
高市首相が23日召集予定の通常国会冒頭で衆議院を解散するのではないかという見方が急浮上しています。このような時期に、日経新聞に「AI時代に議員は不要か」という非常に気になる見出しがあったので詳しく調べてみました。
2026年は、あの「ダートマス会議※」でAIという言葉が生まれてからちょうど70年の節目にあたります。産業革命で肉体労働が機械に置き換わったように、今やAIは「頭脳労働」の領域を侵食し始めました。それは政治の世界も例外ではありません。政府答弁作成AI「源内」の導入や、海外での完全AI閣僚の誕生など、SFだと思っていた世界が現実になりつつあります。果たしてAIは、私たちから「政治」という仕事を奪うのでしょうか?それとも、人間にしかできない役割が残るのでしょうか。最新の事例をもとに、AI時代の政治のリアルを深掘りします。
※ダートマス会議(Dartmouth Conference)
「人工知能(AI)」という学問分野が誕生した、歴史的なワークショップのこと。
「AIの父」と呼ばれる伝説的な研究者たちが集まり、現在のAIブームの源流を作った会議として知られています。
政府答弁もAIにおまかせ?「源内」の衝撃
2025年12月、高市早苗首相が「日本社会全体でAIを徹底的に活用していく」と宣言したことは記憶に新しいですが、その象徴とも言えるのが国会の政府答弁作成支援AI「源内(げんない)」です。
記事によると、このシステムは10万人以上の政府職員が利用可能で、実際に使用した官僚からは「そのまま使える部分も少なくない」と高評価を得ています。AIが膨大な過去のデータから論理的な答弁を瞬時に生成してくれるなら、閣僚はただそれを読み上げるだけでいいのでは……? そんな極論すら聞こえてくるほど、その精度は向上しているようです。
「AIゆういちろう」とアルバニアの「AI閣僚」
政治家個人や海外の動きも活発です。
・AIゆういちろう(国民民主党・玉木雄一郎代表) 玉木代表の過去の発言を学習させたアバターAI。
┗ 本人が「98点」をつけるほどの完成度で、憲法への自衛隊明記などの質問に回答。
開始10日間で10万人以上が利用しましたが、OpenAI社の規約(政治活動への利用制限)により現在は休止しています。
・アルバニアのAI閣僚 欧州のアルバニアでは、なんと公共入札を監視する閣僚に「AIが生成した架空の人物」を任命。
┗ AIなら賄賂も受け取らず、脅迫にも屈しないため、汚職撲滅の切り札として期待されています。
「データ処理」「予測」「公平性」において、AIが生身の人間を凌駕する場面は確実に増えています。
それでも「生身の議員」が必要な理由
では、人間の政治家はもう不要なのでしょうか? ここで興味深いのが、2025年にAIエンジニアから参院議員へと転身した「チームみらい」安野貴博党首の見解です。
彼は、AIの限界を指摘しつつ、人間の役割をこう定義しています。
「言語化されていない人の声をいかに拾えるかが腕の見せどころ」
AIは学習データ(=すでに言語化された情報)が全てです。ネット上の声が大きい意見や、拡散されやすい極端な言説(いわゆる「死角」)には強いですが、「声なき声」を拾うのは苦手です。 また、政治の本質である「合意形成」には、論理的な正しさだけでなく、「納得感」や「義理人情」といった非合理的な要素も絡みます。立場の違う相手と調整し、誰もがギリギリ受け入れられる着地点を探る。この泥臭いプロセスこそが、AIにはまだ難しい、人間の聖域なのかもしれません。
まとめ
AIは政治の効率化や透明化において強力なツールになりますが、「納得」や「共感」を生み出すプロセスにおいては、まだ人間に分があるようです。
来るべき総選挙、そしてこれからの政治において問われるのは、「AIか人間か」という二元論ではなく、「AIに振り回される人間か、AIを使いこなしながら”心”ある決断を下せる人間か」という点でしょう。玉木代表がAI動画を見て漏らした「リアルと見分けがつかない。とてつもない時代が始まっている」という言葉は、私たち有権者への警鐘でもあります。
私たちも、情報の真偽を見極める「眼」を養っていかなければなりませんね。
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この記事に関連するページ
・内閣府「AI戦略」関連ページ (日本のAI政策の一次情報として)
・衆議院「公式ウェブサイト」(国会の動きや法案提出状況の確認先として)








