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2021.08.23 Mon

A(アンペア)、V(ボルト)、W(ワット)って何❓

 
A(アンペア)は、電気の流れる量(電流)を表します。
V(ボルト)は、電気を押し出す力(電圧)を表します。日本のご家庭には通常100Vの電圧が届いています。
W(ワット)は、実際に消費される電気エネルギー(電力)を表します。
(消費電力には「有効電力」「無効電力」「皮相電力」と呼ばれる3種類があり、
それについてはまた今度の機会にお伝えしたいと思います。)
 
簡単にこの関係を表す式は
電力(W)=電圧(V)×電流(A)となります。(実際の消費電力は、これに電気機器の力率※をかけます。)
(※力率とは電圧と電流の積に対する消費電力の比率をあらわす係数です。)
力率は交流電力の効率を表しているともいえます。
電熱の仕組みを持つ電気機器を除き、国内で流通している電気機器は、
ほとんどがコイル成分を持っているため、ほとんどの電気機器は力率は100%を下回るが、
一般家庭用なら大きく影響しないので、ここでの説明では省かせていただきます。)
 
例えば、消費電力が1000Wの卓上電気コンロを使用する場合、
1000W÷100V=10Aとなり、「1000Wの卓上電気コンロを使用するときに10Aが必要」ということになります。
 
ちなみに、毎月お届けしている『電気料金のお知らせ』に表示されている、
電気の使用電力量はkWh(キロワットアワー)という単位です。
 
式にすると、電力量(Wh)=電力(W)×使用時間(h)
例えば、100Wの電球を1時間使用すれば、消費電力量は100(W)×1(h)=100Wh、
10時間使用すれば、100(W)×10(h)=1,000Wh=1kWh(キロワットアワー)となります。
 
ご家庭で使用されている家電の消費電力量
(家電のどこかに貼ってあるシールなどに小さく記載されたり、説明書に記載されています。)
はそれぞれどのくらいかな?
それに対して先月は電気使用量はどうだったかなあ?と見てみるのもおもしろいかもしれませんね。