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2026.01.03 Sat

系統用蓄電池の保証金が2倍に!エネ庁が打ち出した「空押さえ」対策と参入ルールの変更点

 
系統用蓄電池保証金2倍に
 
系統用蓄電池に関する気になる記事があったので調べてみました。経済産業省・資源エネルギー庁の有識者会合において、系統用蓄電池が送電網(系統)に接続する際のルールを厳格化する方針が示されました。
現在、再生可能エネルギーの有効活用に向けて系統用蓄電池への注目が急増していますが、一方で実態を伴わない「系統の空押さえ」が課題となっています。今回のルール変更は、事業検討を進める皆様にとって初期コストや手続きのスケジュールに大きな影響を与える内容です。
この記事では、具体的に何が変わるのか、事業者が注意すべきポイントを整理して解説します。
 


 
系統用蓄電池の参入ルール変更:3つの主要ポイント
資源エネルギー庁の「次世代電力系統ワーキンググループ(WG)」で提案された主な変更点は以下の通りです。
 
1. 契約時の保証金が「5%から10%」へ倍増
事業者が系統接続の契約を申し込む際に支払う保証金が、現行の倍に引き上げられます。
・保証金額の変更:概算工事費負担金の5%から10%に引き上げ。
・支払い条件の厳格化:工事費負担金の支払いについても、初回入金時に最低で 全体の50%を支払うよう求められる。
これは、安易な申し込みによる系統の確保を抑制し、確実に事業を実施する意思のある事業者を優先するための措置です。
 
2. 「土地の使用権原」の証明書類が必須に
これまでは曖昧だった用地確保の証明についても、明確な期限が設けられます。
・提出期限:一般送配電事業者の連系承諾から2カ月以内
・必要書類:登記簿謄本や賃貸借契約書の写しなど、その土地を使用する権利があることを証明する書類
・ペナルティ:期限内に書類を提出しない場合、連系予約は取り消しとなります。
 (事業者ごとに「合理的な理由」がある場合は提出期限の延長も検討)
 
3. 電源新設情報の更新頻度が「半年に1回」へ
系統混雑の予見性を高めるため、情報の透明性も向上します。
・更新頻度:これまでの年1回から半年に1回へと増加
・目的:再生可能エネルギー発電事業者の出力制御シミュレーションの精度向上や、系統情報の適切な把握につなげる狙い
 
今回の措置の対象となる電源
今回のルール変更は、主に以下の条件に該当するものが対象となります。
対象:系統用蓄電池(非FIT・非FIP電源を含む)
位置付け:将来に向けた「暫定的」な措置
資源エネルギー庁は、混雑時の充電制限を前提に、容量を確保しなくても系統接続できる仕組みづくりも並行して進める方針です。
 
まとめ
系統用蓄電池を取り巻く環境は、これまでの「早い者勝ち」から「確実な事業計画を持つ者」が優先されるフェーズへと移行しています。
・初期コストの増大:保証金の倍増により、キャッシュフローの精査がより重要になります。
・迅速な用地確保:2カ月というタイトな期限内に権利証明を完了させる必要があります。
・情報の活用:半年ごとに更新される最新の系統情報をチェックし、精度の高い事業シミュレーションを行うことが成功のカギとなります。
参入障壁は高まったように見えますが、これは健全な市場形成のためのプロセスです。適切な準備を行う事業者にとっては、空押さえが排除されることで、むしろ事業を進めやすい環境が整っていくと言えるでしょう。
 


 
情熱電力からのお知らせ
情熱電力では、系統用蓄電池の導入を検討されている事業者様を全力でバックアップいたします。今回のルール改正により、「工事費負担金の10%保証」や「2カ月以内の権原証明」といったハードルが課されることになりました。弊社では、これらの新しい規制に対応した事業計画の策定から、資金計画のアドバイス、確実な用地確保に向けたサポートまで一貫して承っております。
 
「自分の計画が新ルールに適合しているか不安だ」「資金繰りのシミュレーションをやり直したい」といった
ご相談も大歓迎です。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
 
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