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2025.06.28 Sat

電気代対決!扇風機vsサーキュレーター!夏の節電、本当に得なのはどっち?使い方で差がつく節約術

 
扇風機とサーキュレーター
 
こんにちは!情熱電力です。
連日続く猛暑と、気になる電気料金のニュース…。少しでも電気代を抑えたいけれど、快適さも譲れないのが本音ですよね。先日、「扇風機とサーキュレーター、結局どっちが節電になるの?」という記事が目に留まり、夏を賢く乗り切るヒントが満載だったので、今回はその内容を深掘りし、皆さんの節電ライフに役立つ情報としてまとめてみました。
見た目はそっくりなこの2つの家電、実は得意なことが全く違います。そして、その特性を理解して使い分けることこそ、電気代をぐっと抑える最大のカギになるんです。この記事を読めば、あなたの家のリビングに最適なのはどちらか、そして最も効果的な使い方がきっと見つかります。
 


 
目次
1.そもそも何が違う?「扇風機」と「サーキュレーター」の役割
2.【電気代シミュレーション】単体で使うなら、どっちが安いの?
3.節電効果を最大化!シーン別「賢い使い方」
 ・一人で涼む、エアコンを使わない時は「扇風機」
 ・エアコンと併用するなら「サーキュレーター」が最強の相棒
4.まとめ:夏の電気代は「賢い使い分け」で攻略しよう!
 


 
1. そもそも何が違う?「扇風機」と「サーキュレーター」の役割
一見すると羽が回る同じような家電ですが、その目的は全く異なります。
 
扇風機:人を涼しくするスペシャリスト
扇風機の目的は、人に風を当てて涼しくさせること。風が肌に触れることで汗が蒸発し、その気化熱で体感温度が下がります。うちわや扇子と同じ、直接的な涼しさを提供してくれます。そのため、風はふんわりと広範囲に届くように設計されています。
 
サーキュレーター:空気を動かす司令塔
一方、サーキュレーターの目的は、部屋の空気を循環させること。直線的でパワフルな風を遠くまで送り、室内の温度ムラをなくすのが得意技です。暖かい空気は天井に、冷たい空気は床に溜まりがち。この空気をかき混ぜて部屋全体の温度を均一にし、快適な空間を作り出します。
 

種類 主な用途 風の特徴 風量調整 消費電力
扇風機 人体を涼しくする 広範囲に広がる柔らかい風 多段階調整あり 約30W(AC)〜約2W(DC)
サーキュレーター 空気循環・室温の均一化 直進性が強く遠くまで届く 機種によって段階少なめ 約10W〜30W

「人に涼を届ける」のが扇風機、「空間の快適さを整える」のがサーキュレーターといったところでしょうか。
サーキュレーターは、空気を「かき回す」ことが得意で、エアコンと併用することで効率的な室温調整が可能です。
 
【豆知識】扇風機選びのポイント!「ACモーター」と「DCモーター」の違い
扇風機やサーキュレーターを選んでいると、「ACモーター」「DCモーター」という言葉を目にしませんか?実はこのモーターの違いが、電気代や機能性を大きく左右する重要なポイントです。
 
・ACモーター(交流)
昔からある一般的なタイプです。構造がシンプルなため、本体価格がリーズナブルなのが最大のメリット。ただし、風量の調節は「強・中・弱」の3段階など大まかで、消費電力はDCモーターに比べて大きくなる傾向があります。
 
・DCモーター(直流)
近年の省エネモデルに搭載されているタイプです。きめ細やかな制御を得意とし、消費電力が非常に少なく、運転音が静かなのが特徴。「そよ風」のような心地よい微風からパワフルな送風まで、多段階で風量を設定できます。本体価格はACモーターに比べて高価ですが、長期的に見れば電気代の節約につながります。
 
【結論】
初期費用を抑えたいなら「ACモーター」、静音性や多機能性、そして何より電気代の節約を重視するなら「DCモーター」搭載モデルが断然おすすめです。
 


 
2. 【電気代シミュレーション】単体で使うなら、どっちが安いの?
では、実際に電気代はどれくらい違うのでしょうか。
先ほど解説したモーターの違いも踏まえ、3つのモデルで猛暑日に8時間連続使用した場合を想定して試算してみます。
 
前提条件:
電力料金目安単価:31円/kWh(公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会より その他の質問
(1000W=1kWで1kWを1時間使った時の電力量が1kWh)
 
■ 扇風機(昔ながらのACモーター搭載モデル・消費電力36Wと仮定)
→ 0.036kW × 8h × 31円 = 約8.9円/日
 
■ 扇風機(省エネなDCモーター搭載モデル・消費電力15Wと仮定)
→ 0.015kW × 8h × 31円 = 約3.7円/日
 
■ サーキュレーター(消費電力25Wと仮定)
→ 0.025kW × 8h × 31円 = 約6.2円/日
 
このように、電気代だけで見るとDCモーター扇風機が最も省エネです。ただし、サーキュレーターは冷気や暖気を部屋全体に循環させることでエアコンの負荷を軽減し、結果的にトータルの電力消費を抑える役割もあります。
また、製品の性能や使い方によって消費電力は変わるため、購入時には必ず製品の仕様(消費電力W)を確認することが大切です。
 


 
3. 節電効果を最大化!シーン別「賢い使い方」
電気代を節約する上で最も重要なのが「どう使うか」です。それぞれの特性を活かした使い方をご紹介します。
 
一人で涼む、エアコンを使わない時は「扇風機」
お風呂上がりや、そこまで暑くないけれど少し風が欲しい…そんな時は扇風機の出番です。人に直接風を当てることで、エアコンに頼らなくても十分に涼を感じられます。
ただし、長時間同じ場所に風を当て続けると体調を崩す原因にも。首振り機能やタイマーを上手に活用し、つけっぱなしを防ぐことが、体にもお財布にも優しい使い方です。
 
エアコンと併用するなら「サーキュレーター」が最強の相棒
猛暑日にエアコンが欠かせない時は、ぜひサーキュレーターを併用してください。その目的は「冷房効率の最大化」です。
エアコンの冷たい空気は床に溜まりがち。そこでサーキュレーターを使って空気を循環させることで、部屋全体の温度ムラがなくなり、設定温度が27~28℃でも快適に感じられるようになります。エアコンの設定温度を1℃上げると、約10%の節電になると言われています。結果的に、大きな電気代節約に繋がるのです。
 
【設置のコツ】
エアコンに背を向けるようにサーキュレーターを置き、風を天井に向けて送りましょう。こうすることで、床に溜まった冷気が持ち上げられ、部屋全体を効率よく循環させることができます。
 


 
まとめ
選び方のポイントは「使い方」と「目的」
・部屋全体を快適にしたいならサーキュレーター+エアコン
・ピンポイントで涼しくなりたいならDC扇風機
・長時間つけっぱなしにするならDCモーターが節電に効果的
また、夏以外でも室内干しの洗濯物乾燥や冬の暖房効率向上にもサーキュレーターは活躍するため、通年使用したい方にはおすすめです。
 
扇風機とサーキュレーターは、見た目以上に役割が異なります。
電気代だけを見るとDCモーター搭載の扇風機が最も安価ですが、エアコンとの併用ではサーキュレーターの方が空間全体の快適性を高め、結果として節電効果を高める可能性があります。
「なんとなく」選ぶのではなく、目的に応じた使い分けや併用が、今年の猛暑を快適&お得に乗り切るカギです。
 


 
情熱電力からのお知らせ
情熱電力では、電気代のムダを減らすためのさまざまな情報をこのブログで発信しています。
このようにちょっとした家電の使い方を見直すだけでも、毎月の電気料金に大きな差が生まれます。
 
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本記事の参考ページ:
環境省 デコ活サイト(https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/
Panasonic 快適さと省エネ※1を実現するDCモーター(https://panasonic.jp/fan/feature/dc-motor.html)
 
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