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2025.08.19 Tue

「エアコンの風、無理!」そんなあなたへ。命を守る、残暑を乗り切るための賢い暑さ対策

 
鶴見さん 残暑
 
実は、私。エアコンが苦手なのですが、皆さまはいかがでしょうか。あの冷たい風に当たり続けると、どうも体がだるくなったり、頭がズキズキしたり…。夏は好きでも、屋内での冷えとの闘いに毎年悩まされています。
 
しかし、近年は「ちょっと暑い」では済まされない「災害級の猛暑」が続いていますよね。連日のニュースで熱中症の危険性が報道されるたび、「苦手だから」とエアコンを避けていては、本当に命に関わるのではないかと不安になります。
 
そんな中、「エアコンが苦手な人はどう猛暑に備えれば良いのか」という気になる日本経済新聞の記事を見つけました。調べてみると、熱中症で亡くなる方の多くがエアコンを適切に使っていなかったという衝撃の事実が。この記事では、私と同じようにエアコンが苦手な方でも、快適かつ安全に猛暑を乗り切るための具体的な方法を、データを交えながら分かりやすくご紹介します。工夫次第で夏はもっと快適になります。一緒にこの夏を賢く乗り切りましょう!
 


 
危険な猛暑のサイン。熱中症死亡者の約9割がエアコン不使用という事実
「自分は大丈夫」と思っていても、近年の夏は私たちの想像をはるかに超える暑さになっています。気象庁によると、2025年7月は2024年7月よりも暑く、観測史上最も暑い7月となりました。もはや猛暑は日常であり、熱中症は誰にでも起こりうる非常に危険な状態です。
また、2025年は7月だけでなく、8月に入ってからも記録的な猛暑が続いており、8月5日には群馬県伊勢崎市で41.8℃を観測し、日本国内の観測史上最高気温も更新しています。
 
そして、特に深刻なのは室内での熱中症です。東京都監察医務院の調査(2024年夏・東京23区)によると、屋内で熱中症により亡くなった方のうち、エアコンがあったのに使っていなかった方が64%、そもそもエアコンが設置されていなかった方が22%にものぼりました。つまり、亡くなった方のおよそ9割が、エアコンを使っていない状態だったのです。
 
専門家は「エアコンは命を守る道具」だと断言します。わかってはいても、冷風が苦手だったり、「体に悪い」と感じたりして、使用をためらってしまう気持ちもよく分かります。では、どうすれば快適に、そして安全にエアコンと付き合えるのでしょうか。
 


 
【エアコン苦手さん向け】快適に使うための3つの工夫
我慢してエアコンを消すのではなく、「快適に使う」工夫を取り入れてみましょう。ポイントは「風」と「温度・湿度」です。
 
工夫1:扇風機やサーキュレーターで「風の流れ」を作る
エアコンの冷風が直接体に当たるのが苦手、という方は非常に多いです。そんな時は、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。
ポイントは、エアコンに背を向けるように扇風機を置き、部屋全体に空気を循環させることです。冷たい空気は下に溜まる性質があるので、空気をかき混ぜることで部屋の温度が均一になり、設定温度がそれほど低くなくても快適に感じられます。風が直接当たらないので、体の冷えすぎも防げます。
 
工夫2:最適な「温度・湿度」を見つける
専門家が推奨する室温は25〜28度、湿度は50〜60%です。エアコンの除湿(ドライ)機能をうまく使うと、温度を下げすぎなくても湿度が下がることで体感温度がぐっと涼しく感じられます。寝苦しい夜もタイマー機能を活用し、寝付くまでの1〜2時間だけつけるなど、自分の体調に合わせて調整してみましょう。
 
工夫3:「着るもの」で体温調節
「それでも寒い!」と感じる場合は、我慢せずに一枚羽織りましょう。薄手の長袖やカーディガン、ひざ掛け、レッグウォーマーなどを活用して、冷えやすい部分を守るのも有効です。「寒いなら消す」のではなく、「寒いから着る」という発想の転換が、熱中症対策と快適性を両立させるカギです。
 
【もしもに備える】エアコンが使えない時の「体を冷やす」裏ワザ
災害による停電などで、どうしてもエアコンが使えない状況も考えられます。そんな時のために、体を効果的に冷やす方法を知っておきましょう。
 
〇 気化熱を利用する方法
水が蒸発する時に熱を奪う「気化熱」を利用します。濡らしたタオルやハンカチで肌を拭き、うちわや携帯扇風機で風を送ると、ひんやりして気持ちよく、体温を下げることができます。霧吹きで体に水を吹きかけるのも効果的です。
 
〇 熱伝導を利用する方法
氷のうや、タオルで巻いた保冷剤、冷たいペットボトルなどを、太い血管が通っている場所に当てると効率的に体を冷やせます。
・首の付け根(両脇)
・脇の下
・足の付け根(股関節のあたり)
これらの場所を冷やすことで、冷えた血液が全身を巡り、体温を効果的に下げることができます。
 


 
まとめ
災害級の猛暑から命を守るためには、エアコンの適切な利用が不可欠です。エアコンが苦手な方も、扇風機を併用して風を循環させたり、服装で調整したりと、少しの工夫で快適に過ごすことができます。
 
「我慢」は熱中症の最も大きなリスクです。
 
自分の体調と相談しながら、まずは設定温度の見直しやサーキュレーターの導入など、できることから始めてみませんか?そして、万が一に備えて、エアコンなしで体を冷やす方法も覚えておき、この危険な夏を元気に乗り切りましょう。
 


 
情熱電力からのお知らせ
最後までお読みいただきありがとうございます。
快適な夏を過ごすためには、エアコンの上手な活用が欠かせません。しかし、そうなると気になるのが夏の電気代ですよね。
 
「電気代を気にせず、快適な室温で過ごしたい…」
 
情熱電力では、そんなお客さまの想いに応える、おトクな料金プランをご用意しております。ご家庭のライフスタイルに合わせたプランを見直すことで、電気代を賢く節約しながら、熱中症のリスクを減らすことができます。
 
この夏、我慢しない快適な暮らしを、情熱電力と一緒に始めてみませんか?
 
▼ 情熱電力へのコンタクトはこちらから → https://jo-epco.co.jp/contact/
 


 
■ 本記事の内容に関する参考ページ
この記事を作成するにあたり、以下の公的機関の情報を参考にいたしました。熱中症対策に関するさらに詳しい情報が掲載されていますので、ぜひご活用ください。
 
・環境省 熱中症予防情報サイト(https://www.wbgt.env.go.jp/
 暑さ指数(WBGT)の速報値や予測値、熱中症への対処法などが確認できます。
 
・厚生労働省 熱中症関連情報(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/
 熱中症予防のリーフレットや、職場における熱中症対策などがまとめられています。
 
・気象庁 熱中症から身を守るために(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/netsu.html
 熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に発表されるアラートの情報などを確認できます。