お知らせ

INFO

2025.05.31 Sat

【110万円で買える超小型EV】維持費は原チャリ並み!今注目されるワケ

 
超小型EV
 
電気自動車(EV)といえば「高価」「充電の手間」「大型で扱いにくい」といったイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし今、そんな常識を覆す“超小型で手ごろなEV”が登場し、注目を集めています。価格は約110万円、維持費は原付バイク並み。家庭用コンセントでの充電も可能で、通勤・買い物・送迎といった日常の足にちょうどいいサイズ感です。
今回は、このような新しいモビリティの特長や、なぜ今の日本の暮らしにフィットするのかを掘り下げます。EV導入に興味がある方や、サブの移動手段を検討中の方は必見です。
 


 
1. いま注目される“超小型EV”とは?
都市部や住宅街の狭い道路でも取り回しがしやすく、駐車スペースを選ばないコンパクトな電気自動車。
全長は約2.6メートル、幅は1.3メートル程度で、2人乗りの小さな車体ながら、日常生活の多くのシーンに対応します。
航続距離は約100km~160km、最高速度は約60km/hで、短距離移動に最適です。
 


 
2. “ちょうどよさ”が光る3つの理由
1.サイズ感が日本の道路にマッチ
2.家庭用電源で充電できる手軽さ
3.ゼロエミッションで環境にもやさしい
※ゼロエミッションとは、走行時に二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガスを一切排出しないことを意味します。電気自動車は排気ガスを出さないため、地球温暖化対策や大気汚染の抑制にも貢献します。
このような理由から、地方・都市部問わず導入のハードルが低く、ライフスタイルに寄り添うモビリティとして支持を集めています。
 


 
3. 維持費は原付並み?気になるランニングコスト
・車検不要・重量税ゼロ
対象となる超小型EVは、道路運送車両法上「第一種原動機付自転車(ミニカー登録)」扱いとなるため、通常の自動車のような車検義務や重量税の納付がありません(※自家用乗用車は車検が2年ごと、重量税も課税対象)。
・自動車税は年間2,000円程度
原付ミニカーの自動車税(軽自動車税)は、多くの自治体で年額2,000円と定められています(市区町村課税)。これは125cc以下の原動機付自転車(二輪)よりやや高いが、自動車とは比べ物にならない低さです。
・自賠責保険も年間5,000円前後
自賠責保険料は法定の最低限補償を提供する保険で、ミニカー登録されたEVの場合、12か月契約で約5,000円前後(2025年5月現在の基準)となっています。自家用軽自動車(24か月:17,650円)と比べても負担は軽いです。
充電コストも1回あたり100円以下といわれており、ガソリン車と比較しても圧倒的に経済的です。
 


 
4. 想定される利用シーンとユーザー層
・シニア世代の日常の足として
・子育て世帯の送迎や買い物に
・自営業者のちょっとした営業移動に
・企業の社用車・配送用EVとして
小回りが利き、操作もシンプルなため、幅広い世代で活用可能です。
 


 
5. 超小型EVの課題と将来性
超小型EVはメリットが多い一方で、現時点ではいくつかの課題も抱えています。しかし、その多くは制度や社会インフラの発展によって改善の余地があります。
🚧 現状の主な課題
・高速道路の走行不可
原動機付自転車(ミニカー)として登録されるため、最高速度が制限されており、高速道路や一部のバイパスなどは走行できません。用途が基本的に「生活圏内」に限られる点がネックです。
・衝突安全性の懸念
車体が小さく軽量なため、万一の衝突時には通常の乗用車に比べて乗員保護性能に限界があります。安全面への不安が、普及のブレーキになっている面もあります。
・充電設備の整備状況
超小型EVは家庭用100Vでも充電可能なケースが多いとはいえ、マンションや集合住宅ではコンセントが設置されていない場合も多く、充電環境の整備が進むことが求められます。
・利用に関する法制度が未成熟
たとえば、自治体によってはミニカー用の駐車スペースが整備されておらず、専用ナンバーや自動車専用道路との関係など法制度上の「グレーゾーン」が残る部分もあります。
 
🌱 今後の可能性と広がる活用領域
・自治体や企業の導入が加速
すでに一部の地方自治体では、超小型EVを高齢者の移動支援や地域巡回車両として活用する実証実験が行われています。また、配達用EVとして企業が導入するケースも増えてきました。
・環境規制との親和性
CO₂排出を抑えるゼロエミッション車としての価値は今後さらに高まります。大都市圏では「脱ガソリン車」への規制強化が予想されており、マイクロモビリティとしての超小型EVはその有力な選択肢になり得ます。
・技術革新による性能向上
バッテリーの高性能化や軽量素材の導入、コネクテッド機能の搭載により、今後のモデルではより安全で便利な進化も期待できます。
 
超小型EVは“生活密着型モビリティ”として、多くの可能性を秘めています。社会のニーズに合わせて、制度・インフラ・技術が整備されていく中で、より多くの人々の選択肢になっていくことでしょう。
 


 
まとめ
手ごろな価格と低ランニングコストで実現した超小型EVは、未来の移動手段として非常に現実的な選択肢です。大きな車を持たずとも、電動モビリティで日々の暮らしをもっと身近に、そしてもっとサステナブルに変えることが可能です。
これからの移動は「大きくて速い」ではなく、「ちょうどよくてムダがない」がキーワードかもしれません。
 
情熱電力からのお知らせ
超小型EVという選択肢も!暮らしが変わる今、電気の使い方も見直しませんか?
情熱電力では、ご家庭のEV導入をサポートする最適な料金プランや、夜間充電に適したプランのご提案を行っています。
EV導入後の「電気代が不安…」という方も、ぜひ一度ご相談ください!
 
👉 お問い合わせはこちら:https://jo-epco.co.jp/contact
 


 
関連ページ
国土交通省:超小型モビリティについて
経済産業省:政策一覧 『自動車』