W(ワット)・kW(キロワット)・kWh(キロワットアワー)電気の単位がよくわからない。ということで
W(ワット)・kW(キロワット)・kWh(キロワットアワー)と
どれも皆さんがよく耳にするであろう電気の単位ですが、
皆さん聞いたことがあってもよくわからないという方が多いのではないでしょうか。
これら以外にも電気関係で関連する単位として、
A(アンペア)・kVA(キロボルトアンペア)・V(ボルト)などの単位が用いられますが
今回は、W(ワット)・kW(キロワット)・kWh(キロワットアワー)についてご説明します。
まず、W(ワット)ですが、
電気の単位 W (ワット)は単位時間あたり(1秒)に消費される電気エネルギーの(パワー)量を表す単位です。
家電製品の消費電力量はワットで表示されることが多く、
電球などに記載されている「40W」・「60W」などがこれにあたります。
一般的に40Wの電球より60Wの電球の方が明るいということで発光パワーが強くなり、
消費電力量も多くなるという仕組みです。
つまり、W 数が大きい製品の方がパワーも大きくなり、消費電力量も大きくなります。
ちなみに↓↓の画像は事務所にある空気清浄機の説明書きの部分の画像ですが
100V 50-60Hz 84Wと書いてありますので
100Vのコンセントにさして使用すると使用電力84W使って仕事をする(パワーを出す)ということになります。
次に、kW(キロワット)ですが
電気の単位の KW (キロワット) も単位時間あたりに消費される電気エネルギーの量(パワー)を表す単位です。
1000W = 1kW ですので
これは単純に単位を切り上げるための記号だと考えればよいと思います。
ちなみに↓↓の画像は事務所にあるエアコンの説明書きの部分の画像ですが
100V 50-60Hz 800Wと書いてありますので
100Vのコンセントにさして使用すると使用電力 800W=0.8kW 使って仕事をする(パワーを出す)ということになります。
空気清浄機の約10倍です!!
なお、発電所や太陽光パネルなどの発電設備や低圧供給の動力・高圧供給の施設でも
この kW (キロワット)という単位が使われていますが、
発電のケースでは、電力を生み出す出力 を
供給のケースでは、電力を使用する消費 を表す単位として使われています。
ややこしいなぁ~、でも、W とkW の違いは、1000か1かの違いですのであまり難しく考える必要はなく、
Wは瞬間的な電力、kWは大きな電力を表す単位だと捉えてください。
そして、今回最後の説明となるkWh(キロワットアワー)ですが
電気の単位 kWh (キロアットアワー)は電気の使用量を表す単位です。
kW はパワーを、kWh は消費された電気の量を表します。
kWh は電気の使用量を表す単位で電気料金の計算や電気製品の消費電力を判断するうえでとても重要で
1kWh は1kW(1000W)の電気を1時間使用した場合の電力量で、
例えば、1kW(1000W)の電気ケトルを1時間使用すると1kwhの電気が消費されたことになります。
ちなみに、
・電気料金の計算ではこの使用量 kWh × 料金単価で電気の使用量料金を計算します。
・太陽光発電などの発電量もこの kWh × 売電単価で発電量・売電量の計算をします。
家電製品の消費電力量については
1200Wのパワーの掃除機で1時間掃除する場合 1200W×1時間=1200Wh → 1.2kWh電気を使用したということになります。
1500Wのパワーのドライヤーを10分使った場合1500W×10分÷60=250Wh → 0.25kWh電気と使用したということになります。
これまでこのページでも節電方法などの解説をしていますが、
欲しいと思っている電気製品がそもそもご自身の使用状況に合っているのか
購入時に家電製品の説明書きを見て比較してみるのも重要かもしれませんね。