お知らせ

INFO

2026.02.10 Tue

「みりん」が自由に買えなかった時代!?昭和100年に問い直す「規制緩和」とデジタル時代の新常識

 
「みりん」が自由に買えなかった時代
 
日経ビジネスに「昭和100年 『みりんがスーパーで買えなかった』規制緩和の歴史と残る課題」という気になる見出しがあったので調べてみました。
令和の今、私たちが当たり前のように享受しているサービスの多くは、実は幾多の「規制緩和」という壁を乗り越えて実現したものです。1980年代(昭和50年代後半)から通信や電力、運輸といった分野で競争が始まり、かつては「火事になる」と反対されたガソリンスタンドのセルフサービスも、今や日常の光景となりました。
しかし、記事の中で元閣僚の大田弘子氏は、今なお「できない理屈」がイノベーションを阻んでいると指摘します。昭和から続く「業法」の縦割りが、デジタル時代の進化に追いつけていないというのです。時代の変わり目である「昭和100年(2025年)」を前に、なぜ日本は変わらなければならないのか。私たちの生活に直結する規制改革のリアルと、その先にある未来について、深掘りしていきます。
 


 
■かつて「みりん」は酒類免許がないと売れなかった
今でこそスーパーの調味料コーナーに並んでいる「本みりん」ですが、かつては酒類免許のない店舗では販売できませんでした。1996年(平成8年)にようやく「みりん小売業免許」が新設され、私たちが日常的にスーパーで手に取れるようになったのは、実はその10年後の酒税法改正を待つ必要がありました。
驚くべきは、当時の議論です。「自由に買えるようになると、キッチンドリンカーが増える」といった、現代から見れば首をかしげたくなるような「できない理屈」が、改革の足かせとなっていました。
 
■「守るための規制」が「進化を止める壁」に
戦後の混乱期、1948年(昭和23年)に制定された「旅館業法」などは、衛生状態を向上させ、消費者が安心して利用できるようにするための「必要な規制」でした。しかし、大田氏は「一度決まった規制は、既得権益を守るために使われてしまう」と警鐘を鳴らします。
現在、以下の分野では依然として古い規制が残っており、株式会社の参入や自由な競争が制限されています。
 
・農業: 株式会社による農地所有の制限(直近の「令和の米騒動」も供給側優位の構造が要因の一つ)。
・医療・介護・保育: 参入障壁や競争条件の不平等。
 
欧米や中国が「まずはやってみて、失敗したら直す」というスタンスであるのに対し、日本は「失敗したら誰が責任を取るのか」というネガティブな反応が先行しがちです。これが、デジタル時代のスピード感を阻害する要因となっています。
 


 
■デジタル化と「若者の声」が未来を拓く
この停滞を打破する鍵は、「デジタル化による意思決定の刷新」と「ユーザー視点」です。
大田氏は、省庁横断的に業法を見直し、20代・30代の若者に対しデジタルを活用した世論調査を行うべきだと提言しています。「10年後も今のままでいいですか?」という問いに対し、現状維持を望む若者は少ないはずです。供給者(業者)有利の政策決定システムから、消費者(ユーザー)有利のシステムへ。この転換こそが、日本の持続的な成長には不可欠です。
 


 
まとめ
「昭和100年」という言葉は、単なる暦の区切りではありません。戦後の復興を支えた昭和の成功体験や規制が、令和のデジタル社会において「制度疲労」を起こしていることを象徴しています。
規制は本来、産業の健全な発展と消費者の利益のためにあるべきものです。私たちは「できない理屈」に惑わされることなく、デジタル技術を駆使して、より合理的で透明性の高い社会を求めていく必要があります。供給者側の論理ではなく、私たち一人ひとりの「ユーザー視点」が、次の100年を創る原動力になるのです。
 


 
情熱電力からのお知らせ
情熱電力は、エネルギーの未来を「ユーザー視点」で切り拓きたいと考えています。
 
かつて電力もまた、地域独占の強い規制下にありました。2016年の電力小売全面自由化を経て、私たちは皆様に「選ぶ自由」を提案できるようになりました。しかし、真のエネルギー改革はまだ道半ばです。
私たちは、デジタル技術を活用した効率的なエネルギー供給と、地域社会に根ざした持続可能なサービスを通じて、古い慣習にとらわれない「新しい電力のカタチ」を追求しています。「10年後の未来がもっと明るくなるように」。情熱電力は、これからも規制の壁を情熱で変え、皆様の暮らしを支え続けます。
 
情熱電力のこのお知らせページでは、
情熱電力が注目した様々な事柄をピックアップして掲載させていただいております。
随時、このページを更新して参りますので
ご興味を持たれた方はまたこのサイトにお越しいただければ幸いです。
 


 
この記事に関連するページ
・日経ビジネス:昭和100年 「みりんがスーパーで買えなかった」規制緩和の歴史と残る課題
 ┗ この記事のネタ元です。
・内閣府:規制改革(https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/