ゾッとする夢の原因は夜食のチーズ?睡眠の質を高める食事のタイミングとは
気になる海外の記事があったので調べてみました。「夜中にチーズを食べると悪夢を見る」という話、一度は耳にしたことがありませんか?ただの迷信かと思いきや、どうやら私たちの食生活と睡眠、そして夢には、意外な関係があるようです。
「最近よく眠れない」「変な夢ばかり見てスッキリ起きられない」そんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。実はその原因、寝る前の何気ない習慣にあるのかも。
今回は、カナダの研究チームが発表した「食事と夢の関係」についての興味深いデータをご紹介します。なぜ特定の食べ物が夢に影響を与えるのか、そのメカニズムと、専門家が指摘する本当に大切な「食事のタイミング」について掘り下げていきます。毎日の睡眠の質をもう一段階アップさせるためのヒントが、きっと見つかりますよ。
眠れない夜の犯人はチーズ?気になる研究結果
カナダのモントリオール・サクレクール病院にある「夢と悪夢研究所」が、1000人以上の大学生を対象に興味深いオンライン調査を行いました。
それによると、回答者の約5.5%が「食べ物が夢の内容に影響する」と感じており、その原因として最も多く挙げられたのが、なんと「乳製品」や「デザート、甘いもの」だったのです。
特に、牛乳などでお腹がゴロゴロしやすいいわゆる「乳糖不耐症」の人が、就寝前にチーズなどを食べた場合、睡眠が妨げられ、悪夢を見やすい傾向にあることが示唆されました。これは、胃腸の不快感が睡眠中の脳に伝わり、夢の内容に影響を与えるためだと考えられています。
なぜ食べ物が夢に影響するの?
私たちの脳は、眠っている間も体と常に情報をやり取りしています。
寝る直前に食事をすると、体は本来休息モードに入るべき時間に、消化活動という重労働を強いられます。特にチーズのような脂質やタンパク質が豊富な食べ物は消化に時間がかかります。
この消化活動による胃腸の不快感(けいれん、ガスの発生、膨満感など)の信号が脳に送られると、それが夢の世界に反映されて、落ち着かない、不快な夢につながってしまう可能性があるのです。
専門家が本当に伝えたいのは「何を食べるか」より「いつ食べるか」
この研究に直接関わってはいないものの、複数の専門家が口を揃えて指摘していることがあります。それは、「何を食べるかだけでなく、いつ食べるかが非常に重要だ」ということです。
私たちの体には、昼は活動し、夜は休息するという「体内時計」が備わっています。就寝直前の食事は、このリズムを乱す大きな原因になります。
体が消化にエネルギーを使っていると、深い眠りである「レム睡眠」が妨げられ、夜中に目が覚めやすくなります。そして、このレム睡眠の途中で目が覚めると、見ていた夢を鮮明に思い出しやすくなるため、「悪夢を見た」と感じやすくなるのです。
つまり、悪夢を避けるためには、就寝の2〜3時間前には食事を終え、胃腸を休ませてあげることが快眠への近道と言えそうです。
まとめ
今回の調査結果から、「深夜のチーズが悪夢を直接引き起こす」と断定はできませんが、以下のことは言えそうです。
・就寝直前の食事は、消化活動で体の休息を妨げ、睡眠の質を低下させる。
・胃腸の不快感が、不快な夢につながる可能性がある。
・特に乳糖不耐症など、特定の食品で不調を感じやすい人は影響を受けやすい。
ぐっすり眠って気持ちの良い朝を迎えるために、食事は就寝の2〜3時間前までに済ませることを意識してみてはいかがでしょうか。何を食べるかはもちろん、食べる時間もコントロールして、睡眠の質を上げていきましょう。
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