トランプ氏の「ドンロー主義」が世界を震撼!日本が生き残るための『防衛力強化』ともう一つの鍵とは?

 
アメリカ 米国
 
「ドンロー主義」って何ぞやと思って調べていたら、トランプ大統領に関する衝撃的な記事があったのでまとめてみました。
2026年1月、米軍によるベネズエラへの電撃的な軍事行動とマドゥロ大統領夫妻の拘束というニュースが世界を駆け巡りました。これに続き、トランプ氏はグリーンランドの領有にも強い意欲を示しています。かつての「モンロー主義 ※」を塗り替える、力による覇権拡大「ドンロー主義」。
アメリカが自国の利益のみを追求し、これまでの国際的な法的秩序を度外視し始めた今、私たち日本はどう振る舞うべきなのでしょうか。単なる「防衛力の強化」だけでは足りない、日本の生存戦略の核心に迫ります。
※ モンロー主義:1823年に当時のアメリカ大統領モンローが唱えた「お互いのシマ(縄張り)には干渉しない」という不干渉のルール。
 


 
「ドンロー主義」とは?力による新秩序の到来
トランプ大統領が自ら名付けた「ドンロー主義(ドナルド・トランプ版モンロー主義)」。これは19世紀の拡張主義を彷彿とさせる、法律ではなく「武力と取引(ディール)」による支配を指します。
これまで世界を支えてきたソフトパワーや国際法による秩序は、今や崩壊の危機にあります。トランプ氏は、「米国を再び偉大にする(MAGA)」という目標のため、他国の主権よりも自国の利益を最優先する姿勢を明確に打ち出しました。
 
なぜベネズエラとグリーンランドなのか?
トランプ氏がこれらの地域に固執する背景には、戦略的な「資源の確保」があります。
・ベネズエラ: 世界最大の原油埋蔵量を誇る。米国は石油大手企業を中心に最低1000億ドル(約15.8兆円)の投資を求め、エネルギー覇権を確実なものにしようとしています。
・グリーンランド: 安全保障上の要衝であるだけでなく、莫大な地下資源が眠っています。米国地質調査所によると、ウラン、ネオジム、プラセオジムなどのレアアース埋蔵量は約150万トンにのぼり、これは米国の国内埋蔵量に匹敵します。
現在、世界のレアアース精錬能力の90%を中国が握っています。トランプ氏はこの依存度を下げ、米国の影響力を引き上げる狙いがあるのです。
 
日本が今すぐやるべき「2つのこと」
アメリカが「自国の利益にならないことには関与しない」という姿勢を鮮明にした以上、日本は「対米追従」のフェーズを卒業しなければなりません。記事では、以下の2点が急務であると説いています。
 
① 自国の防衛力の抜本的強化
もはや「アメリカが守ってくれる」という常識は通用しないから。自国を自力で守るための能力を整備し、実力組織としての防衛力を高めることが大前提。
② 独自の多国間ネットワークの再構築
これが「もう一つ」の重要な鍵で、米国一辺倒ではなく、欧州やASEANなどの主要民主国家と独自のスタンスで連携を深める必要がある。
・法的秩序や国家間のルールを重視する国々と結束する。
・経済安全保障面での協力体制を独自に構築する。
・崩れつつある世界秩序を、志を共にする国々と再構築する。
 


 
まとめ
トランプ大統領の「ドンロー主義」は、私たちが当たり前だと思っていた「法による支配」が、一夜にして「力による支配」へ逆行する可能性を突きつけています。
日本にとって、防衛力の強化は避けられない現実です。しかし、それと同時に、世界中の民主主義国家と手を取り合い、新たな国際秩序のリーダーシップを取っていく姿勢こそが、この激動の2026年を生き抜く道となるでしょう。
 


 
情熱電力からのお知らせ
情熱電力は、エネルギーの安定供給を通じて、日本の「エネルギー安全保障」に貢献することをずっと視野に入れています。
今回の「ドンロー主義」に見られるように、化石燃料やレアアースといった資源は常に国際政治の荒波にさらされています。
特定の国にエネルギーを依存し続けるリスクが浮き彫りになった今こそ、
私たちは分散型エネルギー社会を構築しなければならないと考えています。
 
自国でエネルギーを創り、守る。それが日本の真の自立への第一歩です。
情熱電力は、持続可能で強靭な日本の構築に向けて貢献します。
 
情熱電力のこのお知らせページでは、
情熱電力が注目した様々な事柄をピックアップして掲載させていただいております。
今後もこのページを更新して参りますので
ご興味を持たれた方はまたこのサイトにお越しいただければ幸いです。
 
この記事に関連するページ
・ダイヤモンド・オンライン:
米トランプ「ドンロー主義」に対して日本が今すぐやるべきこと、「防衛力の強化」ともう1つは?
・資源エネルギー庁:第45回 総合資源エネルギー調査会 資源・燃料分科会
・資源エネルギー庁:化石燃料を巡る国際情勢等を踏まえた資源開発等の方向性について
 

【最新】ソーラーシェアリングの現在地は?農水省の最新統計から読み解く営農型太陽光の未来

 
ソーラーシェアリング
 
情熱電力が継続的にウォッチを続けているソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)に関する最新の統計資料が、2025年末に農林水産省より公開されました。
「農業と発電の両立」という理想を掲げるこの事業が、今どのような局面を迎えているのか。令和5年度末(2024年3月末)時点のデータを基に、最新の動向と今後の展望をプロの視点で詳しく解説します。ソーラーシェアリングを検討中の方や、土地活用をお考えの農家様にとって、今後の指針となる重要なデータと併せて記事を載せます。
 


 
1. 新規許可件数の推移:FIT依存からの脱却と「安定期」への移行
営農型太陽光発電の導入に欠かせない「農地の一時転用許可」。その新規許可件数は、近年右肩上がりを続けてきましたが、最新データでは変化が見られました。
 
◇ 許可件数の推移
令和5年度の新規許可件数は791件となり、前年度の1,020件から減少に転じました 。これは、FIT(固定価格買取制度)の制度変更に伴う駆け込み需要が落ち着いたことや、運転開始期限(特定営農型太陽光発電設備)の影響によるものと推測されます。
 
一方で、注目すべきは「再許可件数」です。
・再許可件数(令和5年度):952件
・新規許可(791件)を上回る規模で再許可が行われており、すでに設置された設備が適切に運営され、事業が継続している状況がうかがえます。
 
設置されている農地の区分
令和5年度の新規許可物件のうち、「農用地区域内農地」が78%(618件)、「第1種農地」が15%(119件)を占めています。全体の9割以上が、本来は転用が厳しいとされる優良な農地で実施されており、営農継続を前提としたソーラーシェアリングが農地保全の有力な手段となっていることが分かります。
 


 
2. 営農者の質が変化:プロ農家「担い手」が主役に
今回の統計で最も注目すべきは、下部農地で実際に農業を行う「営農者」の構成比です。
 
担い手比率が過去最高水準へ
令和5年度の単年度データでは、営農者の 63%(497件)が「担い手」(認定農業者や認定新規就農者など)となっています。

営農者の区分 全体累計
(H25〜R5末)
令和5年度
新規許可
担い手
(認定農業者・新規就農者等)
2,483件
42%
497件
63%
担い手以外 3,470件
58%
289件
37%
合計 5,953件 (100%) 786件 (100%)

※農林水産省「営農型太陽光発電設備設置状況等について(令和5年度末現在)」より情熱電力作成

・担い手の圧倒的増加: 累計では 42%(2,483件)である担い手比率が、令和5年度の単年度では 63%(497件) と大幅に上昇しています。
・認定農業者が中心: 担い手の内訳を見ると、認定農業者が2,381件 と大半を占めており、プロ農家による事業化が主流となっていることが分かります。
・制度の恩恵: この背景には、担い手が下部農地で営農する場合、一時転用許可期間が 10年以内(通常は3年以内)となる特例措置が大きく影響しています。
 


 
3. 下部農地での栽培作物:戦略的な選択が鮮明に
「パネルの下で何を作るか」という選択も、太陽光パネルによる遮光を前提とした「特徴的な作物」へのシフトが進んでいます。
 
人気の作物ランキング(累計件数)
1.観賞用植物(36% / 2,147件): 「さかき・しきみ」が中心
2.野菜等(28% / 1,654件): 小松菜やねぎ、さらに特徴的な「みょうが」などが人気
3.果樹(13% / 791件): 柑橘類やブルーベリーなど
特筆すべきは、設備の設置に合わせて 栽培作物を変更したケースが6割(3,415件) に上ることです。パネル下の環境を逆手に取り、高品質な「みょうが」や、低照度でも育つ「しきみ」などを選ぶ戦略的な営農が伺えます。
 


 
4. 営農継続の課題:24%で「支障あり」の報告も
一方で、課題も見えてきました。令和5年度末時点で、下部農地での営農に「支障あり」と回答した割合は24%(1,221件) となり、前年度から2%上昇しています。
・支障の主な内容: 最も多いのが「単収減少・生育不良(営農者に起因)」で 71% を占めます。
これは栽培管理の不徹底などが主な要因ですが、法改正による規制強化も進んでおり、今後はより「適切な営農管理」が事業継続の必須条件となっていくでしょう。
 


 
まとめ:これからのソーラーシェアリングに求められるもの
今回の統計データから見えるのは、ソーラーシェアリングが「単なる売電事業」から、「地域農業を支え、担い手を強化するための仕組み」へと成熟しつつある姿です。
今後はFIT制度に頼らない「Non-FIT/PPA」モデルへの移行も見込まれる中、「発電効率」と「農業収益」を高いレベルで両立できるパートナー選びがこれまで以上に重要になります。
 
出典・参考リンク: 農林水産省:営農型太陽光発電設備設置状況等について(令和5年度末現在)
 ┗ ※本統計は農林水産省が毎年公開している、営農型太陽光発電の現状を把握するための公的なデータです。
 


 
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それではまた!!
 

【2026最新】需給調整市場の上限価格は15円へ。系統用蓄電池ビジネスが迎える「質的進化」の好機

 
系統用蓄電所のイメージ
 
こんにちは、情熱電力です!2026年3月の制度改正を控え、業界内で最大の懸念事項となっていた「上限価格の引き下げ問題」に新たな動きがありました。
2026年1月23日に開催された資源エネルギー庁の検討会にて、2026年度以降の需給調整市場の対応方針が更新されました 。以前から議論されていた「7.21円への大幅引き下げ」という急激な変化は一旦見送られ、まずは「15円」からのスタートとなることが示されたのです。
これは、事業者の予見可能性を重視する多くの声が届いた結果と言えるでしょう。しかし、同時に「市場の競争状況が見られない場合の段階的な引き下げ」も明記されており、追い風に甘んじることはできません。本日は、この最新の決定をどう解釈し、蓄電池ビジネスをどう進化させていくべきか、専門的な視点で解説します。
 

項目 2025年度まで 2026年度以降(新ルール)
上限価格 19.51円/ΔkW・30分 15円/ΔkW・30分
(競争状況により10円、7.21円へ段階的引下げ案あり)
募集量(調達量) 現在の3σ相当量 1σ相当量まで削減
(一次・二次①調整力などが対象)
取引形態 週間取引 前日取引
(2026年3月13日取引分より移行)
売買手数料 0.03円/ΔkW・30分 0.06円/ΔkW・30分
運営主体の位置づけ 私設・任意での運営(EPRX) 法制度上の措置も含めた検討開始

 


 
目次
1.上限価格は「15円」で軟着陸。ただし「段階的引き下げ」の条件付き
2.募集量の「1σ相当」削減が意味する、市場の健全化と競争
3.前日取引化・30分単位取引への移行による、運用のアップデート
4.売買手数料の改定(0.06円)とコスト管理の重要性
5.まとめ:変化を「リスク」ではなく「事業の深化」へ
 


 
. 上限価格は「15円」で軟着陸。ただし「段階的引き下げ」の条件付き
これまでの議論では、コスト抑制の観点から「7.21円Δ/kW・30分」への引き下げが強く検討されてきました。しかし、最新の資料では事業者への影響や事業の予見性を考慮し、2026年度からは現行の19.51円から15円/ΔkW・30分へと引き下げ幅を圧縮する方針が示されました 。
 
ただし、市場の競争状況(応札量や価格分布など)をモニタリングし、改善が見られない場合は10円、さらには7.21円へと段階的に引き下げられる可能性も残されています。今回の決定は「急激なリスク」を回避した、いわば市場適応のための猶予期間と捉えるのが現実的です。
 


 
2. 募集量の「1σ相当」削減が意味する、市場の健全化と競争
2026年度からは、募集量についても現在の3σ相当から1σ相当へと削減されます。
 
・目的: 募集量と応札量の乖離による調達コストの高騰を防ぎ、市場運営の健全性を担保するためです。
・拡張の可能性: 系統用蓄電池の参入が増え、十分な競争環境が整った場合には、再び募集量を増加させる柔軟な対応も検討されています。
 


 
3. 前日取引化・30分単位取引への移行による、運用のアップデート
2026年3月13日の取引(14日受渡分)から、
一次〜三次①調整力の取引は「前日取引」へ、そして30分単位の取引へと移行します。
これにより、スポット市場(kWh)での落札状況を確認した上で、最適なリソースを調整力市場へ振り分けるという、よりハイブリッドで高度な運用判断が収益確保の鍵となり、「明日のこのコマは、JEPXで売るべきか、需給調整市場で待機すべきか」という緻密な運用戦略が必要になります。
 


 
4. 売買手数料の改定(0.06円)とコスト管理の重要性
市場運営費用の増加に伴い、2026年度の売買手数料は現在の0.03円から0.06円/ΔkW・30分へと引き上げられる予定です。
一見小さな数字に見えますが、積み重なる取引量の中では無視できないコスト要因となります。収益単価が適正化される中で、こうした周辺コストを含めた緻密な収支管理が、これまで以上に重要視されることになります。
 


 
まとめ
今回の決定により、「急激な収益悪化のリスク」はひとまず和らいだと言えます。しかし、本質的な流れは「コストの適正化」と「競争による健全な市場形成」に向かっています。
・15円スタートという猶予期間を活かし、さらなる低価格時でも成立するモデルを構築する。
・前日取引化を機に、kWh市場とkW市場を最適化するシステム導入を検討する。
・単一の収益源に頼らず、複合的な市場参画によるリスク分散を図る。
今求められているのは、制度の変更に一喜一憂することではなく、この変化を「事業モデルをより強固に磨き上げるチャンス」へと昇華させる姿勢だと言えます。
 


 
情熱電力からのお知らせ
「15円」という着地点を、貴社の持続可能な成長へのステップに。
 
今回の上限価格15円への決定は、系統用蓄電池事業者の皆様にとって「戦略を立て直すための貴重な時間」が与えられたことを意味します。しかし、段階的な引き下げ方針は消えておらず、本物の運用力が試されるのはまさにこれからです。
情熱電力では、最新の決定に基づいた「2026年版・収支シミュレーションのアップデート」を承っています。
 
・15円での投資回収ラインの再確認
・将来的な10円・7円時代を見据えたコストダウン戦略
 
「状況が整理されて、ようやく次のステップが見えてきた」という今こそ、確かなデータに基づいた戦略を一緒に練り上げませんか?情熱電力は、変化の激しいエネルギー市場を勝ち抜く皆様のパートナーとして、どこよりも熱く、誠実にサポートいたします。
 
株式会社情熱電力へのお問い合わせはコチラから
 
この記事に関連するページ
・資源エネルギー庁:第110回 制度検討作業部会
 ┗ 資料 需給調整市場について
・一般社団法人 電力需給調整力取引所(https://www.eprx.or.jp/
 

「水危機」では済まされない?国連が宣告した『世界水破産』の衝撃と、私たちが直面する不可逆的な未来

 
世界の水問題
 
世界の水問題に関する気になる記事があったので調べてみました。
 
普段、私たちが何気なく使っている「水」。蛇口をひねれば当たり前のように出てくるこの資源が、実は今、地球規模で取り返しのつかない事態に陥っていることをご存じでしょうか?
2026年1月20日、国連大学水・環境・保健研究所(UNU-INWEH)は、ある衝撃的な報告書を発表しました。そのタイトルは『地球規模の水破産(Global Water Bankruptcy)』。これまで私たちが耳にしてきた「水不足」や「水危機」という言葉では、もはや現在の状況を表現しきれないというのです。
家計に例えてみましょう。毎月の給料(雨や河川水)だけで生活費(水消費)が賄えなくなれば、私たちは貯金(地下水や氷河)を切り崩して生活します。しかし、その貯金すら使い果たし、借金が膨らみすぎて首が回らなくなった状態――それが「破産」です。
報告書によると、世界の多くの地域で、人間社会は自然が水を補充するスピードを遥かに超えて水を使い続けてきました。その結果、主要な地下水脈は枯渇し、湖は干上がり、湿地は消滅しつつあります。最も恐ろしいのは、これが一時的な「危機」ではないという点です。「危機」であれば、嵐が過ぎ去れば元の生活に戻れるかもしれません。しかし「破産」は違います。一度失われた氷河や、過剰揚水で圧密・沈下してしまった地盤は、二度と元には戻らないのです。
「まだ日本は大丈夫だろう」と思っている方もいるかもしれません。しかし、食料自給率が低い日本は、海外の「水」に依存して生きています。輸入する牛肉や穀物を育てるために使われた水(バーチャルウォーター)が、実は「破産」した水源から来ているとしたら? 世界の水破産は、私たちの食卓や経済活動に直結する、まさに自分ごとの問題なのです。
この記事では、国連が警告する「水破産」の正体と、最新のデータが示す絶望的な現実、そしてこの「破産状態」の中で私たちがどのように生きていくべきかについて、詳しく解説していきます。
 


 
目次
1.「水危機」と「水破産」の決定的な違い
2.数字で見る絶望的な現実:世界の水資産はここまで失われた
3.なぜ「破産」なのか? 家計簿で読み解く水循環の崩壊
4.「元には戻らない」という不都合な真実
5.破産管財人としての私たち:これから求められる行動
6.まとめ:破産宣告は「終わり」ではなく「新たな始まり」
 


 
1. 「水危機」と「水破産」の決定的な違い
これまで私たちは、干ばつなどが起きると「水危機(Water Crisis)」という言葉を使ってきました。しかし、今回の国連大学の報告書は、この言葉の使用に警鐘を鳴らしています。なぜなら、「危機」という言葉には「一時的なショック状態であり、対策をすれば元の状態に戻れる」というニュアンスが含まれているからです。
これに対し、新たに定義された「水破産(Water Bankruptcy)」は、以下のような状態を指します 。
・構造的な赤字: 長期間にわたり、自然の回復力を超える取水が続いている。
・不可逆的なダメージ: 地盤沈下、生態系の喪失など、もはや取り返しがつかない被害が出ている。
・回復不能: どんなにコストをかけても、過去の豊かな水環境を取り戻すことは不可能。
つまり、私たちは「いつか雨が降れば元通りになる」という幻想を捨て、システムが破綻していることを認めなければならない段階に来ているのです。
 


 
2. 数字で見る絶望的な現実:世界の水資産はここまで失われた
報告書は、感情論ではなく、冷徹なデータで世界の現状を突きつけています。以下は、報告書で示された衝撃的な数字の一部です。
・湖沼の消失: 1990年代初頭以降、世界の大型湖沼の50%以上が水量を失っています。
・地下水の枯渇: 主要な地下水脈の70%で長期的な減少傾向が確認されています。
・氷河の融解: 1970年以降、世界の氷河の体積の30%以上が失われました。
・湿地の消滅: 過去50年間で、EU(欧州連合)の総面積に匹敵する4億1000万ヘクタールの自然湿地が消滅しました。
・水不足人口: 現在、世界で約40億人が、少なくとも1年のうち1ヶ月は深刻な水不足に直面しています。
これらのデータは、私たちが「自然の元本」を食いつぶしてしまっていることを明確に示しています。
 


 
3. なぜ「破産」なのか? 家計簿で読み解く水循環の崩壊
この状況を理解するために、報告書では「銀行口座」の比喩が用いられています 。
・普通預金(フロー): 雨や雪解け水によって毎年補充される、河川などの地表水。
・定期預金(ストック): 何百年、何千年とかけて蓄積された地下水や氷河。
本来、人類は「普通預金(雨などの循環する水)」の範囲内で生活すべきです。しかし、人口増加や大規模農業、気候変動による「収入減」が重なり、私たちは禁断の「定期預金(地下水)」に手を付け続けてきました。 収入が足りない分を貯金の切り崩しで補い続ける生活。それが限界を迎え、借金(環境負荷)だけが残り、返済(自然回復)が不可能になった状態。それが「水破産」です。
 


 
4. 「元には戻らない」という不都合な真実
「水破産」という言葉が持つ最も重い意味は、「不可逆性(Irreversibility)」です。
例えば、地下水を過剰に汲み上げた結果、粘土層が圧縮されて起きる「地盤沈下」。一度沈んでしまった地面は、水を注入しても二度と元には戻りません。メキシコシティでは年間約50センチのペースで沈下が進んでおり、建物やインフラに甚大な被害を与えています。
また、生物多様性の宝庫である湿地が干上がれば、そこに住む種は絶滅し、生態系サービス(水の浄化や洪水防止機能)は永久に失われます。「危機管理」は元の状態に戻すことを目指しますが、「破産管理」は、「元には戻らない」という新しい現実を受け入れ、その上で被害を最小限に抑えることに主眼を置きます。
 


 
5. 破産管財人としての私たち:これから求められる行動
では、破産した世界で私たちはどう生きるべきなのでしょうか。国連大学のマダーニ所長は、以下の対策を提言しています。
 
・敗北を認める: 「まだなんとかなる」という否認をやめ、破産の事実を直視する。
・サプライサイドからデマンドサイドへ: ダム建設や淡水化などの「供給拡大」だけでなく、徹底的な「需要削減」へシフトする。
・残された資産の保護: まだ残っている湿地や地下水を、最後のライフラインとして死守する。
・産業構造の転換: 水を大量に消費する農業や産業のあり方を根本から見直し、乾燥に強い作物への転換や、技術革新による効率化を進める。
 


 
まとめ
「水破産」という言葉は非常にショッキングです。しかし、これは絶望して諦めるための言葉ではありません。 マダーニ所長が語るように、「破産宣告は諦めることではなく、新たな出発」を意味します。
私たちが直面しているのは、無限に水が使える時代の「終わり」であり、限られた水を賢く、公平に分かち合う時代の「始まり」です。水の問題は待ったなしの状況です。企業の活動においても、個人の生活においても、「水を使わない」「水を汚さない」「水を守る」選択が、これまで以上に重要になってくるでしょう。
 


 
情熱電力からのお知らせ
情熱電力のこのお知らせページでは、
情熱電力が注目した様々な事柄をピックアップして掲載させていただいております。
随時、このページを更新して参りますので
ご興味を持たれた方はまたこのサイトにお越しいただければ幸いです。
 
この記事に関連するページ
・国連大学水・環境・保健研究所(UNU-INWEH) 今回の報告書の発行元です。水問題に関する国際的な研究機関です。
 ┗ 世界は「世界的水破綻の時代」に突入 国連の科学者が数十億人の危機後の新たな現実を正式に定義
・国土交通省:水資源 日本の水資源の現況や、世界の水問題に関する日本の取り組みがまとめられています。
 ┗ https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/index.html
・環境省:水辺の環境活動プラットフォーム 水循環の健全化に向けた官民連携の取り組みを紹介しています。
 ┗ https://policies.env.go.jp/water/waterside-environment/
 

2035年の電力需要予測!データセンター・半導体がカギとなる「5.3%増」の未来とエリア別格差

 
送電線
 
電力広域的運営推進機関(OCCTO)がまとめた今後10年間の国内電力需要に関する記事があったので調べてみました。これまで「人口減少で電力需要は減っていく」というのが定説でしたが、昨今のAIブームや半導体工場の新設ラッシュにより、潮目が大きく変わりつつあります。最新の予測では、2035年に向けて国内の電力需要は増加トレンドにあるものの、建設現場のリアルな事情により、そのペースに変化が生じているようです。今回は、最新レポートから読み解く日本のエネルギーの現在地と未来について、分かりやすく解説します。
 


 
電力需要は「減少」から「増加」へ
電力広域的運営推進機関(OCCTO)が2026年1月21日に公表した「全国及び供給区域ごとの需要想定」によると、2035年度の全国の需要電力量(使用端)は8,461億kWhに達する見込みです 。これは、2025年度の推定実績と比較すると、今後10年間で約5.3%増加することになります。
かつては省エネ機器の普及や人口減少により、電力需要は右肩下がりになると予測されていました。しかし、2024年の調査で初めて「増加」へ転じて以降、その傾向は継続しています。
 


 
牽引役は「データセンター」と「半導体」
なぜ人口が減っているのに、電気の使用量は増えるのでしょうか?その答えは、産業構造の変化にあります。
・産業用(その他):
データセンターや半導体工場の新増設により、2035年度までに1.7%(年平均)の増加が見込まれています 。特にデータセンター等の大規模需要は、過去のトレンドとは異なる動きをするため、個別に積み上げ計算が行われています 。
・家庭用:
一方で、家庭用などの需要は人口減少や節電の定着により、今後も減少傾向(年平均▲0.6%)が続くと予測されています 。
つまり、「家庭での省エネ分を、デジタル産業の爆発的な需要増が上回って飲み込んでいる」というのが現在の日本の姿です。
 


 
想定外のブレーキ?「建設遅れ」の影響
一方で、今回の発表で注目すべきは「増加ペースの鈍化」です。 昨年の予測と比較すると、データセンターの稼働時期や最大需要への到達時期が後ろ倒しになっています。
・建設の遅延: 資材高騰や人手不足、送電線の増強に時間がかかることなどが要因です。
・下方修正: これにより、2033年度頃までは前回の想定を下回る推移となり、需要の伸びが後年度へ「先送り」される形となりました。
日経新聞の報道によると、米国でもデータセンターの建設計画を厳しく見積もる動きが出ており、需要の過大評価による発電所の「座礁資産化(無駄な投資になること)」への警戒感も高まっているようです。
 


 
北海道が熱い!エリア別の特徴
地域別に見ると、その差は歴然です。特に注目なのが北海道です。ラピダスなどの次世代半導体工場の建設が進む北海道では、2035年度までの需要電力量の伸び率が他エリアを圧倒しています。
・北海道:データセンター・半導体工場の影響で、2035年度には2025年度比で最大需要電力が大幅に増加する見通しです。
・東京・九州::こちらもデータセンターや半導体関連の需要が強く、堅調な増加が予測されています。
一方で、産業集積の動きが少ない地域では、人口減少の影響が色濃く出るため、日本国内でも「電力需要の二極化」が進んでいると言えます。
 


 
まとめ
2035年に向けた日本の電力需要は、デジタル化の波に乗り「増加」トレンドが確定路線となりつつあります。しかし、その足元では建設の遅れやインフラ整備の課題など、現実的な制約も見えてきました。「省エネで減る家庭用」と「爆増する産業用」。このバランスの中で、どのように安定した電力を確保し、コストを最適化していくかが、これからの企業経営の大きなテーマとなりそうです。
 


 
情熱電力からのお知らせ
【電力コストの最適化は情熱電力へ】 今回の予測データが示す通り、日本の電力事情は過渡期にあります。産業用電力の需要増は、将来的な電気料金の変動要因にもなり得ます。「自社のエリアは今後どうなるの?」「再エネ賦課金や託送料金の影響は?」など、電力コストに関する疑問や不安をお持ちの企業の皆様、ぜひ一度情熱電力にご相談ください。 お客様の現状に合わせた最適なプランをご提案し、コスト削減と安定運用の両立を情熱を持ってサポートいたします!
 
株式会社情熱電力へのお問い合わせは こちらからお願いします。
 
この記事に関連するページ
電力広域的運営推進機関(OCCTO):需要想定や供給計画の取りまとめを行っている機関です。
経済産業省 資源エネルギー庁:日本のエネルギー政策全般に関する情報が掲載されています。
 

2027年度以降の事業用太陽光発電におけるFIT/FIP制度支援終了の方向性と2026年度価格改定について

 
太陽光発電の今後
 
このブログでも何度かお伝えしておりますが、2027年度以降のFIT・FIPに関する最新記事があったので調べてみました。 経済産業省・資源エネルギー庁にて開催された第110回「調達価格等算定委員会」において、「地上設置型の事業用太陽光発電(10kW以上)を、2027年度以降FIT/FIP制度の支援対象外とする」という案が示されました。これは、これまでの太陽光発電事業の前提を覆す大きな転換点となります。これから太陽光発電事業を検討されている方、また既に用地確保に動かれている方にとって、この決定は事業計画の根本的な見直しを迫るものです。本記事では、公開された資料を基に、今後の制度変更のポイントと注意すべきリスクについて解説します。
 


 
目次
1.【重要】2027年度以降、地上設置型はFIT/FIP対象外へ
2.2026年度の調達価格・基準価格の変更点
3.屋根設置・住宅用太陽光の今後の扱い
4.次世代技術「ペロブスカイト太陽電池」への優遇
5.まとめ:事業者が今すぐ検討すべきこと
 


 
1. 【重要】2027年度以降、地上設置型はFIT/FIP対象外へ
最も大きなインパクトを与える議論が、地上設置型の事業用太陽光発電(10kW以上)に対する支援の打ち切りです。
資源エネルギー庁の資料によると、太陽光発電のコスト低減が進み、FIT/FIP制度に頼らないPPA(電力販売契約)などの案件形成が進んでいること、また一方で、地域との共生に関する課題(景観や安全性の問題など)が顕在化していることが理由として挙げられています。
 
具体的には、以下の方向性が示されました。
2027年度以降: 現在支援対象区分となっている事業用太陽光発電(地上設置)については、
FIT/FIP制度における支援の対象外とする。
 
つまり、「とりあえず土地を確保して、FIT認定を取れば20年間安泰」というビジネスモデルは、2026年度の認定分をもって事実上終了することになります。現在、地上設置の計画をお持ちの方は、スケジュールの再確認が必須です。
 


 
2. 2026年度の調達価格・基準価格の変更点
では、制度終了前のラストイヤーとなる可能性が高い2026年度の価格はどうなるのでしょうか。ここでも注意が必要です。
昨年度の時点で2026年度の価格はあらかじめ決定されていましたが、昨今のインフレによるコスト上昇を受け、再計算(想定値の見直し)が行われる方向です。
 
コスト上昇の現実
最新のデータ分析によると、システム費用自体は低下傾向にあるものの、土地造成費や系統接続費が上昇しています。
・土地造成費(地上設置): 平均値1.84万円/kW(昨年度設定した2026年度想定値0.9万円/kWを大幅に超過)
・接続費(地上設置): 平均値2.15万円/kW(昨年度設定した2026年度想定値1.35万円/kWを超過)
 
価格設定の方向性
・50kW以上(地上設置): 最新のコストデータが想定を上回ることが明らかであるため、2026年度の調達価格・基準価格を改めて設定し直す(引き上げ等の調整)方向です。
・10kW以上50kW未満(地上設置): コスト上昇・低下が混在しているため、すべてのデータに基づき再算定し、昨年度設定値を上回る場合は再設定されます。
「コストが上がったから売電価格も上げてくれる」と安易に喜ぶべきではありません。
これは、「それだけ初期投資がかさむリスクが高まっている」ということの裏返しでもあります。
 


 
3. 屋根設置・住宅用太陽光の今後の扱い
地上設置への風当たりが強まる一方で、「屋根設置」や「住宅用」は引き続き支援が継続されます。
・事業用(屋根設置): 2026・2027年度ともに、2025年度の価格水準(10kW以上で12.0円/kWなど ※2025年度価格参照)を据え置く方針です。
・住宅用(10kW未満): こちらも2026・2027年度は価格を据え置く方向で調整されています。
 
また、住宅用太陽光における「初期投資支援スキーム(調達期間の短縮など)」については、業界からの懸念を考慮し、本格的な期間短縮の適用開始は2029年度まで後ろ倒しにする案が出ています。
今後の太陽光ビジネスは、野立て(地上設置)から、屋根上活用や自家消費モデルへと完全に主戦場が移ります。
 


 
4. 次世代技術「ペロブスカイト太陽電池」への優遇
今回の委員会資料では、次世代技術である「ペロブスカイト太陽電池」についても言及されています。 国は2030年を待たずにGW級の生産体制構築を目指しており、既存のシリコン系パネルが優遇から外れる一方で、ペロブスカイト太陽電池のような国産再エネ技術には、固定資産税の特例措置などの支援が重点化される見込みです。
将来的にFIT/FIP制度が縮小しても、こうした新技術を活用した分野には新たなチャンスが残されています。
 


 
5. まとめ
今回の委員会で示された方向性は、太陽光発電事業者にとって非常にシビアな内容です。
1.地上設置型FIT/FIPは2027年度以降、廃止の可能性が極めて高い。
2.2026年度はラストチャンスとなるが、造成費・接続費の高騰に注意が必要。
3.今後の支援は「屋根設置」「地域共生型」「次世代技術」へ集中する。
これまでのように「利回り」だけで案件を選ぶ時代は終わりました。今後は、環境価値の訴求や、オフサイトPPAのような相対契約など、国の制度に依存しない自立した事業モデルが求められます。
 


 
情熱電力からのお知らせ
今回のエネ庁の議論により、従来の野立て太陽光発電事業は大きな転換点を迎えました。「現在保有している土地で2026年度中に認定を取りたい」「FITに頼らない自家消費型や非FITモデルへ切り替えたい」とお考えの事業者様、情熱電力にご相談ください。 最新の法規制やコスト動向を踏まえ、リスクを抑えた最適なエネルギー活用プランをご提案いたします。
 
株式会社情熱電力へのお問い合わせは コチラからお願いします。
 
この記事に関連するページ
・資源エネルギー庁:調達価格等算定委員会(第110回)
 ┗ 【資料】太陽光発電について
今回の記事の元となった詳細な配付資料や議事録が公開されています。一次情報を確認したい方はこちらをご覧ください。
 

ジェフ・ベゾスも心酔!ドラッカーの名著『経営者の条件』に学ぶ、成果を上げるリーダー5つの習慣

 
ドラッカー「経営者の条件」
 
経営者の方々とお話すると「ピーター・ドラッカーの本は勉強になるから」と言われる機会が多いです。
そのピーター・ドラッカー先生の『経営者の条件』についてまとめてみました。
本書の原題は『The Effective Executive』。直訳すれば「成果を上げるエグゼクティブ」です。
1966年の初版以来、半世紀以上にわたって読み継がれており、米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏が幹部の必読書に指定していることでも知られています。
ドラッカーが本書で一貫して説いているのは、「他者をマネジメントする前に、まず自らをマネジメントせよ」という冷徹なまでの事実です。特別な才能は必要ありません。成果を上げることは、一つの「習慣」であり、練習によって誰でも習得できる能力だと彼は断言します。今回は、現代の経営にも直結する、リーダーが身につけるべき「5つの習慣的な能力」について深掘りしていきましょう。(今回の記事は完全に内向きかつ自戒の記事です。)
 


 
「マネジメントの父」が説く、セルフマネジメントの本質
ピーター・ドラッカー(1909-2005)は、目標管理や自己管理の概念を確立し、「マネジメントの父」と称されます。彼は経営を単なる手法ではなく、歴史や哲学、心理学などを包括した「リベラルアーツ(教養)」として捉えていました。
そんな彼が導き出した、成果を上げるための5つの能力をまとめてみます。
 


 
1. 時間を記録し、管理する
成果を上げるための制約要因は、常に「時間」です。ドラッカーは、まず「何に自分の時間がとられているか」を把握することを推奨しています。
・実践のポイント: 年に2回ほど、数週間の記録を取り、時間の使い方を可視化する。
・捨てる勇気: 成果を生まない時間の浪費(不要な会食や定例会議など)を見つけ、思い切って「捨てる」ことが重要。
 


 
2. 「貢献」を起点に考える
仕事そのものではなく、そこから生まれる「成果」に目を向けます。ドラッカーは、成果には以下の3種類があるとしています。
・直接的な成果: 売上や利益
・価値の創出: 技術的優位性や品質の向上
・人材の育成: 次世代のリーダーを育てる 「自分はどのような貢献ができるか」を自問し、それを部下にも明確に伝えることが、組織の士気を高める鍵となる。
 


 
3. 人の「強み」を最大化する
ドラッカーの金言の中でも特に有名なのが、「強みを生かす」という考え方です。
 
「成果をあげるには、人の強みを生かさなければならない。弱みからは何も生まれない」
 
リーダーは、部下の欠点を修正することに時間を割くのではなく、その人の強みをどう仕事に動員できるかを考え、配置を行うべきで、人事の基準は「好き嫌い」や「そつがないか」ではなく、「何ができるか」に置かなければならない。
 


 
4. 優先順位を決め、集中する
エグゼクティブは常に多忙だと。
だからこそ、「最も重要なことから始め、一度に一つのことに集中する」ことが不可欠であり、
ここで重要なのは、新しいことを始める前に、
「生産的でなくなった過去のものを捨てる(廃棄する)」ことが大事。
過去の成功体験に縛られた古いプロジェクトを整理することで、最優先事項に注ぎ込む時間を生み出すべき。
 


 
5. 成果をあげる意思決定を行う
最後は、意思決定の質について。
リーダーは多くの小さな決定を下すのではなく、本質的な重要な意思決定に集中すべき。
・何が「正しい」かを問う: 「誰が正しいか」や「受け入れられやすいか」ではなく、「何が正しいか」を基準に判断する。
・実行とフィードバック: 決定して終わりではなく、「誰がいつまでに何をするか」という行動に落とし込み、その後の結果を必ず検証するサイクルを回すべき。
 


 
まとめ
ドラッカーが説く「経営者の条件」は、リーダーとしての資質ではなく、あくまで「習慣」の問題です。
1.時間を管理し
2.貢献に焦点を合わせ
3.強みを武器にし
4.集中すべき優先順位を守り
5.正しい意思決定を下す
この5つを繰り返し実践することで、組織の成果は劇的に変わる。
変化の激しい現代だからこそ、時代を超えて普遍的な価値を持つドラッカーの教えを活かして経営に向き合う。
 


 
情熱電力からのお知らせ
ドラッカーが「時間の使い方」や「資源の集中」を説いています。
すこーし強引ですが、
企業の持続的な成長には「エネルギーの最適化」も欠かせない要素ではないでしょうか。
 
情熱電力では、経営者の皆様が本来の強みである「本業」に集中できるよう、
お客様が電力について考える時間を最小限にする(=悩みや面倒を減らす)ことをコンセプトに
電力コストの削減や再生可能エネルギーへの切り替えを通じた効率的な経営基盤作りをサポートしております。
「無駄を削り、成果を最大化する」。ドラッカー流の経営哲学を、まずは企業のエネルギー戦略から始めてみませんか?
 
コスト診断や最新のエネルギー事情に関するご相談は、ぜひお気軽に情熱電力までお問い合わせください!
株式会社情熱電力へのお問い合わせは こちらからお願いします。
 
この記事に関連するページ
・日経ビジネス:ドラッカーの名著『経営者の条件』に学ぶ、リーダーに必要な5つの能力
・クレモント大学院大学:ドラッカー研究所
 

【太陽光の未来】地域に愛されるメガソーラーへ!東急不動産とクボタに見る「共生と営農」の成功モデル

 
農業シェアリングイメージ
 
「地域と共生するメガソーラー」という気になる記事があったので調べてみました。 昨今、景観や環境問題などでトラブルが報じられることもあるメガソーラーですが、それは全体の一部に過ぎません。実は今、大手企業や自治体を中心に、地域住民から歓迎され、実利をもたらす「次世代型の発電所運営」が進んでいます。
東急不動産の都市開発ノウハウを活かした住民対話や、クボタによる農業と発電の両立(ソーラーシェアリング)など、これからの太陽光発電に求められる「地域共生」のヒントが詰まった事例を、具体的な数字とともにご紹介します。再生可能エネルギーの行く末に興味がある方は必見です。
 


 
目次
1.迷惑施設から「身近なインフラ」へ:東急不動産の挑戦
2.地域に「実利」をもたらす仕組み:北海道と群馬県の事例
3.耕作放棄地を救う「営農型太陽光」:クボタの技術力
4.まとめ:これからのメガソーラーは「愛される」が条件
 


 
1. 迷惑施設から「身近なインフラ」へ:東急不動産の挑戦
メガソーラー建設において最大のハードルとなるのが、近隣住民との合意形成です。ここで都市開発のプロである東急不動産が新しい風を吹き込んでいます。
同社が運営する茨城県行方市の「リエネ行方太陽光発電所」(2020年稼働・定格容量28.3MW・敷地約28万㎡)では、ビル建設などで培ったノウハウをフル活用しています。
 
・丁寧なシミュレーション: 騒音や景観への懸念に対し、具体的な図面やデータを用いて説明。
・地域貢献: 周辺小学校での環境学習や、子育て支援となるプレゼント配布などを実施。
 
同社の担当者が「渋谷のビルも発電所も地域に向き合う姿勢は変わらない」と語る通り、発電所を単なる設備ではなく、地域にとってメリットのある「インフラ」として育て上げる姿勢が、これからの開発には不可欠です。
 
2. 地域に「実利」をもたらす仕組み:北海道と群馬県の事例
「共生」をきれいごとで終わらせず、地域に経済的なメリット(実利)をもたらしている事例もあります。
 
■北海道白糠町:ユーラスエナジーホールディングス 2014年に整備された「ユーラス白糠ソーラーパーク」(約30MW)では、そこから得られる固定資産税収を活用し、町独自の施策として「18歳までの医療・給食・保育の無料化」を実現しました。これは発電所が地域福祉を直接支えている好例です。
■群馬県中之条町:中之条電力 自治体が主導するモデルも注目されています。町が6割を出資する「中之条パワー」は、町内3カ所のメガソーラー(総出力約6MW)から電力を調達。
・売電収入: 年間約5億円
・雇用創出: 地元から正社員を採用
・地域循環: 利益を公共施設や一般家庭への電力供給で還元し、地元商店で使える感謝券を発行。
利益が外部に流出することを防ぎ、電気とお金を町内で循環させるこの「中之条モデル」は、全国の自治体が注目するモデルです。
 
3. 耕作放棄地を救う「営農型太陽光」:クボタの技術力
平地の適地不足解消と、農業問題の解決を同時に行う「営農型太陽光(ソーラーシェアリング)」も進化しています。
 
■市民エネルギーちば(千葉県匝瑳市) 耕作放棄地や不法投棄のあった土地を再生し、パネル下で大豆などを栽培。
・規模: 合計16ha(2017年稼働・出力約1.2MWなど)
・耕作協賛金: 売電収入の一部(0.25ha当たり年8万円)を農業法人へ支払うことで、単体では厳しい農業経営を黒字化。
 
■クボタの参入 農機大手のクボタは、産業としての営農型確立を目指しています。
・計画: 2026年までに全国200カ所、総出力約20MWを整備。
・技術: パネル架台を高さ3m、支柱間隔5mに設定し、大型トラクターが走れる設計に。
・信用力: 「クボタなら数十年継続できる」という安心感が、融資のハードルを下げています。
クボタは将来的に、自社の営農支援システムと連動させ、生産性向上も視野に入れています。
 
まとめ
今回の記事から見えてきたのは、太陽光発電が「ただパネルを並べるだけの時代」は終わったということです。
・地域住民との丁寧な対話と不安解消
・税収や雇用、サービスによる地域への利益還元
・農業と発電を両立させ、耕作放棄地を解消する技術
これらを満たす、地域に愛され必要とされる発電所こそが、今後の太陽光発電のスタンダードになっていくでしょう。東急不動産やクボタのような異業種からのノウハウ流入は、業界全体をより良い方向へ導く鍵となりそうです。
 


 
情熱電力からのお知らせ
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情熱電力が注目した電気に関連した様々な事柄をピックアップして掲載させていただいております。
このページを更新して参りますので
ご興味を持たれた方はまたこのサイトにお越しいただければ幸いです。
 
この記事に関連するページ
環境省:地域共生型再エネと環境省の取組
農林水産省:営農型太陽光発電について
資源エネルギー庁:なっとく!再生可能エネルギー
 

トヨタ逆襲!新型EV「bZ4X」が凄すぎる!航続距離746km&3ヶ月で受注1万台突破の理由

 
日本車EV
 
日本車EVに関する気になる記事があったので調べてみました。「EVシフトに出遅れた」なんて言われることもあったトヨタですが、ついに国内市場で形勢を逆転しました。2025年10月に発売された新型「bZ4X」が、なんと発売からわずか3ヶ月足らずで受注1万台を突破。四半期の国内EV販売台数でも首位に立ったのです。 特筆すべきは、最大746kmという圧倒的な航続距離と、前モデルから大幅に見直された価格設定です。テスラやBYD、そして軽EVの王道である日産サクラさえも抑えてNo.1に輝いた背景には、一体どんな戦略があったのでしょうか? 今回は、国内EV市場に大きな衝撃を与えているトヨタの快進撃と、私たちユーザーにとってのメリットを深掘りします。国産EVへの乗り換えを検討している方、必見です!
 


 
■ データで見る「bZ4X」の快進撃
トヨタ自動車が2026年1月8日に発表したデータによると、2025年12月末時点で新型bZ4Xの受注台数は約1万1000台に達しました。当初の月販目標が1,700台だったことを考えると、予想を遥かに超える人気ぶりです。
さらに驚くべきは、実際の販売(登録)実績です。2025年10〜12月の販売台数は計3,448台となり、以下の競合を抑えてトップに立ちました。
 
・テスラ(約2,600台)
・BYD(約800台)
これまで輸入車や軽EVが席巻していた市場で、トヨタの普通車EVがシェアを奪還した形です。
 
■ なぜ今、トヨタのEVが選ばれているのか?
今回のヒットには、明確な2つの理由があります。
 
1. 不安を払拭する「航続距離746km」 新型bZ4Xは、航続距離を従来比で25%伸ばし、最大746km(カタログ値)を実現しました。これは国内最長水準です。エアコン使用や冬場の走行で実用距離が落ちることを考慮しても、日常使いで充電切れの不安を感じることはほぼないレベルと言えます。
2. 本気を感じる「70万円の値下げ」 スペックが向上したにも関わらず、価格は480万円からに設定されました。同等のグレードで比較すると、改良前から実質70万円もの値下げとなります。さらに、政府からのEV補助金(最大130万円)を活用すれば、実質300万円台半ばで購入できる計算になり、ハイブリッド車と比較しても遜色のない価格競争力を手に入れました。
 
■ インフラとサービスの充実
「車だけ作って終わり」ではないのが、今回のトヨタの強みです。 新型発売に合わせて、新たな充電サービス「TEEMO(ティーモ)」を開始。トヨタ販売店だけでなく、提携先の充電器も含めて検索・予約・決済が一括で行えます。 また、販売店への急速充電器設置も急ピッチで進めており、2025年度中には約500基体制となる予定です。
 
■ 激化する国内EV戦争
トヨタの攻勢に対し、ライバルたちも黙ってはいません。 日産は同時期に、航続距離最大702kmを誇る新型「リーフ」を発表(518万円〜)。スズキは初のEV「eビターラ」を投入し、BYDも今夏に軽EV「ラッコ」の発売を控えています。 選択肢が増え、インフラが整い始めた今こそ、日本国内における「EV普及元年」の再来と言えるかもしれません。
 
まとめ
トヨタ新型bZ4Xのヒットは、日本の消費者が「性能に見合った価格」と「安心できる航続距離」があれば、積極的にEVを選ぶことを証明しました。「EVはまだ早い」という声もありましたが、最大746kmの航続距離と充実した充電サポートがあれば、ガソリン車と変わらない感覚でカーライフを楽しめそうです。2026年は、国産メーカー同士の競争によって、私たちユーザーにとってさらに魅力的なEV市場になることは間違いありません。
 


 
情熱電力からのお知らせ
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この記事に関連するページ
・トヨタ自動車 公式サイト(bZ4X 車種ページ
・一般社団法人 次世代自動車振興センター(CEV補助金
 

【緊急発表】1/25まで警報級の大雪に警戒!長野県北部から全国へ広がる寒波と賢い節電・防寒術

 
長野県 雪
 
国土交通省が今後の大雪に対する緊急発表!という記事があったので調べてみました。
2026年1月21日(水)から25日(日)頃にかけて、日本列島は非常に強い冬型の気圧配置に見舞われる見通しです。北日本から西日本の日本海側を中心に、平地・山地ともに5日以上にわたる長期間の大雪が懸念されており、気象庁と国土交通省は不要不急の外出を控えるよう異例の呼びかけを行っています。
特に私たちの拠点である長野県内でも、21日から22日にかけて北部を中心に大雪警報が発令される可能性が高まっています。雪への備えはもちろん、厳しい寒さによる光熱費の高騰や停電リスクへの対策も欠かせません。この記事では、最新の降雪予測データとともに、身を守るための歩き方やスマホの扱い、そして賢いエネルギーの使い方についてまとめました。
 


 

目次
1.【最新データ】長野県と全国の降雪予測(1/21〜1/25)
2.要警戒!局地的な豪雪をもたらす「JPCZ」とは?
3.外出時の注意点:立ち往生を防ぐ車の装備と「ペンギン歩き」
4.室内でのリスク管理:ヒートショック対策とスマホの結露
5.寒波を乗り切る!節電しながら暖かく過ごすヒント
6.まとめ
 


 
1. 【最新データ】長野県と全国の降雪予測(1/21〜1/25)
今回の寒波は「警報級」とされており、広範囲で記録的な降雪となる恐れがあります。特に長野県内の予測値に注目してください。
 
◇長野県内の24時間予想降雪量(1/21正午〜1/22正午)
・北部(山沿い・中野飯山地域):40cm(大雪警報の可能性あり)
・中部:10cm
・南部:5cm
 

対象地域 24時間予想降雪量(最大)
北陸 100cm
東北 70cm
北海道・近畿 50cm
長野県北部(山沿い) 40cm
関東甲信・東海・中国 40cm
長野県中部 10cm
長野県南部 5cm

※2026年1月21日正午〜22日正午までの予測値(気象庁発表データに基づく)

長野県北部や西側の地域では、25日頃まで断続的に雪が降り続く見込みです。積雪による交通障害や、電線への着雪による停電に最大級の警戒が必要です。
 


 
2. 要警戒!局地的な豪雪をもたらす「JPCZ」とは?
今回の予報で頻出しているキーワードが「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」です。 これは、大陸からの冷たい風が朝鮮半島の山脈で二手に分かれ、日本海上で再び合流することで発生する強力な雪雲の帯のことです。この帯が同じ場所に停滞すると、短時間で爆発的な降雪をもたらし、過去にも大規模な車両の立ち往生を引き起こしてきました。
 


 
3. 外出時の注意点:立ち往生を防ぐ車の装備と「ペンギン歩き」
国土交通省は、やむを得ず車を運転する場合は冬用タイヤの装着とチェーンの携行を徹底するよう求めています。
・車の備え:スコップ、砂、防寒着、非常食を車内に常備しましょう。
・歩行のコツ:凍結した路面では、歩幅を小さくし、靴の裏全体を地面につけて歩く「ペンギン歩き」が有効です。
特に横断歩道の白線やバス乗り場は滑りやすいため避けましょう。
 


 
4. 室内でのリスク管理:ヒートショック対策とスマホの結露
厳しい寒さは、家の中での事故や家電の故障も引き起こします。
・ヒートショック対策: 入浴前に脱衣所や浴室を暖め、お湯の温度は41度以下に設定しましょう。急激な血圧変化を防ぐことが肝心です。
・スマホの故障に注意: 極寒の屋外から暖かい室内に入った直後の充電は厳禁です。温度差で内部に結露が生じ、ショートする恐れがあります。手で少し温めてから充電するようにしましょう。
 


 
5. 寒波を乗り切る!節電しながら暖かく過ごすヒント
大雪で外出を控える際、気になるのが暖房費です。効率よく暖を取りましょう。
1.窓の断熱:厚手のカーテンを床まで垂らし、冷気の侵入を防ぐだけで暖房効率が劇的に上がります。
2.設定温度の再確認:過度な設定温度の上げすぎを控え、サーキュレーター等で天井付近の暖気を循環させましょう。
3.停電への備え:万が一の停電に備え、ポータブル電源やカセットコンロなどの準備を確認してください。
 


 
まとめ
25日頃まで続く今回の最強寒波は、長野県北部をはじめ全国的に大きな影響を及ぼす可能性があります。「不要不急の外出を控える」「最新の気象情報をこまめにチェックする」「停電と防寒の準備を整える」ことが、自分と家族の身を守ることに繋がります。
寒さ対策とエネルギー管理を万全にして、この冬の難所を乗り越えましょう!
 


 
情熱電力からのお知らせ
情熱電力では、長野県の厳しい冬を支えるエネルギーのパートナーとして、地域の皆様の安心な暮らしを応援しています。 今回のような警報級の大雪や厳しい寒波の際には、電力需要が急増し、電力コストへの影響も懸念されます。
「冬の電気代が不安」「停電対策として太陽光発電や蓄電池を検討したい」といったご相談がございましたら、ぜひお気軽に情熱電力までお問い合わせください。地域の気候特性を熟知したスタッフが、最適なエネルギーライフをご提案いたします。
皆様、どうぞ安全第一でお過ごしください。
 
株式会社情熱電力へのお問い合わせは こちらからお願いします。
 
この記事に関連するページ
・気象庁|防災情報:気象情報
・国土交通省|道路防災情報
・長野地方気象台|長野県の気象状況