【解説!】系統用蓄電池①

 
先日、2つの蓄電池関連のセミナーに参加しました。
このところ電力業界では蓄電池の話題が豊富で、
実際に取組みを始められている企業さんも多いのが現状ですが
弊社的には「要するにペイするのか」というところが
なかなか不透明だよな~というのが率直な感想です。
とはいえ、弊社も設置するならココにという具体的なプランはあり
具体的な方法の検討や、導入設備の検討段階には入っており
できるだけ早急に運用まで持っていってはやく実際のデータが欲しいなぁと考えています。
 
にわかに注目されている蓄電池ですがその中でもココでは
これから数回に分けて「系統用蓄電池」について書いていこうと思っています。
 
ということでまずは
系統用蓄電池とは?
電力系統や再生可能エネルギー発電所などに接続する蓄電池のことで、
電力系統(送配電、電線などの電力システム)につないで利用され
蓄電池を再エネ発電所や基幹系統につなげば電力が余った時には蓄電し
電力が不足した時には放電することができ系統電力の安定化を図ることができます。
 
つまり、
発電量が多い時間(太陽光稼働時)や電力需要が少ない時間に電力を貯め
発電量が減る時間(太陽光非稼働時)や電力需要が多い時間に電力を流すことができれば
電力量も安定しますし、電力市場の価格も安定的になる。ということです。
 
以前にここでも書きましたが
先日も電力がひっ迫して、他エリアからの電力融通が行われたばかりですし
再生可能エネルギーの出力抑制回数も増えていますので
系統用蓄電池の重要性を実感しています。
 

梅雨明け

 
今日(7月18日/木曜日)関東甲信。東海地方で梅雨が明けたとみられると気象庁から発表がありました。
平年より1日早い発表で、今年は梅雨に入るのは2週間程度遅かったものの、梅雨が明けるのはだいたい平年並らしいのですが
今年は週末にかけての発雷確率が全国的に高く、特に関東甲信で非常に高くなっていて
晴れても天気急変のおそれがあるそうです。
 
また、気象庁の発表によるともう一つ気をつけたいのが、危険な暑さ!!
来週にかけてもうワンランク上の暑い空気がやってきて体温を超えるような暑さをもたらすでしょう。
とのこと・・・。
 
ちなみに、土日にかけては、35℃以上の猛暑日地点が増加しそうで
さらに来週は暑さが増して東京都心でも36℃という予想の日があり
名古屋は23日(火)は37℃が予想されています。
 
梅雨明けでいっそうの暑さ対策が必要になりそうです。
 
AIに作ってもらったイラスト入れてみました~

齋藤経済産業大臣「一時的に厳しくなることは否定できない」

 
猛暑による電力不足の懸念が高まるなか、先日、齋藤経済産業大臣が今後の電力供給について
「一時的に厳しくなることは否定できない」と警戒感を示しました。
 
「7月8日の東京エリアのように、一時的に電力需給が厳しくなることは、今後も否定できない」
とも発言されています。
 
また、現時点で安定供給に必要な電力は確保できる見通しであることから齋藤大臣は
「節電要請を実施しない方針に変更はない」としていますが
冷房を適切に使いながらも使わない照明を消すなど電気の効率的な使用を呼びかけています。
 
節電要請とは
政府が企業や一般家庭に対して「省エネ・節電」への協力を呼びかけることです。
予想される電力需要に対して安定的な電力供給が追いつかないと判断された場合に
大規模停電などのトラブルを回避するために発動されます。
電力需給がひっ迫する可能性がある場合、まず前々日の18時を目処として
一般送配電事業者から電力需給ひっ迫準備情報が発信され
その後、あらゆる供給対策を行っても広域予備率が3~5%まで低下する見通しになった場合に
前日の16時を目処として資源エネルギー庁が電力需給ひっ迫注意報を発令し
生活や経済活動に支障のない範囲で節電への協力を要請することになります。
 
齋藤大臣の発言は「節電要請は実施しない方針」ということですので
この発言のとおりであれば良いのですが
電力卸売市場は敏感に反応しておりますので
弊社以外の電力会社で市場連動プランをご契約されている方はご注意ください。
 

暑さのため電力がひっ迫

 
ここ数日、日本電卸売電力市場が高騰しているのですが
6月8日に中部電力から東電・関電に電力融通が行われました。
東電は午前9時から、関電は午後6時から電力融通を要請したようです。
 
ニュースで酷暑とか危険な暑さとか言葉が使われていますから
当然、皆さまも健康を最優先に何とか暑さを凌いでいただきたいと思います。
しかし、こうなると電力料金への補助金が6月・7月の2か月間無いことが痛いです。
補助金の再開は8月使用分からです。
 
そんなことを言っても・・・と言われてしまうかも知れませんが
お客さまにおかれましては健康第一・身の安全を確保しつつ
節電にも気を配っていただければ幸いです。
 

【解説!】再生可能エネルギーの出力抑制⑦

 
出力抑制量の低減に向けて
資源エネルギー庁のページに2024年3月11日の総合資源エネルギー調査会の資料がありましたのでお借りしました。
つまり、国が出力抑制の対策としてこのようなプランを考えているということです。
 

(出典:資源エネルギー庁 総合資源エネルギー調査会 2024年3月11日資料)
 
ちょっとややこしい用語が並んでいますが
・需要面-使う側での対策 需要の平準化
・供給面-電源側での対策 電源の効率化等
・系統増強面-電線設備の強化(エリア間も含めて送電網の強化)で検討がなされているようです。
 
これらの対策の中で消費者の立場から身近なものを抜粋しご説明すると
〇蓄電池による対策
出力抑制によって捨ててしまうことになる再エネ電力をためて夜間に放電します。
最近では大型の蓄電池を導入する動きも出てきています。
〇デマンドレスポンス(DRと表示される)
DRとは、直訳すれば需要応答です。
これまでは、需給バランスを確保するためには需要に合わせて供給量をコントロールするという考えが一般的でしたがDRは供給側に合わせた需要側の調整をするものです。
出力抑制が実施されそうなときは供給量が余っている状況なのでDRを通じて意図的に電力を消費させようとしたり、
逆に供給量が不足しているときには節電させようとする方法です。
前者を「上げDR」、後者を「下げDR」と呼びます。
 
蓄電池・DRともに新電力を含めた電力各社の取組みが進んでいますので
これから蓄電池やDRに関する情報を目にする機会が増えてくると思います。
 

電気補助金再開について

 
先日よりこのページでお知らせしている電気料金の補助金再開について
経済産業省の発表がありましたので改めてこの内容についてお知らせします。
 
【 低圧 】
8月の使用分 (  9の請求分)は4円/1kWh
9月の使用分 (10月の請求分)は4円/1kWh
10月の使用分(11月の請求分)は2.5円/1kWh を支援する。
 
【 高圧 】
8月の使用分 (  9の請求分)は2円/1kWh
9月の使用分 (10月の請求分)は2円/1kWh
10月の使用分(11月の請求分)は1.3円/1kWh を支援する。
 
齋藤健経済産業大臣は会見で、
「物価高の直撃で苦しむ国民を守り、酷暑の夏を乗り越えるため即効性の高い対策として補助を決めた」
と意義を語ったそうです。
 
これにより、情熱電力のお客さまは改めて手続きを行う必要はなく、
先日までの補助金と同様に弊社で自動的に燃料費調整額にて調整致します。
実施内容につきましては弊社「電気料金のお知らせ」及びマイページからご確認ください。
 

大和哲也選手

 
情熱電力のアンバサダーを務めてくれている 大和哲也選手 (元K-1スーパー・ライト級王者)の応援に行ってきました。
※<SukWanchai MuayThai Super Fight vol.10> 2024年6月30日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホール
メインイベントのこの試合は大和哲也選手のムエタイ復帰戦
試合結果はyahooニュースに載っていたので『コチラ』でご確認いただければと思いますが
 
メインイベントなの当然かも知れないけれど大和哲也選手の試合は「哲也!」「哲っちゃん!」などのコールが湧いていて
大和哲也のファンがたくさんいて皆さんに愛されているんだな。って実感しました。
 
しかし、悔しかった・・・。
 


 
哲っちゃん、頑張ろうぜ!!
 

【続報!】電気料金の補助の一時的再開② 金額規模について

 
このところ電気料金の補助一時的再開のお知らせを掲載しておりますが、
日経新聞に<「1キロワット時3.5円」補助する案を軸に調整に入る>とありましたので
こちらで続報としてお知らせします。
あくまで調整と書いてあるのでいまのところ本決まりではなくあくまで案ということですかね。
 
ひとまず、「1キロワット時3.5円」と言われてもピンと来ないかもしれませんが
2024年1月使用分(2月検針分)~2024年4月使用分(5月検針分)までの補助金と同等になりますので
季節によって電力使用量は違うものの概ねの規模感を把握していただければ幸いです。
但し、高圧については情報がなく、これはあくまで低圧の話だと思われますので、
高圧供給を受けているお客さまは続報をお待ちください。
 

【続報!】電気料金の補助の一時的再開

 
本日付けの電氣新聞に電気代補助再開についての記事が掲載されていましたのでご紹介します。
この5月・6月に電気代の補助の打ち切りや再エネ賦課金の増加で値上げとなった電気料金ですが
ここにきて岸田首相が唐突に電気代補助再開を表明しました。
 
記事によると
見出し:『エネ庁、対応急ピッチ』(引用:電氣新聞 2024年6月25日 1面)
・24日はエネ庁幹部や電力産業・市場室を中心に国会議員会館に説明に回っている。
・25日には自民党の成長全体会議で説明
〇補助の金額規模が焦点で、エネ庁では与党の審議を経て、今月内にも内容を固めたい方針
〇補助策は8月使用分から3か月適用する見通し  とのことです。
 
適用は8月使用分からということですので、いまのところ9月請求分~11月請求分が補助対象になりますが、
現状で補助金をやめた途端に再開する方向に向かっていますので期間の問題よりも
記事にもあるように焦点は補助金の規模ということになりそうです。
 

【速報!】電気料金の補助の一時的再開

 
先ほど、Yahooニュースに
【猛暑予想の夏を前に電気代安くなる 岸田首相が電気料金補助の期間限定再開や年金生活者への給付金など物価高対策を表明へ】という記事が掲載されていました!
(https://news.yahoo.co.jp/articles/625f1d73998737136bd65637b1f57a5908551553)
再開される今回の補助金の規模や内容についてはまだわかりませんので
正式な通達がありましたら、また、お知らせいたします。
続報をお待ちください!!