.7リットル
 
特に夏場や運動時は、目に見える汗をかいていなくても呼吸や皮膚から水分が失われるため、より多くの水分が必要になります。
 


 
誤解2:喉の渇きが水分補給のサイン
【真相】「喉が渇いた」はすでに水分不足の警告灯!
喉の渇きは、車の燃料残量警告灯のようなもので、感じた時にはすでに体が水分不足に陥っているサインです。体内の水分がわずか1〜2%失われるだけでも、身体能力や認知機能に悪影響を及ぼすことが研究で示されています。
より正確な指標は「トイレの頻度と尿の色」。起きている間、2〜3時間おきにトイレに行き、尿の色が透明〜薄い黄色であれば、適切に水分が足りている証拠です。
 


 
誤解3:水分は飲み物からしか補給できない
【真相】食べ物からも水分は補給できます!
実は、私たちは摂取する水分のうち、かなりの量を食事から得ています。ある報告(*2)によれば、日本人は食物由来の水分が51%を占めるとも言われています。
特に、スイカ、キュウリ、トマト、ベリー類といった夏野菜や果物は水分が豊富。毎日の食事にこれらを意識的に取り入れることで、効率よく水分を補給できます。
 
(*2)参照: 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」で紹介された報告
   ┗ 第2章 各論 項目: ミネラル(多量ミネラル)詳細項目: 1. 水
 


 
誤解4:一度にたくさん飲んでおけば安心
【真相】「がぶ飲み」は逆効果!こまめな補給が吸収のカギ。
一度に大量の水を飲むと、体は吸収しきれずに排出してしまいます。それだけでなく、まれに体内のナトリウム濃度が急激に低下する「低ナトリウム血症(水中毒)」を引き起こす危険性も。
大切なのは、一日を通してこまめに水分を摂取することです。1時間おきにコップ一杯の水を飲むなど、習慣づけることで体への吸収効率も高まります。
 


 
誤解5:コーヒーやお茶は利尿作用があるからNG
【真相】コーヒー、お茶も水分補給になります!
これは非常に根強い俗説ですが、専門家は明確に否定しています。コーヒーや緑茶に含まれるカフェインには利尿作用がありますが、それ以上に含まれる水分量の方がはるかに多いため、結果として水分補給にカウントできます。
もちろん、水が最もシンプルで優れた水分補給源ですが、コーヒーやお茶が好きなら我慢する必要はありません。炭酸水も同様に水分補給として有効です。
 


 
誤解6:運動中は水よりスポーツドリンクを飲むべき
【真相】運動の強度と時間によります。
全ての運動でスポーツドリンクが必須なわけではありません。
・水で十分なケース: 短い散歩や、涼しい環境で1時間未満の運動
・スポーツドリンク等が推奨されるケース: 汗をかきやすい人、1時間を超える激しい運動
激しい運動で大量に汗をかいた場合は、水分だけでなくナトリウムなどの電解質も失われるため、スポーツドリンクや電解質パウダーで補給するのが効果的です。また、運動前から水分を摂っておくこともパフォーマンス維持に重要です。
 


 
まとめ
今回は、水分補給に関する6つの誤解と、専門家が推奨する正しい知識をご紹介しました。
・必要な水分量は人それぞれ。食事からも意識的に摂ろう。
・「喉が渇く前」に「こまめに」飲むのが基本。
・尿の色と頻度を健康のバロメーターにしよう。
・コーヒーやお茶も水分補給の一環としてOK!
・運動時の飲み物は、強度や時間に合わせて賢く選ぼう。
正しい知識で、夏バテや熱中症に負けない健康な体づくりをしていきましょう!
 


 
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この記事に関連するページ
・厚生労働省「健康のため水を飲もう」推進運動
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000205776.pdf
 国が推奨する水分補給の重要性や具体的な方法について分かりやすく解説されています。
・国土交通省 「健康のため水を飲もう」推進運動
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/watersupply/stf_seisakunitsuite_bunya_topics_bukyoku_kenkou_suido_nomou_index.html
・環境省 熱中症予防情報サイト
https://www.wbgt.env.go.jp/