「この家電、何アンペア必要なんだろう?」と気になって調べていませんか。先に答えを書いておきます。
消費電力1000Wの家電を100Vのコンセントで使うとき、必要な電流は10Aです。エアコンやIHのように200Vで使う機器なら、同じ1000Wでも5Aで済みます。計算式は W ÷ V = A、これだけです。
| 消費電力 |
100Vで使うとき |
200Vで使うとき |
| 100W |
1A |
0.5A |
| 500W |
5A |
2.5A |
| 600W |
6A |
3A |
| 1000W |
10A |
5A |
| 1200W |
12A |
6A |
| 1500W |
15A |
7.5A |
※ W ÷ V = A で計算した目安です。交流では実際に流れる電流に「力率」が関わるため、機器によって少し変わります。力率については2.で説明します。
この記事では、A(アンペア)・V(ボルト)・W(ワット)がそれぞれ何を表しているのか、そしてkWh(キロワットアワー)とどうつながるのかを、順番に整理していきます。
目次
1. A(アンペア)・V(ボルト)・W(ワット)の違い
A(アンペア)は、電気の流れる量(電流)を表します。
V(ボルト)は、電気を押し出す力(電圧)を表します。日本のご家庭には通常100Vの電圧が届いています。
なお、エアコンやIHクッキングヒーターなど大きな電気を使う機器には、200Vが使われることもあります。この100V・200Vという数字は目安で、電気事業法施行規則 第38条(電圧及び周波数の値)では、標準電圧100Vは「101ボルトの上下6ボルトを超えない値」(95〜107V)、標準電圧200Vは「202ボルトの上下20ボルトを超えない値」(182〜222V)に維持することが定められています。
W(ワット)は、実際に消費される電気の量(電力)を表します。正確には「1秒あたりにどれだけ電気を使うか」を表す単位で、使った量の合計は、あとで出てくるWh(ワットアワー)で表します。
(消費電力には「有効電力」「無効電力」「皮相電力」と呼ばれる3種類があり、それについてはまた今度の機会にお伝えしたいと思います。)
2. 電力=電圧×電流。W・V・Aの計算式
簡単にこの関係を表す式は
電力(W)=電圧(V)×電流(A)となります。(実際の消費電力は、これに電気機器の力率※をかけます。)
(※力率とは電圧と電流の積に対する消費電力の比率をあらわす係数です。)
力率は交流電力の効率を表しているともいえます。
電熱の仕組みを持つ電気機器を除き、国内で流通している電気機器は、
ほとんどがコイル成分を持っているため、ほとんどの電気機器は力率が100%を下回りますが、一般家庭用なら大きく影響しないので、ここでの説明では省かせていただきます。
3. 1000Wの家電は何アンペア?計算してみます
例えば、消費電力が1000Wの卓上電気コンロを使用する場合、
1000W÷100V=10Aとなり、「1000Wの卓上電気コンロを使用するときに10Aが必要」ということになります。
4. kWh(キロワットアワー)は何を表す単位?
ちなみに、毎月お届けしている『電気料金のお知らせ』に表示されている、
電気の使用電力量はkWh(キロワットアワー)という単位です。
式にすると、電力量(Wh)=電力(W)×使用時間(h)
例えば、100Wの電球を1時間使用すれば、消費電力量は100(W)×1(h)=100Wh、
10時間使用すれば、100(W)×10(h)=1,000Wh=1kWh(キロワットアワー)となります。
5. 家電の消費電力を確かめてみましょう
ご家庭で使用されている家電の消費電力量
(家電のどこかに貼ってあるシールなどに小さく記載されたり、説明書に記載されています。)
はそれぞれどのくらいかな?
それに対して先月は電気使用量はどうだったかなあ?と見てみるのもおもしろいかもしれませんね。
この記事に関連するページリンク
・e-Gov法令検索:「電気事業法施行規則」
┗ 第38条(電圧及び周波数の値)に、一般送配電事業者が維持すべき標準電圧の範囲が条文で確認できます
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