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2026.03.06 Fri

日本の電気はどこから来ている?電源構成とエネルギー輸入の現実をわかりやすく解説

 
解説します。
 
私たちは日常生活の中で、照明やエアコン、スマートフォン、パソコンなど、さまざまな場面で電気を使っています。しかし、その電気がどこで作られ、どのようなエネルギーから生まれているのかを意識する機会はあまり多くありません。
 
実は日本の電気の多くは火力発電によって作られています。そして、その燃料の多くは海外から輸入されたエネルギー資源に依存しています。つまり、日本の電力は世界のエネルギー市場や国際情勢と密接に関わっているのです。
例えば、中東情勢の緊張やエネルギー輸送ルートの問題などは、燃料価格や電力市場に影響を与える可能性があります。ただし、日本のエネルギー供給は一つの地域だけに依存しているわけではなく、複数の国から資源を輸入することでリスク分散も図られています。
この記事では、日本の電気がどのような電源で作られているのか、そして日本がどれくらいエネルギー輸入に依存しているのかについて分かりやすく解説します。
 


 
日本の電気はどのように作られている?
日本の電力は主に次のような発電方法によって作られています。
 
・火力発電(LNG・石炭・石油)
・再生可能エネルギー(太陽光・風力など)
・水力発電
・原子力発電
 
この中で最も割合が大きいのが火力発電です。
火力発電は燃料を燃やして蒸気を作り、その力でタービンを回して発電する仕組みです。
特に日本では、LNG(液化天然ガス)を使った火力発電が主力電源となっています。
 


 
日本はエネルギー資源を多く輸入している
日本はエネルギー資源が豊富な国ではありません。
 
そのため
 
・原油
・LNG(天然ガス)
・石炭
 
などの多くを海外から輸入しています。
 
日本のエネルギー自給率は約15%(原子力含む)とされており、主要国の中でも低い水準です。
 
つまり、日本の電力は
海外のエネルギー資源に大きく依存している
という特徴があります。
 


 
LNGはどこから輸入している?
日本が輸入するLNGの主な供給国は次の通りです。
 
・オーストラリア
・マレーシア
・アメリカ
・カタール
・インドネシア
・ロシア
・ブルネイ
 
特にオーストラリアは日本最大のLNG供給国となっています。
なお、日本のLNG輸入はオーストラリアなどからの割合も大きく、中東だけに依存しているわけではありません。
 


 
国際情勢が電気料金に影響する理由
燃料を海外に依存しているため、日本の電気料金は
 
・原油価格
・LNG価格
・為替(円安)
・国際情勢
 
などの影響を受けやすい特徴があります。
 
例えば
 
・中東情勢の緊張
・エネルギー輸送ルートの問題
・世界的な燃料需要の増加
 
などが起きると、燃料価格が上昇し発電コストに影響する可能性があります。
 
電気料金とエネルギー価格の関係については、こちらの記事でも解説しています。
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再生可能エネルギーの役割
こうした背景から、日本では
 
・太陽光発電
・風力発電
・水力発電
 
などの再生可能エネルギーの導入も進んでいます。
再生可能エネルギーは燃料を輸入する必要がないため、エネルギー安全保障の観点からも重要な電源とされています。
 


 
エネルギーの多様化が重要
日本では現在
 
・再生可能エネルギー
・蓄電池
・原子力
・水素エネルギー
 
など、さまざまな電源の活用が検討されています。
 
一つのエネルギーに依存するのではなく、
電源を多様化することが安定供給につながる
と考えられています。
 


 
まとめ
日本の電気は国内の発電所で作られていますが、その燃料の多くは海外から輸入されたエネルギー資源に依存しています。
特に火力発電の燃料となるLNGや石炭、原油は海外からの輸入に頼っています。
日本のエネルギー自給率は約15%(原子力含む)と低く、燃料価格や為替、国際情勢などの影響を受けやすい特徴があります。
電力の仕組みやエネルギー事情を理解することは、電気料金やエネルギー政策を考えるうえでも重要と言えるでしょう。
 


 
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参考リンク
・資源エネルギー庁:日本のエネルギー 2023年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」