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2024.05.07 Tue

【解説!】再生可能エネルギーの出力抑制①

 
弊社の本社がある長野県は太陽光発電設備が多く存在しており
お客さまとの会話の中で「出力抑制された!」という話題があがることが多くなりました。
 
そこで今回は「再生可能エネルギーの出力抑制」について取り上げます。
 
再生可能エネルギーの出力抑制は太陽光発電や風力発電による発電量が
各エリアの電力需要に比べて多くなり過ぎるときに「出力抑制」が実施されています。
 
出力抑制は、
一般送配電事業者(発電所で生み出した電力を消費者に届ける役目を担う事業者)の指示により
発電事業者が太陽光発電所や風力発電所の出力を抑制する仕組みなのですが、
この出力抑制に対して発電者に補償はないため発電事業者は売電によって得られたはずの利益が手に入りません。
さらに、出力抑制によってせっかく発電した再生可能エネルギー電力をただで捨ててしまうことになるのです。
 
「電力をただで捨ててしまうことになる」のになぜ出力抑制が行われるのか。
 
経済産業省 資源エネルギー庁に「出力制御について」というページがありました。
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/grid/08_syuturyokuseigyo.html
 
このページでは
”出力制御には、① 需給バランスによるものと、② 送電線の容量(電力系統の安定性を含む)によるものがあります。”と
説明されています。
 
というところで、ちょっと長くなりそうなので
次回、【解説!】再生可能エネルギーの出力抑制② 以降へ つづく。