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2025.11.29 Sat

アメリカLNG輸出ブーム到来!日本の電気代は安くなる?世界のエネルギー事情最前線

 
アメリカ 米国
 
日本は円安が進みエネルギー価格が高止まりしていますが、トランプ米大統領は米国の天然ガスを増産し、LNGの輸出を拡大する方針を打ち出している模様です。今後の日本のエネルギー価格に関係するであろう気になる記事があったので調べてみました。
世界の液化天然ガス(LNG)市場が、これまでの供給不足から供給過剰への大きな転換点を迎えるかもしれないという内容です。アメリカで新しいLNG生産設備が次々と稼働し、輸出量が過去最高水準に達しているとのこと。これが続けば、世界のLNG価格が下がり、燃料の多くを輸入に頼る日本の電気代にも良い影響が出るかもしれません。今回は、アメリカのLNG輸出ブームの現状と、今後の見通し、そして私たちの生活にどう関係してくるのかを詳しく見ていきます。
 


 
アメリカで「空前のLNG輸出ブーム」が発生中
世界のエネルギー市場で今、アメリカのLNG(液化天然ガス)輸出が急速に拡大しています。欧州調査会社ケプラーによると、米国のLNGの月間輸出量は10月に990万トンに達し、初の1千万トン台に迫る過去最高水準となりました。
この背景には、アメリカ国内での新規プロジェクトや設備拡張が順調に進んでいることがあります。 例えば、米LNG生産大手のベンチャーグローバルがルイジアナ州で建設中の「プラークミンズLNG」施設は、10月に214万トンを輸出し、9月から38%も増加しました。また、米シェニエール・エナジーが設備を拡張中のテキサス州「コーパスクリスティ」も、10月に過去最高の155万トンを輸出しています。
 
今後も続く?米国のLNG生産拡大
この供給増加の流れは今後も続くと見られています。 建設遅延が続いていたテキサス州の「ゴールデンパスLNG」も、いよいよ運転開始が迫っているようです。ケプラーの片山剛プリンシパルアナリストによると、従来の見通しより早い2026年2月から本格的に輸出を開始する可能性が指摘されており、26年には年間で560万トンの輸出が見込まれています。
 
世界のLNG価格は下落傾向へ?
こうした持続的な供給増の見込みから、世界のガス市場では価格の先安観が強まっています。 アジアのLNG指標である「JKM(ジャパン・コリア・マーカー)」の先物曲線(将来の価格予測)は、季節的な変動を除けば、将来になるほど価格が安くなる「右肩下がり」を描いています。
具体的には、28年半ば時点のJKM価格は100万BTU(英国熱量単位)あたり8.8ドルと予測されており、足元の同11ドル台前半と比べて2割程度安い水準です。これは、市場が将来の「供給過剰」を価格に織り込んでいることを示しています。
 
日本への恩恵と潜在的リスク
LNG価格の低下は、LNGの多くを輸入に頼り、主に火力発電の燃料として利用している日本にとって朗報です。市場価格が下がれば、調達コスト全体の抑制につながり、最終的には家庭の電気料金にも反映される可能性があります。
一方で、懸念材料も存在します。 アメリカがLNG輸出を急拡大させた結果、米国内のガス需給が引き締まり、国内のガス価格(ヘンリーハブ先物)が8カ月ぶりの高水準に急騰する場面もありました。
これまでは、輸出設備の制約から米国内のガス価格はアジアや欧州に比べて大幅に安い水準にありました。しかし今後、輸出が増えることで米国内の価格が上昇し、アジアや欧州の価格が下落することで、内外の価格差が縮小する可能性があります。
もし米国内のガス価格上昇が続いた場合、アメリカが自国の物価安定を優先し、輸出を抑制する政策に転じるリスクもゼロではありません。国際エネルギー機関(IEA)のアナリストも、日本のエネルギー安全保障のためには、米国一国に頼るのではなく調達を多様化する必要性を指摘しています。
 
まとめ
アメリカでのLNG生産・輸出ブームは、世界のエネルギー需給バランスを「供給過剰」へとシフトさせ、将来的には日本の電気料金にもプラスの影響を与える可能性を秘めています。 しかし、同時に米国内の価格動向や政策変更といったリスクも抱えています。エネルギーを輸入に頼る日本としては、調達先を多様化しつつ、世界のエネルギー事情を引き続き注視していくことが重要です。
 
情熱電力からのお知らせ
本文でご紹介したように、世界の燃料価格はさまざまな要因で常に変動しており、私たちの電気料金にも密接に関わっています。 情熱電力では、こうした市場の動向を常に注視し、お客様に少しでも安定的かつ安価なエネルギーをお届けできるよう日々努めております。 ご家庭やオフィスの電気料金の見直し、コスト削減に関するご相談がございましたら、ぜひお気軽に情熱電力までお問い合わせください。
 
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