「原発の発電コスト1.5倍(30年比)に増加2040年の電源別試算」というニュースについて調べてみました。
このニュースは
昨日行われた経済産業省の第5回発電コスト検証ワーキンググループ(2024年12月16日)の内容を報じているのですが、
・原発コスト、1.5倍に増加2040年の電源別試算、経産省(共同通信)
・2040年度時点の発電コスト 原子力がLNG火力を下回る 政府試算(NHK)
・2040年時点の発電コスト、LNG火力が原発上回る 経産省試算(毎日新聞)
・40年度の発電コスト、LNG火力は原発より高く 経産省が試算(朝日新聞デジタル)
・40年度の原発発電コスト、再生エネより割安ケースも(日経新聞)
・電力網への統合課題に/エネ庁、40年の発電コスト試算提示(電氣新聞)
という風にメディア各社の見出しのつけ方に違いがあり、
エネルギー政策に対するそれぞれの立場で見出しのつけ方も変わるのだなぁと改めて感じました。
また、同じ会議を報じていても記事の書き方についてもそれぞれ
・発電費用だけをみると太陽光発電が原子力を下回るものの、
関連コストを合わせると原発の方が下回る可能性があるとの結果を示した。(日経)
・今回の試算で初めて、変動の大きい再生エネの普及に伴い発生する調整コストを正式に加味した結果、
30年時点と比較すると原発は1.5倍前後に、LNGと太陽光は下限値が倍近くに増えた。(共同)
という風にメディア各社が強調している内容が違いがあり、
目についたニュースをサクッと斜め読みするのも怖いな…。とも思いました。
さて、その会議の内容についてですが(資源エネルギー庁:第5回 発電コスト検証ワーキンググループ)
議題:発電コスト検証に関する取りまとめ(案) ということで行われ
政府が2040年度時点での発電にかかる電源別の総合的なコストの試算を正式に公表したということで、
資料を見てみましたが200ページ超の資料で全部を詳しく読み解く時間はありませんでしたが、
この会議の資料の内容を私なりに超かいつまんでお伝えすると
(下記参照 出典:資源エネルギー庁第5回発電コスト検証ワーキンググループ資料)
まず、
今回の2040年発電コスト検証は位置づけとして、
・各電源のコスト面での特徴や構造を明らかにし、どの電源に政策の力点を置き、どうバランスを取るかなど、
2040年に向けたエネルギー政策の議論の参考にするもの。
・太陽光や風力といった安定した供給が難しい電源の比率が増えていくと、
電力システム全体を安定させるために電力システム全体で生じるコストも増加する。
このため発電コストに電力システム全体で生じるコストの一部を考慮した電源別の発電コストも検証した。
つまり、
変動の大きい再生エネの普及に伴い発生する調整コストを正式に加味して2040年の発電コストを試算したものであると。
で、統合コストの一部を考慮した発電コスト2040年の試算の結果として以下のように表にできる。
ということで、これがニュースのうち事実の部分なのですが、、、
ここからは私的なツッコミ!!
上記の表のグラフの右側を見ていただくと
■ Aケース(変動再エネ容量4割)統合コスト
■ Bケース(変動再エネ容量5割)統合コスト
■ Cケース(変動再エネ容量6割)統合コスト
■ LCOE Levelized Cost of Electricityの略で、発電コストを意味 と書いてあり
まず、2040年に変動再エネ40%~60%って実現可能なのか?という疑問が生まれ。
また、原子力の発電コストだけが『12.5~』と書いてあり『~』ってなんなん?と思ったわけです。
ちなみに、資源エネルギー庁によると「日本の再エネ電力比率は2021年度で、約20.3%です。」だそうで
これから15年間で太陽光+風力が2021年時の倍になるのかな???
色々ともやもやしながらこの記事を書いてしまいました。
そしてとりとめのない内容になってしまいました。
ここまで読んでいただいた方々には申し訳ありません。
でもでも、
経済産業省で未来の電力コストに対するこんな試算していますよ~ とか、
メディアの報道も切り取り方が色々ですよ~ とか
そんなことも含めて皆さまのお財布に直結する電気料金の向かう方向性を感じていただければ幸いです。
また、電力の課題にはCo2・環境・為替・資源コスト・原発などなど様々な問題が絡んでいて
このニュースもイチ方向から簡単に論じられる内容ではないのですが
こんなこともあるのかと知っていただく一助になれば幸いです。
このページでは、先日書かせていただいた
『太陽光の適格事業者を認定 太陽光発電事業者の買収を後押しする制度導入の方針 経済産業省 』など
情熱電力が注目した電力制度に関する記事などもピックアップして掲載させていただいております。
弊社では、随時、このページを更新して参りますので
ご興味を持たれた方はまたこのサイトにお越しいただければ幸いです。
それではまた!!
投稿者: webadmin
中部エリアスポット価格が80円に。(2024年12月13日AM6:00のJPEXスポット価格)
2024年12月13日AM6:00受渡分のJPEX(日本卸電力取引所)のスポット価格が中部エリアだけ80円/kWhをつけました。
画像を見ていただくと
グラフのうち黄色の線が中部エリアで6:00のところだけ急に80円のラインまで価格が高騰していることがわかります。
ちなみに内訳(中部エリア)は
05:30 17.42円/kWh
06:00 80.00円/kWh
06:30 40.00円/kWh
07:00 22.48円/kWh
07:30 22.48円/kWh
08:00 21.70円/kWh
08:30 22.48円/kWh
09:00 22.48円/kWh
09:30 22.48円/kWh
10:00 19.77円/kWh
10:30 18.30円/kWh です。
取引情報は、JPEX(日本卸電力取引所)のWebページで確認できます。
(右上『電力取引』→『市場情報』→『日平均』→『受渡日』→『2024年12月13日』を指定→エリアを選択)
今年は9月23日も中部エリアのプライスだけが100円になった事例がありましたが
過去記事:中部電力エリアプライスが100円に。
中部エリアの特に市場連動型プランの方々は注意が必要です。
卸電力市場が高騰すると・・・。
市場連動型プランのうち30分連動型のプランをご契約されている方は特に注意が必要で
12月13日6:00~6:30に使用した電力料金単価は80.00円/kWhで計算
12月13日6:30~7:00に使用した電力料金単価は40.00円/kWhで計算 されますので
例えば、高圧供給を受けているホテルなどの場合
朝、6:00~7:00は宿泊者の皆様が起床される時間なので使用量が増える時間帯なのですが
06:00~06:30 → 50kWh使用した場合 80円×50kWh=4,000円/30分
06:30~07:00 → 50kWh使用した場合 40円×50kWh=2,000円/30分 となり
この1時間だけで6,000円の電力使用量料金を支払う計算になります。
また、仮に固定単価プランでご契約されていて
12月13日6:00~6:30の電力料金単価が16.00円/kWh
12月13日6:00~6:30の電力料金単価が16.00円/kWh だった場合
06:00~06:30 → 50kWh使用した場合 16円×50kWh=800円/30分
06:30~07:00 → 50kWh使用した場合 16円×50kWh=800円/30分 ですから
この1時間の合計1,600円の電力使用量料金で済む計算となり
この2つの料金を比べると6,000円÷1,600円=3.75 つまり3.75倍の電力料金になります。
12月13日の場合高騰が1時間で済んでいるので、まだ、それほど心配な状況ではありませんが
卸電力市場の価格が判明するのが供給前日の午前10時であり、
我々電力会社でも卸電力市場の高騰予測は大変困難で、
ましてや、高騰の理由が事前に公表されるわけではありませんので
市場連動型プランのお客さまがこの時間帯だけ電力使用量下げるなどのを対応策を施すのはかなり難しいの実状です。
ちなみに、たった4年前の2021年1月、1か月間の中部エリアの平均単価は58.95円/KWhでした。
市場連動型プランは確かに卸電力市場の取引価格が安い時は電気料金が安くなるのが魅力です。
しかし、卸電力市場はまだまだ不透明な部分が多く、
先日は、経済産業省が卸電力市場での『相場操縦』を指摘する事案(リンク)が発生したばかりです。
このページをご覧いただいている方は自社・自宅のプランについていま一度ご確認いただきたいと思います。
弊社、情熱電力はお客さまが電気料金について考えたり、悩んだりする時間を最小限に!をモットーに
電気料金をお安くという大前提のもと、電気に係る課題についてお任せいただきたいと考えております。
よくわからないというお客さまは、ぜひとも情熱電力にご相談ください。
なお、情熱電力は低圧供給・高圧供給ともに固定料金単価の料金体系を維持しておりますので
12月13日の卸電力市場の一時的な高騰の影響はございません。
弊社のお客さまにおかれましては安心して引続き電気をご使用いただけましたら幸いです。
引続きよろしくお願い致します。
数千年間もデバイスに電力を供給できる炭素14ダイヤモンド電池の開発に成功
気になる見出しがあったので記事を開いてみたら
yahoo!ニュースにこんな話題があがっていました。
『 数千年間デバイスに電力を供給できる「炭素14ダイヤモンド電池」が開発成功 』
記事によると、ブリストル大学(イギリス)と英国原子力庁の研究チームは、
世界で初めて「炭素14ダイヤモンド電池」の開発に成功したと発表した。
この電池はデバイスに対して何千年もの間電力を供給できる可能性があるとのこと。
この電池は、最長で5,700年もの寿命を持ち、医療機器や宇宙探査機など、
電池交換が困難な用途での活用が期待されているらしい。
このダイヤモンド電池の核心部分には、
放射性炭素年代測定で使用されている放射性同元素の炭素14が人工ダイヤモンドの結晶構造の中に組み込まれていて
炭素14は自然界でも存在する放射性同位体で、考古学での年代測定にも使用される物質で
この同位体は5,700年という非常に長い半減期を持ち、ベータ崩壊という過程で窒素14に変化していく。
※半減期:放射能を持つ元素の原子核の半分が他の元素に変化していく時間
通常の原子力発電所では、放射性物質の崩壊で生じる熱を利用して発電を行うが、
このダイヤモンド電池は、放出された電子(ベータ線)を直接的に電気エネルギーとして利用する。
この直接変換方式により、熱電交換で生じるエネルギー損失を回避することができる。
※ベータ線:原子核がベータ崩壊する際に放出される電子
この技術は光を電気に変換するソーラーパネル似た原理で作動するが、
太陽光の光子の代わりにベータ線を使用する点が異なる。
また、研究チームは、ダイヤモンドの結晶成長過程で炭素14を精密に制御しながら組み込むことに成功した。
ダイヤモンドは優れた半導体性を持ち、さらに、世界最高レベルの高度を持つダイヤモンドは、
内部の炭素14を完全に封じ込めるため安全な容器としても機能する。
〇 広がる応用可能性
ブリストル大学のTom Scott教授は、
「宇宙技術やセキュリティデバイスから医療用インプラントまでサポートできる」と述べているそうで、
実際に、ペースメーカーを例にとると、通常5年から10年ごとに電池交換手術が必要となるが、
このダイヤモンド電池技術により、患者は生涯にわたって電池交換手術の不安から解放される可能性がある。
また、現在運用中のボイジャー探査機1号と2号は、
プルトニウム238を使用した電源を使用しているが、87.7年という半減期により電力供給能力は年々低下している。
既に打ち上げから40年以上が経過し、発電量は当初の70%程度まで低下している状況であるが、
炭素14ダイヤモンド電池は5,700年という圧倒的に長い半減期を持ち、さらに軽量という利点も備えている。
さらに、火山活動の監視センサーや深海観測機器、極地観測装置など、
人間が容易にアクセスできない場所で使用される機器には、長期間のメンテナンスフリー運用が求められるが、
従来の電池では対応できなかったこれらの要求に対し炭素14ダイヤモンド電池は理想的な解決策を提供する。
そして、セキュリティ技術の分野でも、この電池は重要な役割を果たす可能性があるとのこと。
とても、興味深かったので別記事も読んで、ここにまとめさせていただきましたが、
まだ、実用化に向けての課題もあるようですので
安全性を最重視してしていただき、寿命5,700年の電池ができれば素晴らしいなぁと思います。
このページでは、先日書かせていただいた『 コンクリートで蓄電する 』などの
情熱電力が注目した電力技術関係の記事などをピックアップして掲載させていただいております。
弊社では、随時、このページを更新して参りますので
ご興味を持たれた方はまたこのサイトにお越しいただければ幸いです。
それではまた!!
情熱電力アンバサダー 元K-1チャンピオン大和哲也選手の応援に行ってきました。@12/1 横浜
情熱電力のアンバサダー 元k-1チャンピオン大和哲也選手の試合を応援してきました。
試合:2024年12月1日(日) RWS ラジャダムナンワールドシリーズ会場 横浜大さん橋ホール
試合結果についてyahoo!ニュースの記事があったのでリンクを貼っておきます。
リンク→(https://news.yahoo.co.jp/articles/f8e62ad9282adce1344f39998fdc7eb4b811ef13)
試合結果についてはとても悔しいです。
哲也さんのインスタに、
(引用)----
今回初めて年齢なのかなって、
ダメージもあるのかなって思ってしまった
心と体、脳が繋がってない
やりたくてもやれない
したい事があるのにできない
それに焦る
そして過去に倒しまくってきた左腕に頼る
無意識に勝手に左がしかも大振りでてしまう
さらに焦って距離もガチャガチャ
こんな焦って戦う人間だったか?
このダメージってのも自分なりに思うのは
そりゃプロで格闘技を20年ぐらいやって来てるから
体や脳にももちろんあるだろう
そしてメンタルにもあると感じた
でもダメージというか、それはなんて言うんだろうな、、、
上手く文に出来ない
でも試合後にたくさんの連絡を頂いたり
声を掛けてもらったり
厳しい事も優しい事も色んな言葉を掛けてもらえて
たくさんの人に応援してもらえて
僕は本当に幸せだなと思いました
僕が格闘技で得たものはベルトや勝ち星もあるけど
それよりも本当に得れた大切なものはこうやって
温かい人達に出逢えた事なのかもしれない
心から感謝しています
ーーーーー(引用ここまで)
って書いてある。
記者会見でも「フレッシュ(なメンバー)の中に義理のお兄さんの僕がいて」なんて言ってたけど
哲也さん、選手人生20周年、そしてもうすぐ37歳だもんね。
そりゃ、いままでみたいに体が動かないかも知れない。
でもね、無理はしないでほしいけど、哲也さんには頑張ってほしい。
フィジカル・メンタル色々あるし、焦る気持ちはわかる。
でも、生き生きとやりたいように躍動する哲也さんでいてほしい。
そして、感謝しているのはこちらも同じ。
私は、格闘技に興味がなかったけど、
哲也さんが戦う姿を見て、この人応援したいって。
自分もがんばろうって思っています。
てっちゃんのジェットコースター人生、この先も見せてください!!
応援してるぜ!!
哲也!!がんばれ!! / がんばろう!!
大和哲也選手の試合の様子
W(ワット)・kW(キロワット)・kWh(キロワットアワー)電気の単位がよくわからない。ということで
W(ワット)・kW(キロワット)・kWh(キロワットアワー)と
どれも皆さんがよく耳にするであろう電気の単位ですが、
皆さん聞いたことがあってもよくわからないという方が多いのではないでしょうか。
これら以外にも電気関係で関連する単位として、
A(アンペア)・kVA(キロボルトアンペア)・V(ボルト)などの単位が用いられますが
今回は、W(ワット)・kW(キロワット)・kWh(キロワットアワー)についてご説明します。
まず、W(ワット)ですが、
電気の単位 W (ワット)は単位時間あたり(1秒)に消費される電気エネルギーの(パワー)量を表す単位です。
家電製品の消費電力量はワットで表示されることが多く、
電球などに記載されている「40W」・「60W」などがこれにあたります。
一般的に40Wの電球より60Wの電球の方が明るいということで発光パワーが強くなり、
消費電力量も多くなるという仕組みです。
つまり、W 数が大きい製品の方がパワーも大きくなり、消費電力量も大きくなります。
ちなみに↓↓の画像は事務所にある空気清浄機の説明書きの部分の画像ですが
100V 50-60Hz 84Wと書いてありますので
100Vのコンセントにさして使用すると使用電力84W使って仕事をする(パワーを出す)ということになります。
次に、kW(キロワット)ですが
電気の単位の KW (キロワット) も単位時間あたりに消費される電気エネルギーの量(パワー)を表す単位です。
1000W = 1kW ですので
これは単純に単位を切り上げるための記号だと考えればよいと思います。
ちなみに↓↓の画像は事務所にあるエアコンの説明書きの部分の画像ですが
100V 50-60Hz 800Wと書いてありますので
100Vのコンセントにさして使用すると使用電力 800W=0.8kW 使って仕事をする(パワーを出す)ということになります。
空気清浄機の約10倍です!!
なお、発電所や太陽光パネルなどの発電設備や低圧供給の動力・高圧供給の施設でも
この kW (キロワット)という単位が使われていますが、
発電のケースでは、電力を生み出す出力 を
供給のケースでは、電力を使用する消費 を表す単位として使われています。
ややこしいなぁ~、でも、W とkW の違いは、1000か1かの違いですのであまり難しく考える必要はなく、
Wは瞬間的な電力、kWは大きな電力を表す単位だと捉えてください。
そして、今回最後の説明となるkWh(キロワットアワー)ですが
電気の単位 kWh (キロアットアワー)は電気の使用量を表す単位です。
kW はパワーを、kWh は消費された電気の量を表します。
kWh は電気の使用量を表す単位で電気料金の計算や電気製品の消費電力を判断するうえでとても重要で
1kWh は1kW(1000W)の電気を1時間使用した場合の電力量で、
例えば、1kW(1000W)の電気ケトルを1時間使用すると1kwhの電気が消費されたことになります。
ちなみに、
・電気料金の計算ではこの使用量 kWh × 料金単価で電気の使用量料金を計算します。
・太陽光発電などの発電量もこの kWh × 売電単価で発電量・売電量の計算をします。
家電製品の消費電力量については
1200Wのパワーの掃除機で1時間掃除する場合 1200W×1時間=1200Wh → 1.2kWh電気を使用したということになります。
1500Wのパワーのドライヤーを10分使った場合1500W×10分÷60=250Wh → 0.25kWh電気と使用したということになります。
これまでこのページでも節電方法などの解説をしていますが、
欲しいと思っている電気製品がそもそもご自身の使用状況に合っているのか
購入時に家電製品の説明書きを見て比較してみるのも重要かもしれませんね。
電気・ガス代補助金来年1月から3か月間再開へ 本日、政府が経済対策を閣議決定
先の衆議院議員選挙の前から話題に上がっていたこの冬の電気代補助金について
何度かお話させていただきました。
・11/11 電気・ガス代補助金来年1月再開へ 政府の総合経済対策原案 平均的な家庭では月に650円安くなる?
・10/25 どうなる補助金? 補助金の切れる11月に向けて効果のある節電に方法
・10/10 電気代!政府が今冬も支援策を実施の方向で調整
・10/3 【電気ガス補助金】経済再生大臣が延長を示唆「最大限やる」
本日午後の臨時閣議にて、事業規模39兆円の総合経済対策として決定されたようですのでお知らせします。
この閣議決定の内容には、税制改正において「年収103万円の壁」を引き上げる方針のほか、
電気・ガス料金の補助再開なども含まれています。
この閣議に先立って、政府与党の政策懇談会で石破総理は経済対策について
「日本・地域経済の成長、物価高の克服、国民の安心安全を柱とする」と強調し、
「各政策を国民の皆様のお手元に届け、賃金・所得を増やしていくよう全力を尽くす」と述べました。
経済対策には、
・電気・ガス料金の補助を来年1月から3か月間再開すること
・住民税非課税の低所得世帯への3万円給付/子育て世帯には子どもひとり当たり2万円を加算
・半導体や人工知能(AI)分野への投資促進
・ガソリン減税は自動車関連諸税全体の見直し、などが盛り込まれています。
資料
〇 令和6年11月22日閣議決定「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」
〇 内閣府作成 ~全ての世代の現在・将来の賃金所得を増やす~
再開される電気補助金の具体的な金額については
電力消費量がピークの1月・2月使用分の負担軽減を特に重点化し
1月・2月使用分について、電気は使用量に対して低圧2.5円/kWh、高圧1.3円/kWhを乗じた額を助成する。
3月使用分について、電気は使用量に対して低圧1.3円/kWh、高圧0.7円/kWhを乗じた額を助成する。
と、上記の資料に書いてありましたので、
<2025年1.2月(使用月)>
低圧供給 2.5円/kWh
高圧供給 1.3円/kWh
<2025年3月(使用月)>
低圧供給 1.3円/kWh
高圧供給 0.7円/kWh の補助金が支給されるようです。
この冬の電気料金については夏の補助金よりは小さな規模にはなってしましましたが
閣議決定したということで、気になっていた方も少し安心かもしれません。
先ほど、経産省の電気料金補助金のサイトを確認しましたが
この件についてお知らせは更新されていませんでした。
正式にリリースされればこのページに支援策の内容がUPされますので
補助金の内容につきましては下記のページをご確認ください。
電気・ガス料金支援についてページリンクを貼っておきます。
https://denkigas-gekihenkanwa.go.jp/
情熱電力のお客さまには、また、お知らせさせていただきます。
引続きよろしくお願い致します。
大和哲也選手 次戦のお知らせ2024年12月1日(日) RWS ラジャダムナンワールドシリーズ@横浜大さん橋ホール
↑↑前回の試合で撮った写真(悔しかった試合・・・)https://jo-epco.co.jp/?p=1541&preview=true
情熱電力のアンバサダー大和哲也選手から次戦のお知らせが届きましたので
こちらのページでご紹介します。
2024年12月1日(日) RWS ラジャダムナンワールドシリーズ
日程:2024.12.1(SUN)
会場:横浜大さん橋ホール
開場:15:30
開始:16:00
大会情報はコチラ → https://rwsjapan.com/schedule/rws-01-dec-2024-osanbashi-hall-yokohama/
選手情報:大和哲也 (Yamato Tetsuya)
◇戦績
67戦 45勝(32KO)21敗 1分
◇獲得タイトル
第6代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者
2010 K-1 WORLD MAX -63kg日本王者
前WBCムエタイ世界スーパー・ライト級王者
Lion Fight世界スーパー・ライト級王者
WMCインターコンチネンタル ライト級王者
元WBCムエタイ インターナショナル スーパー・ライト級王者
元WBCムエタイ日本統一スーパー・ライト級王者
元WBCムエタイ日本統一ライト級王者
元NJKFライト級王者
◇所属・ジム
大和キックボクシングジム
◇出身地
愛知県知多市
われわれ、格闘技はド素人でK-1チャンピオンがどのくらい凄いのか
正直わかっていません。(ごめんなさい🙇)
ただね哲也さんは謙虚だしかっこよいのですよ。
そして、こんなところで言って良いのかわからないのですが哲っちゃんは藻掻いています。
われわれ格闘技の経験も知識もないので何をしてよいのか分からずたいしたことはできません。
でも、優しい顔して、強い男 哲也さんに頑張ってほしいのです。
哲也さんから
「獲得10本目のベルトにラジャダムナンのベルトを獲りに行きます!!」
「まずは、12月1日、勝って再出発します!!」ってLINEをもらいました。
当日は会場で応援します!!
頑張れ!!大和哲也 (大和哲也instagram)
電気・ガス代補助金来年1月再開へ 政府の総合経済対策原案 平均的な家庭では月に650円安くなる?
・10/25「どうなる補助金? 補助金の切れる11月に向けて効果のある節電に方法」
・10/10「電気代!政府が今冬も支援策を実施の方向で調整」
・10/3 「【電気ガス補助金】経済再生大臣が延長を示唆「最大限やる」」
このページで何度かお話させていただいている政府の電気代補助金についてですが
ニュースでまた報道されていたので途中経過としてお知らせします。
政府が今月中にとりまとめる総合経済対策の原案によると、
冬に使用量が増える電気・ガスについて来年1月から3か月間程度支援する方向で調整が進められており
補助額は低圧供給で2.5円/1kWh想定していて平均的な家庭では月に650円安くなる見込みです。
(月に260kWhを使用した場合の試算)
ちなみに、2024年10月の電気代補助金が
低圧供給 2.5円/kWh
高圧供給 1.3円/kWh だったので
それと同じ水準になるのではないかと予想していますが
政府内から”やめるべきだ”とか
官庁関係者が”ずるずる長引いて、そのうち本当にやめられないようになる。ずっと焼石に水状態”というように
反対の声も多い様子ですし
電気・ガス料金の負担を軽減する補助金事業の事務局業務委託費用(審査やコールセンターなどの業務)が
不当に膨らんだのではないかという問題も話題になっていますので
どのように着地するのか、まだまだ見えない状況が続いています。
とはいえ、
季節は秋から冬に進みつつあり中部エリアの電力も暖房需要が増えていますし
料金計算のオペレーションやお客さまへの告知もありますので
現場としてはできるだけはやくどうするのか決めてほしいというのが正直なところです。
正式にリリースされればこのページに支援策の内容がUPされますので
電気・ガス料金支援についてページリンクを貼っておきます。
https://denkigas-gekihenkanwa.go.jp/
コンクリートで蓄電する。建物自体が蓄電池になる可能性 融雪や充電に使える可能性も!
先日、何気なくSNSを見ていたら
自己治癒するコンクリートと蓄電コンクリートが紹介されていました。
自己治癒するコンクリートは、
コンクリート素材の中に混ぜたバクテリアの代謝でコンクリートのひび割れを自己治癒させる仕組みで、
バクテリアが乳酸カルシウムの餌を食べて排出した炭酸カルシウムでひび割れを自動的に修復するのだそうです。
コンクリートのひび割れを放置すると劣化が進み、建物全体の耐久性が低下してしまうのですが
このひびがコンクリート自体の能力によって自己治癒するのであれば建物の耐久性が上がりますね~
これはすごい発明です。
また、蓄電コンクリートは、
コンクリートにカーボンブラックを添加することで、導電性や発熱性を持たせる技術で、
(カーボンブラック:炭素の微粒子-電気を通す性質を持つ)
これによって災害時の電気の備蓄、再エネの備蓄、道路の融雪に使えるようです。
この蓄電コンクリートを開発した曾澤高圧コンクリートさんのWebページを拝見しましたが
蓄電コンクリートが活躍する場として
〇雪の除雪
道路の舗装に発熱するコンクリートを採用すると電気を流すだけで融雪できる可能性がある。
〇大規模構造物が蓄電池になる
建築物や、土木構築物に蓄電できるコンクリートを使うと
再生可能エネルギーを蓄え、災害時にも使える電源になる可能性がある。
〇非接触充電
車道の舗装に蓄電コンクリートを使うと走行中のEV車に非接触で充電出来る可能性がある。
と書かれていました。
北海道では除雪費用が年間320億円もかかっているとのこと
舗装が蓄電コンクリートに置き換われればこの費用も減らせるのかな。
☆発電コンクリートのプレゼンテーション動画 曾澤高圧コンクリートさんプレゼン
また、発電コンクリートのプレゼンテーション動画を見ましたが、
蓄電コンクリートを利用したモジュールに電池が入っていないゲームボーイ(懐かしい)を接続して
実際に動かすことができていました。
発熱については、プレゼンテーション動画では蓄電コンクリートの板に氷を載せていましたが
この蓄電コンクリートは発熱をするため、このコンクリートの板の上で氷が溶けていました。
まだまだ課題の多い技術だとは説明されていましたが
今年の12月から札幌市内で発熱実証実験を開始する予定上がありこれは世界初の試みだということですが、
弊社の供給エリアである中部エリアも長野県や岐阜県には雪が多い地域もありますので
この蓄電コンクリートにはとても興味があります。
プレゼンテーション動画の最後で
『 蓄電コンクリートは常識を変える未来のテクノロジー 』と紹介されていましたが、
まさに!! ぜひともできるだけはやく実用化されてほしい技術です。
最後に、曾澤高圧コンクリートさんのWebページでAIが質問に答えてくれるのですが
この技術にとても興味がありましたのでいくつか質問してみました。
Q.蓄電コンクリートはどのくらいの時間電気を留めておけるのですか?
A.蓄電コンクリートは一般的には数時間から数日間の間、電気を蓄えることができます。
具体的な蓄電時間は使用する素材や設計によって異なりますので、
詳細な情報は製品の仕様をご確認いただくことをお勧めします。
Q.蓄電量はどのくらいですか?
A.蓄電コンクリートの蓄電量は、使用される素材や設計によって異なります。
一般的には、1平方メートルあたり数十ワット時から数百ワット時程度の蓄電量があります。
ただし、具体的な数値は製品ごとに異なるため、製品の仕様を確認することをお勧めします。
Q.蓄電されたコンクリートに触って感電はしませんか?
A.蓄電コンクリートは特殊な素材でできており、通常のコンクリートと同様に触って感電することはありません。
蓄電コンクリートは安全性を考慮して設計されており、適切に取り扱われています。
触っても安全ですが、専門家の指示に従って取り扱うことが重要です。
1平方メートルで数百Wh蓄電できて数日蓄電できるのはすごい!!
しかも感電の恐れもないとのこと。
この ec³蓄電コンクリート 早く実用化されてほしいと思いますし、
この日本で開発された技術が世界を変えるかも知れないと可能性を感じました。
開発された企業さんにはぜひとも頑張っていただきたいです。
太陽光の適格事業者を認定 太陽光発電事業者の買収を後押しする制度導入の方針 経済産業省
経済産業省資源エネルギー庁は10月22日「再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会」を開催し
分散する太陽光発電所の集約化を担う発電事業者を「適格事業者」と認定して、
来年度から一定の要件を満たした事業者にお墨付きを与え、ほかの事業者の買収を後押しする制度の概要を発表しました。
資源エネルギー庁の資料には
〇2050年カーボンニュートラルの達成に向けて持続的に再生可能エネルギーの主力電源化を進めていく上で、
FIT/FIP制度に基づき国民負担による支援を受けて導入された既設再生可能エネルギー電源が、
調達期間/交付期間の終了後も長期安定的に事業を継続することが重要。
〇具体的には、FIT/FIP制度の下で2012~2016年度に導入された事業用太陽光は、約2,900万kW(29GW)・約47万件。
これらの電源は2032~2036年度に調達期間/交付期間の終了を迎える。
〇また、これらの事業の長期安定的な継続に向けては、事業への再投資を促しながら、
長期安定電源の担い手として責任あるプレーヤーが事業を実施していくことが重要。
その際には、そうしたプレーヤーに事業を集約していくことも考えられる。
と書かれています。
つまり、小規模の発電事業を行っている発電事業者は
固定価格買取制度(FIT)の電源が期間終了後に運用管理を効率化できず発電事業の継続断念する可能性があり、
そういう事態になると、国民負担による支援を受けて導入された事業用太陽光設備が急減しかねないので、
エリアごとに小規模太陽光を集約して所有・管理することで効率的な運営を行う事業者を認定し
その事業者が分散する小規模な発電事業を長期に安定電源化していく制度を導入するということです。
また、
経産省は「将来的に数十者の適格事業者を認定していくことを想定」しており、
大雑把に各都道府県程度の面積エリアを1社の所有・管理に集約することで、
効率的な運営を実現し、発電事業を継続していくことをイメージしているのだそうです。
「長期安定適格太陽光発電事業者」の認定要件(まとめ・案)についての資料を載せておきます。
2024年10月22日開催 再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会(第70回)
(https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/070.html)
出典:資源エネルギー庁2024年10月22日 再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会 資料抜粋