【解説!】系統用蓄電池①
先日、2つの蓄電池関連のセミナーに参加しました。
このところ電力業界では蓄電池の話題が豊富で、
実際に取組みを始められている企業さんも多いのが現状ですが
弊社的には「要するにペイするのか」というところが
なかなか不透明だよな~というのが率直な感想です。
とはいえ、弊社も設置するならココにという具体的なプランはあり
具体的な方法の検討や、導入設備の検討段階には入っており
できるだけ早急に運用まで持っていってはやく実際のデータが欲しいなぁと考えています。
にわかに注目されている蓄電池ですがその中でもココでは
これから数回に分けて「系統用蓄電池」について書いていこうと思っています。
ということでまずは
系統用蓄電池とは?
電力系統や再生可能エネルギー発電所などに接続する蓄電池のことで、
電力系統(送配電、電線などの電力システム)につないで利用され
蓄電池を再エネ発電所や基幹系統につなげば電力が余った時には蓄電し
電力が不足した時には放電することができ系統電力の安定化を図ることができます。
つまり、
発電量が多い時間(太陽光稼働時)や電力需要が少ない時間に電力を貯め
発電量が減る時間(太陽光非稼働時)や電力需要が多い時間に電力を流すことができれば
電力量も安定しますし、電力市場の価格も安定的になる。ということです。
以前にここでも書きましたが
先日も電力がひっ迫して、他エリアからの電力融通が行われたばかりですし
再生可能エネルギーの出力抑制回数も増えていますので
系統用蓄電池の重要性を実感しています。