ついに自治体が動いた!「スマホは1日2時間まで」条例案にあなたも無関係じゃない?自由か健康か、私たちの選択

 
スマホ利用
 
気になるニュース記事があったので調べてみました。愛知県豊明市が、なんと「仕事や勉強以外のスマホ利用は1日2時間まで」という目安を盛り込んだ条例案を議会に提出するというのです。しかも驚くべきことに、この条例案の対象は子どもだけでなく、市内に住む全住民。罰則はないものの、全住民を対象に使用時間の目安を示す条例案は全国初とのことで、大きな注目を集めています。スマホが生活必需品となった今、なぜ自治体が個人の利用時間にまで踏み込むのでしょうか。健康への影響、家庭環境の変化、そして個人の自由。このニュースは、私たち一人ひとりが「スマホとの付き合い方」を真剣に考えるべき時が来たことを示唆しているのかもしれません。もし、あなたの住む街で同じ条例ができたら…あなたはどう感じますか?
 


 
え、そこまで決めるの!?条例案の気になる中身
2025年8月21日に発表された愛知県豊明市の条例案、その名も「豊明市スマートフォン等の適正使用の推進に関する条例」。名前だけ聞くとよくある啓発活動のように思えますが、その中身はかなり踏み込んだものでした。
・対象者: 豊明市の全住民(市内の学校に通う市外在住の子どもも含む)
・利用時間の目安: 仕事や勉強時以外の自由時間は1日2時間以内
・夜間利用の目安:
  小学生以下:午後9時まで
  中学生以上:午後10時まで
・対象機器: スマートフォン、タブレット、ゲーム機器など
・罰則: なし(あくまで努力目標)
「全住民が対象」で「2時間」という具体的な数字を示す。これが全国初であり、多くの人が驚いた点ではないでしょうか。罰則がないとはいえ、自治体が条例として個人の生活習慣に目安を示すというのは、異例のことです。
 


 
なぜ今、自治体がスマホ利用に口を出すのか?
豊明市がこの条例案を提出した背景には、深刻な社会課題がありました。市は以前から不登校対策に取り組んできており、その一因としてスマホの長時間利用が挙げられていたのです。
 
記事によると、過度なスマホ利用は、
・健康面への悪影響: 睡眠不足や心身の不調
・家庭環境への悪影響: 家族間の会話の減少
・子どもの健全な育成の阻害
などを引き起こす恐れがあると指摘されています。
 
実際に、厚生労働省が発表した「令和元年度 健康実態調査結果の報告」によると、睡眠で休養が十分にとれていない人の割合は年々増加傾向にあり、20代から40代では4人に1人が睡眠全体の質に満足していないと回答しています。夜遅くまでのスマホ利用が、その一因であることは想像に難くありません。
この条例は、単にスマホ利用を制限したいのではなく、「睡眠時間をしっかり確保し、心身の健康を保つこと」「家族とのコミュニケーションを大切にすること」を市民全体で考え直すきっかけにしたい、という市の強いメッセージが込められているのです。
 


 
個人の自由 vs 社会の健康 あなたはどう思いますか?
このニュースに対し、SNSなどでは様々な意見が飛び交っています。
 
【賛成・理解を示す声】
「自分や子どもを律する良いきっかけになる」
「健康被害は深刻。社会全体で考えるべき問題」
「罰則がないなら、良い目標設定だと思う」
 
【反対・疑問の声】
「行政が個人の自由な時間に介入しすぎだ」
「仕事とプライベートの線引きが曖昧。実効性はあるのか?」
「家庭ごとにルールを決めるべき問題ではないか」
 
確かに、何をどれだけ見るかは個人の自由です。しかし、その利用が心身の健康を蝕み、社会的なつながりを希薄にしているとしたら…?
この条例案は、私たちに「自由とは何か、健康とは何か」という根源的な問いを投げかけているのかもしれません。皆様は、この豊明市の取り組みをどうお感じになりますか?
 


 
まとめ
愛知県豊明市が打ち出した「スマホ1日2時間」条例案。罰則のない努力目標とはいえ、自治体が全住民を対象に具体的な利用時間の目安を示したことは、大きな一石を投じました。
この条例の目的は、スマホ利用を禁止することではなく、市民一人ひとりが自らのスマホとの付き合い方を見つめ直し、健康的な生活や家族との時間を大切にする「きっかけ」を提供することにあります。
強制ではないからこそ、私たちはこの提案を真摯に受け止め、自分の生活を振り返ってみる良い機会と捉えることができるのではないでしょうか。あなたのスマホのスクリーンタイムは、今日何時間になっていますか?
 


 
情熱電力からのお知らせ
今回のニュースをきっかけに、スマホから少し距離を置いて、家族と過ごす時間や自分の趣味の時間を大切にしたいと感じた方も多いのではないでしょうか。
おうちで過ごす時間が増えると、気になるのが毎月の「電気代」です。情熱電力では、皆さまのライフスタイルに合わせたお得な電気料金プランをご提案しています。電力会社を見直すだけで、毎月の固定費がぐっとお安くなるかもしれません。
浮いたお金で新しい趣味を始めたり、家族でちょっとした贅沢をしたり。スマホ時間を減らして生まれた大切な時間を、もっと豊かに過ごすためのお手伝いを、情熱電力がいたします。
 
情熱電力のこのお知らせページでは、
情熱電力が注目した生活に関連した様々な事柄をピックアップして掲載させていただいております。
弊社では、随時、このページを更新して参りますので
ご興味を持たれた方はまたこのサイトにお越しいただければ幸いです。
 
それではまた!!
 
この記事に関連するページ
・豊明市公式ウェブサイト(https://www.city.toyoake.lg.jp/1.htm
・条例案(https://www.city.toyoake.lg.jp/secure/31472/gian64.pdf
・厚生労働省 睡眠対策(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/suimin/index.html
 

2050年、日本の砂浜が消える?「泳がない夏」が新常識に!レジャーの未来を徹底解説

 
日本の砂浜
 
夏の過ごし方にも変化があるようです。夏のレジャーといえば海水浴!!と思っていたのですが…。この海水浴に関する気になる記事があったので調べてみました。
かつては夏の風物詩として、誰もが楽しんだ海水浴。しかし、日本生産性本部の調査によると、その参加人口はピークだった1985年の3,790万人から2023年には430万人へと、なんと約9分の1にまで激減しているというのです。
さらに衝撃的なのは、地球温暖化の影響で「2050年には日本の砂浜の約半分が消失する」という予測。私たちの知らないところで、夏の風景は大きく変わろうとしています。
この記事では、なぜ人々は海で泳がなくなったのか、そして変わりゆく海辺の楽しみ方とは何かを、最新のデータとマーケティングの視点から深掘りします。未来の夏のビジネスチャンスのヒントが隠されているかもしれません。
 


 
データで見る「海水浴離れ」の深刻な実態
夏のレジャーの王様だった海水浴。しかし、その人気にはっきりと陰りが見えています。
 
海水浴客数:
ピーク時(1985年): 3,790万人
最新(2023年): 430万人
(出典:日本生産性本部「レジャー白書」)
 
この約40年で、実に88%以上もの人が海水浴に行かなくなった計算です。「サザンやTUBEの曲が流れる賑やかなビーチ」という光景は、もはや過去のものとなりつつあるのかもしれません。では、その背景には何があるのでしょうか。
 


 
なぜ海に行かない? 2つの大きな理由
海水浴客が減少している背景には、私たちの「価値観の変化」と、避けることのできない「環境問題」という2つの大きな要因があります。
 
1. ライフスタイルの変化と猛暑
・レジャーの多様化: 音楽フェス、キャンプ、テーマパーク、そして最近では「ナイトプール」や「水上アスレチック」など、夏を楽しむ選択肢が格段に増えました。
・価値観の変化: 「海に行くまでの準備が面倒」「海風で体がベタつくのが嫌」「砂で汚れたくない」といった、快適さを重視する人が増えています。
・記録的な猛暑: 夏の酷暑は、日中に屋外で過ごすこと自体をためらわせます。「涼むために海へ」というより「暑すぎて外に出られない」という状況が生まれているのです。
 
2. 深刻化する「砂浜の消失」という物理的な問題
実は、私たちが行きたくても行けなくなるかもしれない、もっと深刻な問題が進行しています。それが砂浜の消失です。
東北大学の有働恵子教授らの研究によると、日本の砂浜の幅は1900年には平均約70メートルあったものが、ダム建設や護岸工事の影響で1990年には約43メートルまで後退しました。
 
それに追い打ちをかけるのが地球温暖化です。
・海面上昇: IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)の報告書では、2100年までに海面が最大1.01メートル上昇する可能性が指摘されています。
・砂浜の消失予測: 有働教授らの分析では、温暖化によって日本の砂浜は2050年までに28%〜50%が消失し、2100年には最悪のシナリオで84%が失われる(東京ドーム約3,900個分)と予測されています。
神奈川県藤沢市の片瀬西浜・鵠沼海水浴場では、実際に年約1メートルのペースで砂浜の後退が続いており、海の家の経営者が危機感を募らせています。
 


 
マーケティング視点で見る「ビーチのラウンジ化」という新潮流
海水浴客は減る一方で、海辺の楽しみ方には新しいトレンドが生まれています。それが「ビーチのラウンジ化」です。
 
鎌倉市でサーフィン店を経営する奥田みゆき氏によると、かつてのような家族向けの「海の家」が減り、お酒や会話を楽しむバーのような施設が増えていると言います。
・目的の変化: 「泳ぐ」ことから、海辺の空間で「過ごす」ことへ。
・利用時間の変化: 猛暑の日中を避け、比較的過ごしやすい午前中や夕方に人が集まる。
・新しい活用法: 海の家で結婚式や企業の新車発表会が開催されるなど、イベントスペースとしての活用も進んでいます。
これは、顧客のニーズの変化を捉えた新しいビジネスモデルと言えます。「海に入らない層」をターゲットに、快適な空間と新しい体験を提供することで、新たな客層を呼び込んでいるのです。夏のレジャー市場において、これは大きなビジネスチャンスかもしれません。
 


 
まとめ
かつての夏の風物詩であった海水浴は、ライフスタイルの変化と地球温暖化という大きな波に直面し、その姿を大きく変えようとしています。海水浴客の減少と砂浜の消失は、私たちに夏の終わりのような寂しさを感じさせるかもしれません。
しかし、一方で「ビーチのラウンジ化」のような、新しい海との付き合い方も生まれています。これは衰退ではなく、時代のニーズに合わせた「進化」と捉えることもできるでしょう。
未来の夏、私たちはどのように海と向き合っていくのでしょうか。この記事が、これからのレジャーのあり方や、環境問題について考えるきっかけとなれば幸いです。
 


 
情熱電力からのお知らせ
地球温暖化は、遠い未来の話ではなく、この記事でご紹介したように、私たちの楽しい夏の思い出の風景さえも変えてしまう身近な問題です。美しい砂浜を未来の子供たちに残すためにも、私たち一人ひとりがエネルギーの使い方を見つめ直すことが重要です。
 
情熱電力は、お客さまのニーズに合わせ、太陽光などの再生可能エネルギーによって作られた、CO2を排出しないクリーンな電気をお届けするメニューも用意しています。
ご家庭や職場の電気を「情熱電力」に切り替えるという選択が、地球温暖化の防止につながり、未来の美しい海岸を守るための一歩となります。
 
情熱電力のこのお知らせページでは、
情熱電力が注目した電気に関連した様々な事柄をピックアップして掲載させていただいております。
弊社では、随時、このページを更新して参りますので
ご興味を持たれた方はまたこのサイトにお越しいただければ幸いです。
 
それではまた!!
 
本記事の内容に関連するページ
・環境省 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書について(https://www.env.go.jp/earth/ipcc/6th/index.html
・日本経済新聞 2050年に砂浜半減も 夏のレジャー、海水浴は少数派 (https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC072JC0X00C25A7000000/
 

「エアコンの風、無理!」そんなあなたへ。命を守る、残暑を乗り切るための賢い暑さ対策

 
鶴見さん 残暑
 
実は、私。エアコンが苦手なのですが、皆さまはいかがでしょうか。あの冷たい風に当たり続けると、どうも体がだるくなったり、頭がズキズキしたり…。夏は好きでも、屋内での冷えとの闘いに毎年悩まされています。
 
しかし、近年は「ちょっと暑い」では済まされない「災害級の猛暑」が続いていますよね。連日のニュースで熱中症の危険性が報道されるたび、「苦手だから」とエアコンを避けていては、本当に命に関わるのではないかと不安になります。
 
そんな中、「エアコンが苦手な人はどう猛暑に備えれば良いのか」という気になる日本経済新聞の記事を見つけました。調べてみると、熱中症で亡くなる方の多くがエアコンを適切に使っていなかったという衝撃の事実が。この記事では、私と同じようにエアコンが苦手な方でも、快適かつ安全に猛暑を乗り切るための具体的な方法を、データを交えながら分かりやすくご紹介します。工夫次第で夏はもっと快適になります。一緒にこの夏を賢く乗り切りましょう!
 


 
危険な猛暑のサイン。熱中症死亡者の約9割がエアコン不使用という事実
「自分は大丈夫」と思っていても、近年の夏は私たちの想像をはるかに超える暑さになっています。気象庁によると、2025年7月は2024年7月よりも暑く、観測史上最も暑い7月となりました。もはや猛暑は日常であり、熱中症は誰にでも起こりうる非常に危険な状態です。
また、2025年は7月だけでなく、8月に入ってからも記録的な猛暑が続いており、8月5日には群馬県伊勢崎市で41.8℃を観測し、日本国内の観測史上最高気温も更新しています。
 
そして、特に深刻なのは室内での熱中症です。東京都監察医務院の調査(2024年夏・東京23区)によると、屋内で熱中症により亡くなった方のうち、エアコンがあったのに使っていなかった方が64%、そもそもエアコンが設置されていなかった方が22%にものぼりました。つまり、亡くなった方のおよそ9割が、エアコンを使っていない状態だったのです。
 
専門家は「エアコンは命を守る道具」だと断言します。わかってはいても、冷風が苦手だったり、「体に悪い」と感じたりして、使用をためらってしまう気持ちもよく分かります。では、どうすれば快適に、そして安全にエアコンと付き合えるのでしょうか。
 


 
【エアコン苦手さん向け】快適に使うための3つの工夫
我慢してエアコンを消すのではなく、「快適に使う」工夫を取り入れてみましょう。ポイントは「風」と「温度・湿度」です。
 
工夫1:扇風機やサーキュレーターで「風の流れ」を作る
エアコンの冷風が直接体に当たるのが苦手、という方は非常に多いです。そんな時は、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。
ポイントは、エアコンに背を向けるように扇風機を置き、部屋全体に空気を循環させることです。冷たい空気は下に溜まる性質があるので、空気をかき混ぜることで部屋の温度が均一になり、設定温度がそれほど低くなくても快適に感じられます。風が直接当たらないので、体の冷えすぎも防げます。
 
工夫2:最適な「温度・湿度」を見つける
専門家が推奨する室温は25〜28度、湿度は50〜60%です。エアコンの除湿(ドライ)機能をうまく使うと、温度を下げすぎなくても湿度が下がることで体感温度がぐっと涼しく感じられます。寝苦しい夜もタイマー機能を活用し、寝付くまでの1〜2時間だけつけるなど、自分の体調に合わせて調整してみましょう。
 
工夫3:「着るもの」で体温調節
「それでも寒い!」と感じる場合は、我慢せずに一枚羽織りましょう。薄手の長袖やカーディガン、ひざ掛け、レッグウォーマーなどを活用して、冷えやすい部分を守るのも有効です。「寒いなら消す」のではなく、「寒いから着る」という発想の転換が、熱中症対策と快適性を両立させるカギです。
 
【もしもに備える】エアコンが使えない時の「体を冷やす」裏ワザ
災害による停電などで、どうしてもエアコンが使えない状況も考えられます。そんな時のために、体を効果的に冷やす方法を知っておきましょう。
 
〇 気化熱を利用する方法
水が蒸発する時に熱を奪う「気化熱」を利用します。濡らしたタオルやハンカチで肌を拭き、うちわや携帯扇風機で風を送ると、ひんやりして気持ちよく、体温を下げることができます。霧吹きで体に水を吹きかけるのも効果的です。
 
〇 熱伝導を利用する方法
氷のうや、タオルで巻いた保冷剤、冷たいペットボトルなどを、太い血管が通っている場所に当てると効率的に体を冷やせます。
・首の付け根(両脇)
・脇の下
・足の付け根(股関節のあたり)
これらの場所を冷やすことで、冷えた血液が全身を巡り、体温を効果的に下げることができます。
 


 
まとめ
災害級の猛暑から命を守るためには、エアコンの適切な利用が不可欠です。エアコンが苦手な方も、扇風機を併用して風を循環させたり、服装で調整したりと、少しの工夫で快適に過ごすことができます。
 
「我慢」は熱中症の最も大きなリスクです。
 
自分の体調と相談しながら、まずは設定温度の見直しやサーキュレーターの導入など、できることから始めてみませんか?そして、万が一に備えて、エアコンなしで体を冷やす方法も覚えておき、この危険な夏を元気に乗り切りましょう。
 


 
情熱電力からのお知らせ
最後までお読みいただきありがとうございます。
快適な夏を過ごすためには、エアコンの上手な活用が欠かせません。しかし、そうなると気になるのが夏の電気代ですよね。
 
「電気代を気にせず、快適な室温で過ごしたい…」
 
情熱電力では、そんなお客さまの想いに応える、おトクな料金プランをご用意しております。ご家庭のライフスタイルに合わせたプランを見直すことで、電気代を賢く節約しながら、熱中症のリスクを減らすことができます。
 
この夏、我慢しない快適な暮らしを、情熱電力と一緒に始めてみませんか?
 
▼ 情熱電力へのコンタクトはこちらから → https://jo-epco.co.jp/contact/
 


 
■ 本記事の内容に関する参考ページ
この記事を作成するにあたり、以下の公的機関の情報を参考にいたしました。熱中症対策に関するさらに詳しい情報が掲載されていますので、ぜひご活用ください。
 
・環境省 熱中症予防情報サイト(https://www.wbgt.env.go.jp/
 暑さ指数(WBGT)の速報値や予測値、熱中症への対処法などが確認できます。
 
・厚生労働省 熱中症関連情報(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/
 熱中症予防のリーフレットや、職場における熱中症対策などがまとめられています。
 
・気象庁 熱中症から身を守るために(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/netsu.html
 熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に発表されるアラートの情報などを確認できます。
 

蓄電池ビジネス最前線!国の最新動向からサイバーリスクと収益性のリアルを解説します。

 
大規模蓄電所
 
先日、経済産業省の「定置用蓄電システム普及拡大検討会」が開かれ、系統用蓄電池ビジネスの未来を左右する重要な議論が交わされました。この記事では、同検討会の最新の公開情報をもとに、今、蓄電池ビジネスに参入するなら絶対に知っておくべき「サイバーセキュリティリスク」と、気になる「事業の収益性」という2大テーマを深掘りします。国の見通しを大幅に上回るペースで導入が進む蓄電所。その光と影を、ビジネスの視点から紐解いていきましょう。
 
本記事で参照した会議
経済産業省:2025年度第1回 定置用蓄電システム普及拡大検討会(https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/storage_system/2025_001.html
経済産業省:次世代電力系統ワーキンググループ(https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/smart_power_grid_wg/003.html
 


 
目次
1.爆発的に拡大する日本の蓄電池市場の現状
2.新たな経営課題「蓄電所へのサイバー攻撃リスク」
  どんな攻撃が想定されるのか?
  事業者に求められるセキュリティ対策とは
3.【本音で解説】蓄電池ビジネスは本当に儲かるのか?
  蓄電池が生み出す7つの価値(ユースケース)
  衝撃的な収益シミュレーション結果
4.まとめ:今後の蓄電池ビジネス成功の鍵とは
 


 
1. 爆発的に拡大する日本の蓄電池市場の現状
現在、日本の系統用蓄電池の導入は、国の想定をはるかに超えるスピードで進んでいます。
2030年の導入見通しが累計14.1~23.8GWhとされているのに対し、なんと2025年3月末時点で、すでに約12GW(3時間率換算で36GWh)もの蓄電池が電力系統への接続契約を済ませているのです。これは、再エネの主力電源化と電力の安定化に、蓄電池が不可欠な存在として急速に認知されている証拠と言えるでしょう。
しかし、この急拡大の裏で、新たな課題も浮上しています。それが「サイバーセキュリティ」と「収益性」の問題です。
 


 
2. 新たな経営課題「蓄電所へのサイバー攻撃リスク」
再生可能エネルギーの導入拡大やデジタル化に伴い、電力インフラ全体のサイバーセキュリティリスクは年々高まっています。遠隔監視・制御が基本となる蓄電所も、その例外ではありません。
 
どんな攻撃が想定されるのか?
悪意ある第三者が通信網を経由して蓄電所のシステムに侵入し、データを改ざんしたり、不正な充放電を行ったりするリスクが指摘されています。
 
具体的には、
・蓄電所の運転停止
・機器の破壊や火災の発生
・電力系統全体への波及による大規模停電
といった深刻な事態につながる可能性があります。これは事業者自身の損失だけでなく、電力の安定供給を揺るがし、社会全体に影響を及ぼす経営上の重大リスクです。
 
事業者に求められるセキュリティ対策とは
検討会では、攻撃の段階に応じた多層的な防御の重要性が示されました。
 
・侵入防止:ファイアウォールによる不正アクセスのブロック
・被害拡大防止:システム内部を分割(セグメント化)し、万一侵入されても被害を限定
・重要データの保護:データ暗号化や重要操作の承認プロセスの導入
また、国はセキュリティ基準の整備を進めており、「長期脱炭素電源オークション」の第3回以降では、セキュリティ認証制度「JC-STAR」の★1(レベル1)以上の取得が蓄電システムの要件となるなど、公的な支援を受ける上でも対策は必須となりつつあります。
 
※ 具体的にカタログを並べて比較しているわけではありませんので、完全に弊社の主観ではありますが、
  日々、蓄電池関係の皆さまとの会話の中で、このセキュリティ認証制度に関して、国内メーカーは対応がはやく、
  海外メーカーは出遅れているのではないかという印象を持っています。
 


 
3. 【本音で解説】蓄電池ビジネスは本当に儲かるのか?
ビジネスとして最も気になるのが収益性です。検討会では、業務・産業用蓄電システムの収益性について、具体的なシミュレーション結果が公開されました。
 
蓄電池が生み出す7つの価値(ユースケース)
蓄電池の収益(価値)は、主に以下の7つの活用法を組み合わせることで生まれます。
1.ピークシフト:電力需要の少ない時間に充電し、需要の多い時間に放電して電気料金の基本料金を削減。
2.太陽光の余剰電力活用:太陽光発電の余剰分を充電・自家消費し、電力会社からの買電量を削減。
3.停電回避(レジリエンス):停電時のバックアップ電源としての価値。
4.環境価値の向上:再エネ由来の電気を使うことによるCO2排出量削減価値。
5.小売電気事業者の調達費用削減貢献:市場価格が安い時に充電し、高い時に放電することでの貢献。
6.供給力提供(容量市場):電力の供給力として対価を得る。
7.調整力提供(需給調整市場):電力の周波数などを安定させるための調整力として対価を得る。
 
衝撃的な収益シミュレーション結果
では、実際のところ収益性はどの程度見込めるのでしょうか。
検討会では、最も基本的な活用法である「①ピークシフト」と「②太陽光の余剰電力活用」の2つのみで収益性を試算しました。
 
〇 試算前提
・CAPEX(設備投資額):10.6万円/kWh
・稼働期間:20年
この条件で試算した結果、残念ながら全ての業種セグメントでIRR(内部収益率)がマイナスとなりました。
 
さらに、国が2030年の目標価格とする6万円/kWhまで設備投資額が下がった場合でも、IRRは1.8%にとどまり、投資回収のハードルは依然として高いことが示されました。
この結果は、基本的な活用法だけでは、蓄電池ビジネスで十分な収益を上げるのは難しいという厳しい現実を浮き彫りにしています。
複数のユースケースを組み合わせ収益性を改善させることが重要となるため、今後の検討会において、新たな試算・評価を行う予定としています。
 
※ JPEXの今後の価格変動次第ではありますが、充放電時の価格差によって収益を得る「電力市場アービトラージ」だけで
  蓄電池の投資を回収するのは時間がかかるというのが弊社としても率直な意見です。
 


 
4.まとめ:今後の蓄電池ビジネス成功の鍵とは
今回の検討会の報告から、系統用蓄電池ビジネスに取り組む上で重要なポイントは以下の2つです。
・サイバーセキュリティ対策は必須の経営課題:事業の安定継続と社会的責任の両面から、機器選定の段階からセキュリティを考慮し、国のガイドラインに準拠した体制を構築することが不可欠です。
・収益性の確保には「価値の多重取り」が鍵:ピークシフトや余剰電力活用だけでなく、「容量市場」や「需給調整市場」への参加など、複数のユースケースを組み合わせて収益源を多様化させることが成功への絶対条件となります。
市場は急拡大していますが、その中で勝ち抜くためには、リスクを的確に管理し、蓄電池の価値を最大限に引き出す高度な戦略が求められているのです。
 


 
情熱電力からのお知らせ
今回の国の検討会が示す通り、蓄電池ビジネスの収益性を最大化するには、複雑な市場制度を理解し、複数の収益機会を最適に組み合わせる専門的なノウハウが不可欠です。
 
まだまだ、実証データの乏しい新たな市場ですので、最適解があるわけではなく、いわゆる”王道”がない状況です。
情熱電力では、様々な関係者の方々との連携し
蓄電池の案件開発から、サイバーセキュリティ対策、容量市場・需給調整市場への参加サポート、日々の最適な充放電スケジュールの策定まで、チームで支援いたします。
机上の空論ではない、現実的な収益確保の道を、私たち情熱電力と一緒に切り拓きませんか?
ぜひお気軽にお問い合わせください。
 
株式会社情熱電力へのコンタクトは → コチラ
 
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エアコンに頼らないドイツの夏!35℃でも快適に過ごす賢い暮らしの秘訣とは?

 
ドイツの夏
 
こんにちは!情熱電力です。
先日、「エアコンなしでドイツ人は35℃の酷暑をどう乗り切るか」という気になる記事を見つけました。日本でも猛暑が続く中、ヨーロッパの暮らしから何かヒントが得られないかと思い、調べてみました。
ドイツでは、エアコンの普及率が約20%と低く、多くの家庭にエアコンがありません。それにもかかわらず、人々は夏を快適に楽しんでいるようです。その秘密は、気候の違いだけでなく、彼らのライフスタイルや家の造りにも隠されていました。今回は、環境にも優しく、豊かなドイツ流の夏の過ごし方をご紹介します。
 


 
目次
・はじめに:エアコンのないドイツの夏
・なぜ快適?日本と違う「湿度」の重要性
・家の「断熱性」がカギ!冬も夏も快適な住まいの秘密
・究極の暑さ対策?長期休暇「バカンス」の習慣
・まとめ:ドイツの暮らしから学ぶ、賢い夏の過ごし方
 


 
はじめに:エアコンのないドイツの夏
日本の夏に欠かせないエアコン。しかし、ドイツではエアコンのある家は少数派で、普及率は約20%に留まります。大学や小学校にも設置されていないのが一般的だというから驚きです。近年、ヨーロッパでも気候変動の影響で35℃を超える日も増えていますが、人々はどのようにしてこの暑さを乗り切っているのでしょうか。
 
なぜ快適?日本と違う「湿度」の重要性
ドイツの夏が日本と大きく違う点、それは「湿度」です。ドイツの夏は乾燥しており、湿度が低いため、気温が高くても日陰に入れば驚くほど涼しく感じられます。そのため、人々は日中、公園の木陰や川辺でピクニックをしたり、オープンカフェで過ごしたりと、積極的に屋外で涼を楽しみます。日が長く、夜22時頃まで明るいことも、彼らの夏のアクティビティを後押ししているようです。
 
家の「断熱性」がカギ!冬も夏も快適な住まいの秘密
ドイツの家は、厳しい冬を快適に過ごすため、非常に断熱性が高いのが特徴です。二重窓が基本で、壁も分厚く作られています。この高い断熱性のおかげで、一度暖まると熱が逃げにくく、冬は「全館空調」で家全体を効率よく暖めることができます。
この住まいの性能は、夏にも効果を発揮します。日中の強い日差しを遮れば、外の暑さが室内に伝わりにくく、涼しさを保つことができます。また、熱帯夜が少ないため、夜に窓を開ければ自然の風で快適に眠れるというわけです。
 
究極の暑さ対策?長期休暇「バカンス」の習慣
ドイツの人々が夏の暑い時期にエアコンなしで過ごせる、もう一つの大きな理由が「バカンス」です。ドイツでは、約1ヶ月の長期休暇を取るのが一般的で、多くの人が夏の暑さのピーク時期に、避暑地やリゾート地へ旅行に出かけます。家族そろって涼しい場所で過ごすのであれば、たしかに家にエアコンは必要ないかもしれませんね。仕事と休息のメリハリをつけ、暮らしを豊かに楽しむドイツ人らしい習慣と言えるでしょう。
 
まとめ
エアコンに頼らずとも、ドイツの人々は気候の特性を活かし、家の性能を高め、そしてライフスタイルを工夫することで、暑い夏を快適に、そして豊かに過ごしていました。
日差しを避けて日陰で涼む、家の断熱性を高めてエネルギー効率を上げる、夏の楽しみを見つける、といった彼らの知恵は、猛暑が続く日本の私たちにとっても、大いに参考になるのではないでしょうか。環境に配慮しながら、賢く快適に夏を乗り切るヒントが、ドイツの暮らしにはたくさん隠されているようです。
 


 
情熱電力からのお知らせ
ドイツの家の高い断熱性は、冷暖房の効率を上げ、エネルギーの消費を抑える上で非常に重要です。これは、夏の冷房だけでなく、冬の暖房にも言えることです。
ご家庭のエネルギー効率を見直すことは、快適な暮らしと電気代の節約に繋がります。「情熱電力」では、お客様のライフスタイルに合わせた最適な料金プランをご提案しています。ぜひ一度、ご家庭の電気プランを見直してみませんか?お気軽にご相談ください。
 
情熱電力のこのお知らせページでは、
情熱電力が注目した電気に関連した様々な事柄をピックアップして掲載させていただいております。
弊社では、随時、このページを更新して参りますので
ご興味を持たれた方はまたこのサイトにお越しいただければ幸いです。
 
それではまた!!
 


 
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【2025年夏】中央道Uターン渋滞速報!小仏トンネルで20km超!明日以降は最大30kmの激しい混雑予測!

 
高速道路渋滞
 
皆さん、こんにちは!情熱電力です。
情熱電力の地元長野県も普段に比べて道路が大混雑!!
長野県にお越しの皆さま!お帰りはお気をつけてくださいね~
 
すでに渋滞発生しています。
お盆休みをふるさとや行楽地で過ごされた皆さんのUターンが本格化し、高速道路は上り線を中心に混雑が始まっています。2025年8月13日(水)午後6時半現在、中央自動車道の上り線では、小仏トンネルを先頭に約20kmの渋滞が発生しています。
 
Uターンラッシュのピークはこれから!
本日も激しい渋滞となっていますが、NEXCO中日本の予測によると、Uターンラッシュの本当のピークはまだこれからです。特に、8月15日(金)から16日(土)にかけてが最も混雑が激しくなる見込みです。
 
【今後の渋滞予測(中央道上り・小仏トンネル付近)】
・8月15日(金):最大30km
予測時間帯:午前11時頃 〜 深夜1時頃
 
・8月16日(土):最大30km
予測時間帯:午前11時頃 〜 深夜1時頃
 
この期間中は、小仏トンネルを通過するのに通常時の何倍もの時間がかかることが予想されます。
 
ドライバーの皆様へのお願い
中央道をご利用予定の方は、できる限り渋滞のピーク時間帯を避けて出発するなどの計画的な行動をおすすめします。また、長時間の運転は疲労が蓄積しやすくなります。こまめにサービスエリアやパーキングエリアで休憩を取り、安全運転を心がけてください。
出発前には、必ず最新の交通情報を確認しましょう。
 


 
最新の道路交通情報は、以下の公式サイトでリアルタイムに確認できます。お出かけ前にぜひチェックしてください。
・iHighway 中日本(https://www.c-ihighway.jp/pcsite/
・日本道路交通情報センター(JARTIC)(https://www.jartic.or.jp/
 
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電線をなくす画期的な技術 空中送電で電線が消える!?未来の電力インフラがもたらす新しい景色

 
送電線の画像
 
この記事では、電線をなくす画期的な技術「空中送電」について、その仕組みや開発の現状をわかりやすく解説します。
「旅先で最高の景色を撮ったのに、写真の隅に電線が写り込んでしまった……」そんな経験、ありませんか? 街を歩けば電柱が立ち並び、屋根には太陽光パネルがびっしり。こうした「電力の景観問題」を根本から解決するかもしれない、夢のような技術が注目を集めています。その名も「空中送電」。
 
電線もケーブルも使わずに、文字通り「電気を空中に飛ばす」この技術は、SF映画の世界のように聞こえるかもしれません。しかし、日本のスタートアップ企業がすでに実用化に向けた取り組みを進めており、私たちの生活を大きく変える可能性を秘めています。この記事では、空中送電がどのような仕組みで成り立っているのか、現在どのような研究が進められているのかを深掘りしていきます。さらに、この技術が実現したときに私たちの暮らしがどう変わるのか、未来の電力インフラの姿を一緒に想像してみましょう。
 


 
目次
1.電線をなくす「空中送電」とは?その驚きの仕組み
2.日本のスタートアップが牽引する空中送電の最前線
  宇宙から電力を送る壮大な挑戦:株式会社Space Power Technologies
  身近な場所で実用化へ:エイターリンク株式会社
3.空中送電が実現する新しい未来のカタチ
4.まとめ:電力が空を飛ぶ時代はもうすぐそこに
 


 
1. 電線をなくす「空中送電」とは?その驚きの仕組み
空中送電とは、その名の通り、電線を介さずに空中で電力を送る技術です。その仕組みは、特定の電波「マイクロ波」を使います。発電側からマイクロ波のビームとして空中に電力を飛ばし、受信側のアンテナがそれを受け取って再び電気に戻すことで、電力の供給が可能になります。これは、まるで電子レンジが食品を温めるのと同じ原理を応用したものと考えるとイメージしやすいでしょう。
 
「マイクロ波」と聞くと、人体への影響が気になる方もいるかもしれません。しかし、この技術は安全性を確保するために厳密な制御が行われており、人体に影響のない範囲で利用が進められています。空間そのものが電力の通り道になることで、電線やケーブルが不要となり、景観や配線の問題が根本的に解決されるのです。
 


 
2. 日本のスタートアップが牽引する空中送電の最前線
この未来の技術を現実のものにしようと、日本のスタートアップ企業が精力的に開発を進めています。ここでは、アプローチの異なる2つの企業を紹介します。
 
宇宙から電力を送る壮大な挑戦:株式会社Space Power Technologies
京都大学発のスタートアップである株式会社Space Power Technologies(SPT)は、宇宙の巨大な太陽光パネルで発電し、その電力をマイクロ波で地上に送る「宇宙太陽光発電」という壮大なプロジェクトに挑んでいます。宇宙空間は天候に左右されず、24時間安定して発電できるため、地球上の電力供給のあり方を根本から変える可能性があります。現在はまず、地上での倉庫内給電など、小規模な実証実験からスタートし、将来的な宇宙からの電力供給という目標に向けて着実に技術を磨いています。
 
身近な場所で実用化へ:エイターリンク株式会社
一方、スタンフォード大学発のエイターリンク株式会社は、すでに実用化段階に近い技術を開発しています。同社が提供する「AirPlug」という機器は、Wi-Fiルーターのようにオフィスや工場内で電力を飛ばし、IoT機器などにワイヤレスで給電します。この技術により、配線の手間がなくなり、設備レイアウトの自由度が大幅に向上します。ケーブルの引き直しが不要になることで、コスト削減や管理の簡素化にもつながり、ビジネスの現場に新しい価値をもたらしています。
 


 
3. 空中送電が実現する新しい未来のカタチ
もし空中送電が普及したら、私たちの生活はどのように変わるのでしょうか。
 
街の景色が変わる
電線や電柱が姿を消し、景観がより美しく保たれます。旅行先で写真を撮る際も、電線を気にすることなく、より自然な風景を切り取ることができるようになります。
 
家庭やオフィスの配線がスッキリ
家の中の電源ケーブルが不要になり、床や壁がごちゃつくことがなくなります。オフィスのレイアウト変更もより自由に行えるようになります。
 
EVやモバイル機器の充電がワイヤレスに
電気自動車(EV)を充電スタンドに停めるだけで充電が完了したり、スマートフォンを特定の場所に置くだけで充電されるなど、生活の中での充電のあり方が大きく変わる可能性があります。
 


 
4. まとめ:電力が空を飛ぶ時代はもうすぐそこに
電線をなくすという一見非現実的なアイデアは、日本の技術者たちの手によって少しずつ現実のものになりつつあります。SPTとエイターリンク、それぞれのアプローチは異なりますが、どちらも「電気をもっと自由に、そしてスマートに届ける」という共通の目標に向かって進んでいます。携帯電話が電話線を不要にしたように、空中送電がこれからの電力インフラの常識を変える日も、そう遠くないかもしれません。
 


 
情熱電力からのお知らせ
私、個人的には電線や鉄塔のある景色も好きなのですが。
今回ご紹介した「空中送電」のような革新的な新しい技術も見てみたいです。
 
情熱電力は、持続可能な未来を目指し、新しいエネルギー技術の動向に常に注目しています。今回ご紹介した「空中送電」のような、これからの社会を支える画期的な技術を応援するとともに、私たちは現在ご提供している電力サービスを通じて、みなさまの快適な暮らしをサポートしてまいります。
 
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弊社では、随時、このページを更新して参りますので
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それではまた!!
 
この記事に関連するページ
・京都大学イノベーションキャピタル株式会社 マイクロ波送電でIoT時代の「電力革命」を(https://www.kyoto-unicap.co.jp/embark/space-power-technologies/
・株式会社Space Power Technologies (https://spacepowertech.com/
・エイターリンク株式会社(https://aeterlink.com/
 

洋上風力発電が魚礁になる?長崎大学の研究でマアジが集まる効果が判明!

 
洋上風力発電
 
こんにちは!情熱電力です。
再生可能エネルギーの情報をチェックしていたところ、とても気になる記事がありましたので、今回はその内容を掘り下げてご紹介したいと思います。
それは、海に浮かぶ風力発電所「浮体式洋上風力発電」に、魚を集める効果、つまり「魚礁」としての役割があるかもしれない、というニュースです。地球温暖化対策の切り札として期待される洋上風力発電ですが、生態系への影響はまだ未知数な部分も多くあります。そんな中、長崎大学の研究グループが、最新技術を使ってその一端を明らかにしました。未来のエネルギーと豊かな海の共存に向けた、ワクワクするような研究結果を一緒に見ていきましょう。
 


 
目次
1.未来のエネルギー「浮体式洋上風力発電」とは?
2.どうやって魚の存在を?最先端技術「環境DNA」の秘密
3.驚きの研究結果!風車の周りにマアジが集まっていた
4.再生可能エネルギーと海洋生態系の共存に向けて
5.まとめ
 


 
1. 未来のエネルギー「浮体式洋上風力発電」とは?
四方を海に囲まれた日本にとって、洋上の風を利用する「洋上風力発電」は、再生可能エネルギーの導入を加速させる上で非常に大きな可能性を秘めています。特に、遠浅の海が少ない日本で注目されているのが「浮体式」です。これは、風車を海底に固定するのではなく、海に浮かべた構造物の上に建設するタイプの発電施設です。
 
これにより、これまで設置が難しかった水深の深い沖合にも、大規模なウィンドファーム(集合型風力発電所)の建設が可能になります。陸上よりも強く安定した風が吹く洋上は、発電効率の面でも非常に有利です。
しかし、こうした巨大な人工物が海の生き物たちにどんな影響を与えるのか、詳しいことはまだわかっていませんでした。
 


 
2.どうやって魚の存在を?最先端技術「環境DNA」の秘密
今回の研究で大きな役割を果たしたのが、「環境DNA(eDNA)」と呼ばれる分析技術です。
 
「気になるけど、一体どんな技術なの?」と感じる方も多いでしょう。
環境DNA技術とは、生物が皮膚やフン、粘液などとして環境中に放出したDNAを、水を汲むだけで検出・分析する画期的な手法です。
 
従来、魚の生息調査といえば、網を使ったり、潜水して目視で確認したりする方法が主流でした。しかし、これらの方法は多くの手間やコストがかかる上、生物にストレスを与えてしまう可能性もありました。
その点、環境DNA技術は、調査地点の水を採水するだけ。生物を捕獲する必要がないため、生態系への影響を最小限に抑えながら、そこにどんな生き物が、どのくらい生息しているのかを推定できるのです。まさに、生物多様性調査における革命的な技術と言えるでしょう。
 


 
3.驚きの研究結果!風車の周りにマアジが集まっていた
今回、長崎大学水産学部の八木光晴准教授らの研究グループは、長崎県五島市沖に建設中の浮体式洋上風力発電施設で、この環境DNA技術を用いた調査を行いました。
調査は2023年4月から12月にかけて計5回実施。発電施設のすぐ近くの4地点と、比較対象として4マイル(約6.4km)離れた4地点で海水を採取し、そこに含まれる「マアジ」の環境DNA濃度を測定しました。
その結果は驚くべきものでした。
年間を通して、風車近傍の海域では、対照区に比べてマアジの環境DNA濃度が有意に高いことが判明したのです。これは、浮体式洋上風力発電施設がマアジを惹きつけ、その周辺に集めている可能性を強く示唆しています。
つまり、発電施設が魚たちにとっての「隠れ家」や「餌場」のような、人工の漁礁(魚礁)としての役割を果たしているのかもしれません。
 


 
4.再生可能エネルギーと海洋生態系の共存に向けて
今回の研究結果は、浮体式洋上風力発電施設が、エネルギーを生み出すだけでなく、魚の行動や分布にポジティブな影響を与える可能性を示した、非常に重要な一歩です。
 
もちろん、今回はマアジという一魚種を対象とした調査であり、今後さらに多くの魚種や、他の海洋生物への影響についても継続的な調査が必要です。
しかし、人間が作る構造物が、海洋環境の保全と調和できる可能性を示したこの発見は、再生可能エネルギーの未来を考える上で、大きな希望を与えてくれるものと言えるでしょう。
 


 
5.まとめ
今回は、浮体式洋上風力発電施設が持つ「集魚効果」についての長崎大学の最新の研究をご紹介しました。最先端の環境DNA技術によって、発電施設がマアジの「オアシス」になっている可能性が示されたことは、再生可能エネルギーと豊かな海の共存に向けた明るいニュースです。今後、さらに研究が進み、多様な生物への影響が解明されていくことに期待が高まります。エネルギー問題と環境問題を同時に解決するヒントが、ここにあるのかもしれません。
 


 
情熱電力からのお知らせ
情熱電力は、こうした再生可能エネルギーの最新動向にも常にアンテナを張り、クリーンな電力を皆様にお届けすることを目指しています。ご家庭や会社の電気を、地球にやさしいエネルギーに切り替えてみませんか?当社のプランにご興味のある方は、ぜひウェブサイトをご覧ください。お得な料金シミュレーションもご用意しております!
 
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それではまた!!
 
本記事に関連するページ(リンク)
・長崎大学 発電する! マアジも集まる! 浮体式洋上風力発電施設に集魚効果を発見
・環境省 自然環境局 環境DNA調査
 

太陽光パネルで熱中症予防!?意外な研究から見えてくる「気候格差」と私たちの未来

 
解説します。
 
はじめに
このところ暑さに関する記事ばかりあげている気がしますが、またひとつ興味深い研究テーマの記事を見つけました。住宅に太陽光パネルを設置すると、熱中症で亡くなる高齢者が減るという研究結果が発表されたんです。一見、関係なさそうに思えますが、その背景には、温暖化によって深刻化する「気候格差」という社会課題が隠されていました。今回は、この研究から見えてくる、私たち一人ひとりができる暑さ対策と、温暖化という大きな問題について考えていきましょう。
 
ネタ元 日本経済新聞:熱中症予防と太陽光パネルの意外な関係、格差広げぬ温暖化対策を
 


 
太陽光パネルが高齢者の熱中症を防ぐ意外な理由
名古屋市立大学の内田真輔教授らの研究によると、太陽光パネルの設置数が多い地域は、少ない地域に比べて、猛暑日における高齢者の死亡率が統計的に有意に低いことが明らかになりました。
その理由として考えられているのが、電気代の節約意識です。特に高齢者のなかには、「電気代が高いから」という理由でエアコンの使用を我慢してしまう人が少なくありません。しかし、太陽光パネルを設置して自家発電できるようになれば、電気代を気にすることなく、必要な時にエアコンを使うことができます。これにより、熱中症になるリスクを減らせる、というわけです。
 


 
温暖化で広がる「気候格差」とは?
この研究は、単に熱中症対策を探るだけでなく、温暖化による「適応格差」という問題提起もしています。温暖化の影響を和らげる技術(適応技術)が登場しても、誰もがその恩恵を受けられるわけではありません。例えば、複数台のエアコン設置や太陽光パネルといった設備は、少し高価で、経済的に余裕のない人々には手が届きにくいのが現状です。
これは、個人レベルだけにとどまりません。国レベルでは、洪水対策などのインフラ整備に十分な財政的余力のない貧しい国が大きな被害を受けやすかったり、企業レベルでは、潤沢な資金を持つ大企業は浸水対策や拠点の分散などが可能ですが、中小企業では難しいといったように、さまざまな場面で格差が生まれています。
ちなみに、ドイツのミュンヘン再保険によると、世界の自然災害による損失額は、異常気象の影響で増加し続け、2024年には3,200億ドル(約50兆円)に達しました。そして、社会・経済的弱者ほど、この損失をより大きく被る傾向があり、格差はますます広がる一方です。
 


 
まとめ:公平な温暖化対策「気候正義」という考え方
温暖化対策は、単に技術だけでは解決できません。社会的・政治的・学問的な見地で考えれば、今回の研究が示唆するように、温暖化による影響を最も受けやすい社会・経済的な弱者をどう守るか、という視点が不可欠です。
この考え方は「気候正義」と呼ばれ、温暖化対策における公平性を求めるものです。従来は、先進国と途上国間の責任分担が議論の中心でしたが、今後は同じ国内の市民や企業間における公平さにも目を向ける必要があります。太陽光パネルの設置助成制度など、誰もが温暖化への適応策を利用できるよう、社会全体で支え合う仕組みづくりが求められています。
 


 
情熱電力からのお知らせ
今回は、いつもとは違う観点でブログを書いてみました。
 
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情熱電力は、地域の再生可能エネルギーを応援しています。太陽光パネルの導入は、ご自宅での熱中症対策になるだけでなく、電力の地産地消にもつながり、持続可能な社会の実現にも貢献します。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。お客様一人ひとりのご自宅に合った最適なご提案をさせていただきます。
 
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🔥【お盆休業のお知らせ】エネルギーを充電して、また皆さまの元へ! 情熱電力

 
夏季休暇のお知らせ
 
いつも情熱電力をご利用いただき、誠にありがとうございます。
真夏の太陽が元気いっぱい照りつけるこの季節、私たち情熱電力も少しだけ充電期間をいただきます。
 
■ 休業期間
前半:2025年8月 9日(土) ~ 2025年8月11日(月)
後半:2025年8月13日(水) ~ 2025年8月17日(日)
 
■ 営業再開日
2025年8月18日(月)より通常営業を再開いたします。
 
お休みの間にいただいたお問い合わせは、営業再開後に順次ご返信させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、皆さまもこの夏、しっかり休んで心も体もフル充電してください。
 
暑さに負けず、情熱いっぱいのパワーでまたお会いできる日を楽しみにしています!
 


 
お出かけの際の参考に!!
GW中の道路状況
Yahoo!道路交通情報(長野県)
NEXCO中日本 渋滞予測(中央道・長野道リニューアル工事)
 


 

株式会社情熱電力
〒390-0874 長野県松本市大手2丁目1-4
TEL:0263-88-1183 mail: info@jo-epco.co.jp
 
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