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2025.12.13 Sat

冬の暖房代 エアコン対電気ストーブ、1日8時間で月5,000円の差?冬の電気代徹底比較!

 
チェック2
 
冬になるとどうしても気になる暖房代。12月11日、26年1〜3月の電気・ガス料金を支援する費用を含む2025年度補正予算案が衆議院を通過しましたが、それでも気になる暖房費について調べてみました。
「部屋全体が暖まるエアコン」と「スイッチオンですぐ温かい電気ストーブ」。どちらも冬の必需品ですが、使い方を一歩間違えると、月末の請求書を見て青ざめることになりかねません。今回は、この2つを「1日8時間」使用したシミュレーションを行い、どちらが経済的か、そしてどう使い分けるのが正解かを解説します。
 


 
エアコンと電気ストーブ、電気代対決の行方は?
リモートワークや家事、冬休みなどで在宅時間が長くなると、暖房器具の稼働時間も必然的に伸びてしまいます。
今回は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価「31円/kWh」を基準に、一般的な暖房器具を「1日8時間つけっぱなし」にした場合の電気代を独自に試算しました。
 
1. エアコン(暖房)の電気代
まずはエアコンです。6~8畳用のエアコンで、外気温が低い日や設定温度を少し高めにした場合を想定し、安定時の平均消費電力を0.5kW(500W)として計算します。
 
【計算条件】
・消費電力:0.5kW
・電気料金単価:31円/kWh
 
【電気代の試算】
・1時間あたり:0.5kW × 31円 = 15.5円
・1日(8時間):124円
・1ヶ月(30日):3,720円
エアコンは「インバーター制御」により、設定温度に達すると非常に少ない電力(100W~200W程度)で温度を維持します。断熱性の高い住宅であれば、実際はこれよりも安くなるケースが多いのが特徴です。
 


 
2. 電気ストーブ(セラミックファンヒーター等)の電気代
次に、足元暖房として人気の電気ストーブです。特に温風が出る「セラミックファンヒーター」は消費電力が大きく、多くの機種で「強運転」は1.2kW(1200W)に設定されています。これをメイン暖房として使い続けたと仮定します。
 
【計算条件】
・消費電力:1.2kW(強運転)
・電気料金単価:31円/kWh
 
【電気代の試算】
・1時間あたり:1.2kW × 31円 = 37.2円
・1日(8時間):約298円
・1ヶ月(30日):約8,928円
 
【結論】月額約5,200円の差!
それぞれの1ヶ月の電気代を比較すると、衝撃的な結果が出ました。
 
エアコン:約3,720円
電気ストーブ:約8,928円
差額:約5,208円
なんと、電気ストーブをメインで使い続けると、エアコンよりも月5,000円以上も高くつく計算になります。「本体が小さいから電気代も安いだろう」というイメージは、実は大きな誤解なのです。
 
電気代を抑えるための「賢い使い分け術」
電気ストーブは「悪者」ではありません。エアコンと比較して「部屋全体を暖める効率」が悪いだけで、「速暖性」には優れています。以下のポイントを押さえて使い分けましょう。
 
エアコンに任せるべきシーン
・長時間滞在する部屋: リビングや寝室など。
・部屋全体を暖めたい時: 空気そのものを暖めるので効率的です。
・節約のコツ: サーキュレーターを併用して空気を撹拌すると、設定温度を下げても暖かく感じられます。
 
電気ストーブを活用すべきシーン
・短時間の使用: 朝の着替え、帰宅直後の数分間、トイレ、脱衣所。
・スポット暖房: キッチンでの作業中や勉強中の足元など、体の一部だけを温めたい時。
・節約のコツ: エアコンで部屋が暖まるまでの「つなぎ」として使い、部屋が暖まったらすぐに消すのが鉄則です。
 
まとめ
今回の試算(1日8時間使用)では、エアコンと電気ストーブ(強運転)の電気代に月額約5,200円もの差が出ることがわかりました。
・メイン暖房は「エアコン」一択
・電気ストーブは「短時間・スポット」の補助暖房
この原則を守るだけで、冬の電気代は大きく変わります。政府の補助も活用しつつ、日々の使い分けで賢くコストカットしていきましょう。
 


 
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それではまた!!
 
この記事に関連するページ
・経済産業省 資源エネルギー庁「省エネポータルサイト
┗ 家庭でできる冬の省エネ対策が具体的に紹介されています。
・公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会(https://www.eftc.or.jp/