セブンのおにぎり製造が1日2回に!人手不足・物価高・エネルギー不安に勝つ「攻め」の業務効率化

 
セブンイレブン
 
日経新聞に「セブン、おにぎり製造1日3回→2回に」という気になる見出しの記事があったので調べてみました。
日本最大手のコンビニチェーンであるセブン-イレブン・ジャパンが、おにぎりや弁当の製造回数を減らすという決断を下しました。これは「手抜き」ではなく、テクノロジーを駆使した鮮度維持と、深刻化する労働力不足に対応するための高度な戦略的転換です。
現在、企業の経営環境はかつてない厳しさに直面しています。原材料費のさらなる上昇に加え、地政学リスクに伴うエネルギーコストの不安定化など、外部要因によるコスト圧迫は無視できないレベルに達しています。本記事では、セブン-イレブンの事例を紐解きながら、製造コスト削減や業務改善に興味がある皆様へ、これからのサプライチェーン維持のヒントをお届けします。
 


 
製造現場を襲う「2〜3倍」の求人倍率という現実
セブンが製造頻度の見直しに踏み切った最大の背景は、深刻な「人手不足」です。
厚生労働省のデータ(2024年時点)によれば、食品製造業に絞った有効求人倍率は2〜3倍で推移しており、全体平均の1.1倍を大きく上回っています。さらに2025年の予測でも、金属製品を除く食品製造業(パート含む)の倍率は1.7倍と高止まりする見込みです。
働き手の確保が困難になる中、従来のような「1日3回」の細かな製造サイクルを維持することは、工場の労務負担を増大させ、供給網そのものを崩壊させるリスクを孕んでいます。
 
 
テクノロジーで「鮮度」と「効率」を両立
製造回数を減らせば、当然ながら「商品の鮮度」が課題となります。セブンはここをテクノロジーで突破しました。
 
・微生物分析の高速化: 九州産業大学との産学連携により、微生物を短時間で分析する技術を開発。洗浄工程を効率化しました。
・米の配合と設備刷新: 手巻きおにぎりのブレンド米の比率見直しや、新型設備の導入により、美味しさを保ったまま消費期限の延長に成功。
 
先行導入した北海道地域では、配送トラックの積載効率向上などにより、輸送コストを約15%、CO2排出量を約20%削減する見込みです。この「成功の方程式」を、今秋から東北や四国へと拡大させます。
 
 
物価高・エネルギーコスト・地政学リスクへの備え
記事では触れられていませんが、この効率化の背景には「見えないコスト不安」も影を落としています。
現在、円安による輸入原材料の高騰に加え、中東情勢の緊迫化(ホルムズ海峡封鎖のリスクなど)によるエネルギー供給の不安定化が懸念されています。燃料費や電気代がさらに高騰すれば、物流費や工場維持費を直撃します。
 
セブンの阿久津社長が「原価抑制を進め、価格上昇の抑制につなげたい」と語る通り、製造・配送回数の削減は、不測の事態に備えた「経営の筋肉質化」と言えるでしょう。
 
 
コンビニ3社の「配送2便化」への潮流
この動きはセブンだけではありません。
 
・ローソン: 2024年3月までに全国で店舗配送を1日3回から2回へ削減。AIによる配送ルート最適化を強化。
・ファミリーマート: 独自の炊飯技術で消費期限を2時間延長。2025年9月から北陸地域を皮切りに配送を2便化し、物流費10%削減を目指す。
いずれも「製造・物流の効率化」を、単なるコストカットではなく、インフラとしての持続可能性を高めるための「投資」と捉えています。
 
 
まとめ
セブン-イレブンの「おにぎり製造回数の削減」は、人手不足という逆境を、技術革新とオペレーションの再構築で乗り越えようとする象徴的な事例です。
15%の輸送コスト削減や、工場の労務費約1割減という具体的な数字は、製造業や流通業に携わる多くの企業にとって大きな刺激となるはずです。
「今まで通り」が通用しなくなる時代。テクノロジーを活用して業務の前提を見直し、エネルギーコストや人件費の高騰に負けない体制を築くことが、企業の持続的成長の鍵となるでしょう。
 
 
情熱電力からのお知らせ
「業務効率化」の第一歩は、エネルギーの可視化から。
 
セブン-イレブンの事例にあるような「製造プロセスの見直し」や「コスト削減」を検討される際、意外と見落とされがちなのが「電力コスト」の最適化です。物価高やエネルギー情勢が不安定な今、固定費である電気代の見直しは、最も即効性のある業務改善の一つです。
 
「情熱電力」では、企業の皆様の電力使用状況を診断し、最適なプランや省エネ手法をご提案しています。製造現場の負担を減らし、利益を残すための「攻めのコスト削減」を、私たちと一緒に始めてみませんか?
お気軽にお問い合わせください。
 
株式会社情熱電力へのお問い合わせは こちらからお願いします。
 


 
この記事に関連するページリンク
・農林水産省:食品産業の従業員の安全と健康の確保
・農林水産省:食品産業の働き方改革
・中小企業庁:物流2024年問題への対応
 

【エアコン2027年問題】安いモデルが消える!?規制強化の背景と電気代をガチで安くする賢い対策

 
エアコン
 
 
最近頻繁に耳にするようになった「エアコン2027年問題」についてまとめました。
2027年4月から国の新たな省エネ基準が導入されることに伴い、現在主流となっている5万〜10万円前後の低価格モデル(格安エアコン)の大半が製造・販売できなくなると言われています。この規制強化は、家電市場だけでなく、私たちの財布や購入環境にも大きな影響を与えるため、いま非常に注目が集まっています。
「価格が上がるなら、今のうちに壊れていなくても買い替えるべき?」「電気代はどれくらい安くなるの?」と疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2027年問題の背景にあるエネルギー政策や消費者への具体的な影響、さらに長期的なコスト削減メリットから、失敗しないエアコンの買い替え時期・選び方まで、節電とコスト削減の視点を交えて分かりやすく解説します!
 


 
目次
1.エアコンの「2027年問題」とは?背景と規制強化の中身
2.消費者へのリアルな影響|価格高騰や室外機トラブルの懸念
3.ピンチはチャンス?新基準エアコンがもたらす圧倒的な「節電メリット」
4.壊れてなくても買い替えるべき?賢い判断基準とおすすめの購入時期
5.まとめ
 


 
1. エアコンの「2027年問題」とは?背景と規制強化の中身
家庭におけるエネルギー消費量の約3割を占めているのが「冷暖房」です。このエネルギー消費を抑え、脱炭素社会や省エネを推進するために、国が新たな規制へと舵を切りました。
経済産業省の「トップランナー制度」に基づき、2027年4月から家庭用壁掛けエアコンの省エネ基準(APF:通年エネルギー消費効率)が大幅に引き上げられます。
 
※トップランナー制度とは
エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)に基づき、家電や自動車などの特定機器の製造・輸入事業者に対し、現在商品化されている中で「最も省エネ性能が高い製品」の性能をベースにした目標基準を課す制度。目標年度までにその基準を達成できないメーカーには、勧告や社名公表などのペナルティが科されるため、各社が必死に技術革新を進める原動力となっています。
 
この見直しにより、メーカー各社には現行基準から最大で34.7%もの性能改善が求められることになります。
つまり「2027年問題」とは、この厳しい新基準をクリアできない従来型のエアコンが市場から姿を消し、製品ラインアップや価格帯がガラリと変わってしまう規制強化のことなのです。
 


 
2. 消費者へのリアルな影響|価格高騰や室外機トラブルの懸念
この規制強化は、私たちのエアコン選びにいくつかの大きな変化(懸念点)をもたらします。
 
・低価格(格安)モデルの消滅
現在、寝室や子ども部屋用として主流である5万〜10万円前後のシンプルなエントリーモデルは、その多くが新基準を達成できません。そのため、2027年4月以降はこれらが姿を消し、店頭は高性能・高価格帯(12万〜18万円前後〜)のモデルが中心になります。「冷えればいいから一番安いやつで」という選択が実質的にできなくなります。
 
・室外機の大型化と設置制限
高い省エネ基準をクリアするため、メーカーは熱交換器を大きくする必要があります。その結果、室外機のサイズが従来より10〜30%大きくなり、重量も1.5〜2倍になる予想が出ています。ベランダの狭いスペースや、壁掛け金具の耐荷重に収まらないといった設置トラブルが懸念されています。
 
・2026年からの「駆け込み需要」の勃発
値上がり前に現行の安いモデルを確保しようとする消費者が増え、2026年後半から需要が集中する可能性があります。これにより商品の品薄や、夏の繁忙期と重なることによる「取付工事1ヶ月待ち」といった長期の順番待ちが発生するリスクがあります。
 


 
3. ピンチはチャンス?新基準エアコンがもたらす圧倒的な「節電メリット」
初期費用が上がるという一面だけを見るとマイナスに思えますが、長期的なエネルギーコストの視点で見ると、非常に大きなメリットがあります。新基準をクリアしたエアコンは省エネ性能が極めて高いため、毎月の電気代(光熱費)を大幅に安く抑えることが可能です。
資源エネルギー庁の試算によると、現行モデルから新基準モデルに買い替えた場合の年間光熱費削減効果は以下の通りです。
 

エアコンのサイズ(能力) 年間の光熱費削減効果(目安)
6畳用(2.2kW) 約2,760円 の削減
14畳用(4.0kW) 約12,600円 の削減

エアコンの寿命は一般的に約10〜14年と言われています。この寿命トータル(ライフサイクルコスト)で計算すれば、購入時に高くなった本体代の差額を、日々の電気代で十分に回収できるケースが多いのです。
また、10年前(2014年製)のエアコン(期間消費電力量:760kWh)と現行(2024年製)のエアコン(同:630kWh)を比較しても、すでに130kWhの差があります。年間で約8,000円電気代が安くなれば、10年で8万円の差になります。これに2027年の新基準が加われば、節電効果はさらに強固なものになります。
 


 
4. 壊れてなくても買い替えるべき?賢い判断基準とおすすめの購入時期
「2027年問題があるなら、今すぐ買い替えるべき?」とお悩みの方へ、判断の目安と賢い購入テクニックを伝授します。
 
我が家のエアコンはどっち?買い替えの判断基準
・使用年数が10年以上の古いエアコン
⇒ 早めの買い替えがおすすめ! 故障リスクが高いうえに省エネ性能が低いため、最新モデルに変えるだけで劇的な電気代削減になり、結果的に家計がプラスになります。「冷えが悪い」「異音がする」「室内機から水が漏れる」といった症状は買い替えのサインです。
・使用年数が5年未満の新しいエアコン
⇒ 急いで買い替える必要はありません。 まだ十分に高効率なため、今買い替えてもコストの回収に時間がかかってしまいます。
 


 
狙い目はお得な「オフシーズン」と「型落ち品」
エアコンをお得に手に入れるなら、需要が集中する夏(7〜8月)を避け、家電量販店の決算期である3月・9月や、固定客が落ち着く秋口の9〜11月を狙いましょう。
また、新モデルが出る直前の「型落ち品(現行モデル)」を狙うのも賢い選択です。2027年の完全移行を前に、高い省エネ性能を持つ現行の上位モデルがリーズナブルに手に入るタイミングを見極めるのがポイントです。
 


 
まとめ
エアコンの「2027年問題」は、一見するとお財布に厳しい規制強化に思えますが、中長期的には「日本の省エネ化」と「家庭の電気代削減」を力強く後押しする変革です。
本体価格(初期費用)の安さだけで選ぶのではなく、10年先を見据えた「本体代+電気代」のトータルコストで考えることが、これからの賢いエネルギー選択だと言えるでしょう。まずはご自宅のエアコンの「製造年式」をチェックすることから始めてみてくださいね。
 


 
💡 情熱電力からのお知らせ
エアコンの「2027年問題」による省エネ基準の引き上げは、家庭のエネルギーコストを見直す絶好のチャンスです。最新の省エネエアコンを導入することで、毎月の電気代を大きく削減することができます。
しかし、どれだけエアコンの省エネ性能を高めても、根本的な「電気代の単価」が高ければ、節減効果は半減してしまいます。
 
私たち情熱電力では、お客様のライフスタイルに合わせたおトクな電力プランをご提案し、基本料金や電力量料金の最適化をサポートしています。エアコンの買い替えと合わせて、電力会社やプランの見直しを行うことで、家計の固定費をさらにに引き下げることが可能です!
「今の電気代、もっと安くならない?」「我が家に最適なプランは?」など、エネルギーコスト削減に関するご相談は、ぜひお気軽に情熱電力までお問い合わせください。
 
株式会社情熱電力へのお問い合わせは こちらからお願いします。
 
この記事に関連するページリンク
エアコンの省エネ基準やトップランナー制度に関する正確な公的データについては、以下の資源エネルギー庁の関連ページを参考にしてください。
・経済産業省 資源エネルギー庁公式ウェブサイト:「省エネポータルサイト」(トップランナー制度・機器一覧)
 

ポテチが白黒に!?中東危機とナフサ不足が招く包装激変—ホルムズ海峡緊迫で日本の食卓はどうなる?

 
カルビーのポテトチップス
 
日経新聞に話題になっている「ポテチの白黒包装」に関する記事があったので、このような対応に至った経緯などについて調べてみました。
一見、遠い国の出来事に思える中東での地政学リスクですが、実は私たちの身近なスナック菓子や食品パッケージにまで深刻な影響を及ぼし始めています。カルビーが主力商品のパッケージを順次モノクロ化するというニュースは、多くの消費者に衝撃を与えました。これまでスーパーの棚で競われていた「カラフルなデザインで目を引く」という常識が、いま大きな転換期を迎えています。なぜカラー印刷ができなくなるのか、他社の動きはどうなっているのか、そして今後の日本への影響について、エネルギーと暮らしのつながりという視点から分かりやすく解説します。
 


 
なぜポテチが白黒に?カルビーなど主力14商品が異例のモノクロ化へ
カルビーは、5月25日出荷分から順次、看板商品である「ポテトチップス(うすしお味、コンソメパンチ、のり塩、コンソメダブルパンチ)」や「かっぱえびせん」「堅あげポテト(うすしお味)」「フルグラ」など、計14の主力商品のパッケージを白黒(2色のみ)に変更することを決定しました。
同社が確保できているインク用溶剤の在庫は夏ごろまで。これから収穫を迎える新じゃがは日持ちがしないため、パッケージの供給がボトルネックとなって出荷できなくなる事態を防ぐための、先手を打った「防衛策」です。カルビーには東日本大震災時にインク使用量を減らしたパッケージを採用したノウハウがあり、今回のモノクロ化によってインク使用量を半分程度に抑えることを目指しています。
 


 
カラー印刷ができない裏事情:中東危機と「ナフサ不足」の深刻な構造
なぜ、突如としてカラー印刷ができなくなってしまったのでしょうか?その背景には、米国・イスラエルによるイラン攻撃など中東情勢の緊迫化に伴う、原油価格の高騰と「ナフサ(粗製ガソリン)」の不足があります。
食品パッケージの印刷に使われる「グラビアインク」は、原材料におけるナフサ由来の割合が非常に高いのが特徴です。
 
溶剤の需要逼迫: インクの製造や印刷時の希釈に不可欠な「トルエン」や「キシレン」などの溶剤は、塗料やシンナー、接着剤にも使われるため、足元で世界的に需要が逼迫しています。
カラー顔料の制約: 白色の顔料(鉱物由来)や黒色の顔料(炭素由来)に対し、その他の「カラー顔料」の多くは石油由来です。そのため、カラーインクの入手が極めて困難になっています。
 
日本は原油やナフサの大部分を中東からの輸入に頼っています。「世界のエネルギーの要衝」であるホルムズ海峡の動向も含め、今後の調達の先行きは不透明な状況が続いています。
 


 
広がる「脱カラー・簡素化」:食品・飲料業界の最新動向
インクや包装資材の不足に頭を悩ませているのはカルビーだけではありません。包材メーカーからは食品メーカーに対し、6月以降のフィルム価格を20〜40%引き上げたいとの打診も届いており、業界全体で仕様変更の動きが加速しています。
各社の具体的な動きは以下の通りですが、実はここには「なぜ白と黒なら大丈夫なのか」という科学的な理由と、危機を乗り越えるための最新技術が隠されています。
 

企業名 主な取り組み内容
カルビー 主力14商品のパッケージを白黒(2色)に変更、インク使用量を半減
日清製粉ウェルナ 「マ・マー スパゲティ」やそうめん等の結束テープを6月納品分から順次「無地」に(ゆで時間等の赤色印字を廃止)
伊藤ハム米久HD パッケージに使用するインクの色数を減らし、シンプルな包装にすることを検討
エスビー食品 パッケージの変更を検討中
中堅飲料メーカー 5月下旬から乳酸菌飲料など15商品のパッケージ容器への印字を取りやめ

 
また、これを機に環境配慮の観点からも包装を簡素にする流れが強まっています。飲料業界ではEC(電子商取引)を中心にラベルレス飲料のケース販売が広がっていますが、経済産業省は制度面の見直しを進めており、2027年にも自販機や店頭での「ラベルレス飲料のばら売り」を解禁する方針です。
 
 
💡 そもそも、なぜ「白と黒」なら印刷できるの?
「ナフサがなくてインクが足りないなら、白や黒だって使えないのでは?」と思われるかもしれません。しかし、ここには顔料の性質の違いがあります。
色を表現する顔料には「有機顔料」と「無機顔料」があります。鮮やかな赤や黄色などのカラーインクに使われるのは石油を原料とする「有機顔料」が多く、製造にも多くの有機溶剤(トルエン等)を消費します。
一方で、白色の顔料(酸化チタン)は鉱物由来、黒色の顔料(カーボンブラック)は炭素由来の「無機顔料」です。これらは石油由来の成分への依存度が低く、色数をこの2色に絞り込むだけで、印刷時に大量に消費する希釈用溶剤の使用量を劇的に抑えることができるのです。
 
 
🚀 ピンチをチャンスに変える「インクレス」の新技術も登場
このナフサ不足という未曾有の危機をきっかけに、パッケージ業界では新たな技術革新も注目を浴びています。
 
例えば、印刷会社などが開発を進めている「インクを使わない白いフィルム」です。これは、透明なプラスチックフィルムの内部に目に見えないほど微細な空気の泡を無数に閉じ込め、光を乱反射させることで、インクを一切塗らなくても表面を真っ白に見せるという画期的な技術(2025年冬に実用化)です。重い商品には不向きなどの課題はありますが、こうした「脱石油・脱インク」のイノベーションが今、急速に評価されています。
この「食品包装の白黒ショック」は、生活への影響の大きさから農林水産省がカルビーへの聞き取り調査に動くなど、政府・行政も事態を注視し始めています。また、環境配慮の観点からも包装を簡素にする流れが強まっており、経済産業省は2027年にも自販機や店頭での「ラベルレス飲料のばら売り」を解禁する方針です。
 


 
モノクロ包装は消費者にどう受け止められるのか?
お馴染みのカラフルなパッケージが消えることに対し、専門家の間でもマーケティング的な見方が分かれています。
 
「ポテトチップスの黄色を見て食欲がそそられるなど、パッケージの色は消費行動の潜在意識に深く結び付いている。白黒になれば商品そのものの顔を失いかねない」
(桜美林大学・宮本文幸教授)
 
一方で、今回のモノクロ化をあえてポジティブに評価する視点もあります。
 
認知度が高いからこその強み
カルビーは、誰もが知っている定番商品に絞ることで、白黒にしても購買への影響は少ないと踏んでいます。
話題性と危機管理への評価
マーケティング調査会社からは、「カラーが多い売り場の中で逆に物珍しさから目を引く」「企業の危機管理能力の高さが評価され、新たなファンを掴む可能性がある」との指摘もあります。
地政学リスクへの意識改革
日本パッケージデザイン協会の中越出事務局長は、「白黒パッケージにより、地政学リスクが生活に大きく関連するということを消費者に伝える効果もある」とみています。
 


 
まとめ
中東情勢の緊迫化によるナフサ不足は、ついに私たちの「食卓の風景」を白黒に変えるほどのインパクトをもたらしました。カルビーの迅速なモノクロ化への舵切りは、一見ネガティブな供給不安を、安定供給の維持と企業の危機管理能力のアピールへと変える先進的な取り組みと言えます。
エネルギー資源の大部分を輸入に頼る日本にとって、ホルムズ海峡の緊迫化をはじめとする地政学リスクは決して他人事ではありません。今後はスナック菓子だけでなく、様々な製品で「シンプルさ」や「資源の効率利用」が新しいスタンダードになっていくと考えられます。
 


 
💡 関連記事・関連リンク
※本トピックに関する中東情勢やエネルギー動向、政府の方針について詳しく知りたい方は、以下の公的ページもご参照ください。
・外務省:中東情勢に関する各種情報
・経済産業省 資源エネルギー庁:日本のエネルギー政策とナフサ・原油の動向
 
 
⚡ 情熱電力からのお知らせ
今回のカルビーの取り組みは、エネルギーや原材料の「供給不安」というリスクに対し、あらかじめ過去のノウハウを活かした代替案を用意し、迅速に「先手」を打つことの重要性を物語っています。
 
私たち「情熱電力」も、エネルギーの安定供給と持続可能な社会の実現を目指す企業として、この地政学リスクや資源不足の問題を深く受け止めています。化石燃料や海外からの輸入資源に過度に依存する日本の現状は、世界の情勢ひとつで私たちの生活を脅かすリスクを孕んでいます。だからこそ私たちは、日本国内で循環・発電させることができる地域の電源開発や蓄電池の普及に情熱を注ぎ、分散型エネルギー社会の実現を目指しています。
 
世界情勢の荒波に左右されない、強靭で自立した日本のエネルギー基盤を、企業の皆様とともに創り上げていきたいと考えています。「自社の電気代を削減したい」「サプライチェーンの安定化に向けて再エネを導入したい」「カーボンニュートラルに対応したい」といった法人の皆様、ぜひ情熱電力までお気軽にご相談ください。
最適なエネルギーソリューションをご提案いたします!
 
株式会社情熱電力へのお問い合わせは こちらからお願いします。
 

「10年に1度」の異例の暑さが到来!?5月17日から真夏日・猛暑日予想、今すぐ始める熱中症対策と暑熱順化

 
日本全国の天気予報 気象予報士
 
17日以降のお天気・高温に関する気になるニュースがあったので調べてみました。気象庁の発表によると、5月20日頃から日本各地で「10年に1度レベル」の著しい高温となる可能性があるとのことです。まだ体が暑さに慣れていないこの時期に、急激な気温上昇が起こると熱中症のリスクが跳ね上がります。今週末の17日(日)には東京都心や名古屋、大阪で今年初の真夏日が予想されており、来週前半には関東の内陸部で今年全国初となる35℃以上の「猛暑日」が記録される見込みです。この記事では、これから迎える記録的な暑さの見通しと、今から日常生活で取り組める「暑熱順化(しょねつじゅんか)」の具体的なステップ、そしてお出かけ時に役立つ熱中症対策グッズについて詳しく解説します。早めの準備で、体調を崩さずにこの異例の暑さを乗り切りましょう!
 


 
1. 【10年に1度レベル】5月17日〜来週にかけて異例の高温予想
気象庁は、北海道を除く全国の広い範囲を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
5月20日頃から、この時期としては非常に珍しい「10年に1度程度」の著しい高温になる可能性が高まっています。
 
直近の具体的な予想最高気温データ(tenki.jpより)は以下の通りです。
・5月17日(日): 東京都心(31℃)名古屋(32℃)大阪(30℃)など、主要都市で今年初の真夏日(30℃以上)を予想
・5月18日(月): 群馬県桐生市や大分県日田市で34℃と、猛暑日寸前の厳しい暑さに
・5月19日(火): 群馬県桐生市で36℃、前橋市で35℃など、今年全国初の猛暑日(35℃以上)となる見込み
5月下旬にかけても平年より高い気温が続く見込みで、東日本や西日本では雨の日が増えてかなり蒸し暑くなることが予想されています。
 

活性化メニュー 頻度の目安 運動・活動の目安
ウォーキング・ジョギング 週5回程度 ウォーキング30分、またはジョギング15分(帰宅時にひと駅分歩くなど)
サイクリング 週3回程度 1回30分(通勤や買い物など)
筋トレ・ストレッチ 週5回〜毎日 1回30分(室内で適度に汗をかくもの)
入浴 2日に1回 シャワーだけで済ませず、湯船にしっかり浸かる

 
※ 注意ポイント: 室内で運動をする際は、室温や湿度に十分注意し、水分・塩分補給を忘れないようにしてください。
 


 
3. お出かけ時に必須!おすすめの熱中症対策グッズ
これからのレジャーや屋外作業には、事前の準備が欠かせません。以下のグッズをカバンに入れておくと安心です。
 
・水分・塩分補給: 水やスポーツドリンク、大量の汗で失われる塩分を手軽に補給できる「塩分タブレット」や飴
・日差し除け: 日傘、帽子、アウトドア用の日よけテント
 (地面に近いほど気温が高くなるため、特にお子様の日差し対策は重要です)
・送風グッズ: 涼しい風で体を冷やす、扇子、うちわ、携帯扇風機
・冷却アイテム: 冷却シート、保冷剤、効率よくクールダウンできる「ネッククーラー」や、
 水で濡らして首に巻けるバンダナなど
 


 
まとめ
5月中旬としては異例の「10年に1度レベル」の高温が近づいています。体が暑さに慣れていない時期だからこそ、こまめな水分補給や今のうちからの「暑熱順化」への取り組みが、大切な体を守る鍵になります。最新の気象情報をチェックしながら、万全の熱中症対策を行って健康に過ごしましょう。
 


 
情熱電力からのお知らせ
これからの季節、熱中症対策として絶対に欠かせないのが「エアコンの適切な利用」です。「まだ5月だから…」と我慢せず、室温が上がったら快適に冷房をお使いください。本格的な夏が来る前に、エアコンがしっかり動くかどうかの「試運転」や「フィルター掃除」を今のうちに行っておくのがおすすめです。
情熱電力では、皆さまが環境にもお財布にも優しく快適な夏を乗り切れるよう、効率的な省エネ家電の使い方や、ライフスタイルに合わせたおトクな電力プランをご提案しています。「夏の電気代が心配…」という方は、ぜひお気軽に情熱電力までご相談ください!
 
株式会社情熱電力へのお問い合わせ こちらからお願いします。
 
・気象庁:公式ホームページ (最新の気象警報・早期天候情報の確認に便利です)
・環境省:熱中症予防情報サイト (暑さ指数(WBGT)や熱中症対策の基本情報がまとまっています)
 

日本の原子力発電所の現状と課題:稼働率33.6%の背景と「再稼働後」の運用実態

 
伊方原子力発電所 日本の原子力発電所
 
原発稼働率33.6%という気になる見出しの記事があったので調べてみました。2011年の東京電力福島第1原発事故後、一時はゼロになった国内の原発稼働率ですが、2025年度には33.6%と、事故後で3年連続の最高値を更新しました。しかし、この数字はかつての80%超という水準と比較すると依然として低く、政府が掲げる「最大限活用」という方針と、実際の現場での運用には大きなギャップが存在しています。
本記事では、最新の運転状況を整理し、再稼働を果たした原発が現在どのような状況にあるのか、そして2040年代以降に見込まれる「運転期間の上限」といった課題について、客観的な視点で解説します。
 


 
1. 国内原発の稼働状況:上昇の背景と「停止中」の現実
2025年度の稼働率が33.6%まで上昇した主な要因は、女川2号機、島根2号機、柏崎刈羽6号機といった地点が新たに再稼働したことにあります。しかし、再稼働を果たしたからといって、すべての原発が常にフル稼働しているわけではありません。
実際には、再稼働後に再び定期検査やメンテナンスのために停止している地点も多く、2026年5月時点では、存続する33基のうち発電を行っているのは9基にとどまっています。
 
日本国内の主な原発の運転状況(2026年5月8日時点)
以下の表は、再稼働済み地点の現在の状況をまとめたものです。

電力会社 発電所名 炉型 現在の状況(2026/5/8時点)
東北電力 女川2号機 BWR 定検停止中 (2026.1.14〜)
東京電力 柏崎刈羽6号機 BWR 営業運転中 (2026.4.16〜)
関西電力 美浜3号機 PWR 点検停止中 (2026.5.8〜)
関西電力 大飯3号機 PWR 営業運転中 (2025.9.10〜)
関西電力 大飯4号機 PWR 定検停止中 (2026.3.4〜)
関西電力 高浜1号機 PWR 営業運転中 (2025.12.26〜)
関西電力 高浜2号機 PWR 定検停止中 (2026.1.23〜)
関西電力 高浜3号機 PWR 定検停止中 (2026.4.7〜)
関西電力 高浜4号機 PWR 営業運転中 (2025.11.13〜)
中国電力 島根2号機 BWR 定検停止中 (2026.2.9〜)
四国電力 伊方3号機 PWR 営業運転中 (2026.1.21〜)
九州電力 玄海3号機 PWR 営業運転中 (2025.7.10〜)
九州電力 玄海4号機 PWR 営業運転中 (2025.11.14〜)
九州電力 川内1号機 PWR 営業運転中 (2026.1.16〜)
九州電力 川内2号機 PWR 営業運転中 (2026.4.28〜)

※2026年5月8日時点。再稼働済み地点のうち運転中および点検停止中を抽出
※資料に基づき作成。再稼働済みだが現在は点検等で停止している地点を含みます。
※PWR(加圧水型)、BWR(沸騰水型)
 
 
2. 再稼働を阻む「理想と現実」の壁
数値上は回復傾向にあるものの、再稼働が進まない「停止中(24基)」の原発にはそれぞれ深刻な事情があります。
 
・安全審査と不祥事: 中部電力浜岡原発では、耐震設計の基準となるデータに不正が見つかり、原子力規制委員会による厳しい検査が進められています。また、日本原電敦賀2号機は、原子炉直下に活断層がある可能性から審査不合格となりました。
・物理的・政治的ハードル: 北海道電力泊3号機は防潮堤工事の延長により再稼働が2027年以降にずれ込んでいます。茨城県の東海第2原発のように、審査をクリアしても周辺自治体の同意が得られず、稼働の目途が立たないケースも少なくありません。
・炉型の違い: 西日本のPWR(加圧水型)が先行して再稼働している一方、東日本に多いBWR(沸騰水型)は事故を起こした福島第1原発と同型であるため、安全対策のハードルが非常に高く設定されています。
 
 
3. 2040年代に訪れる「運転期限」の課題
政府は「原則40年、最長60年」というこれまでのルールを緩和し、審査などで停止していた期間を上乗せできる新制度を導入しました。しかし、この延長措置を適用しても、2040年代以降は多くの原発が次々と運転上限に達し、退役していくことになります。
現在、電源構成に占める原発の割合は約9.4%(2024年度)ですが、政府目標の「2040年度に2割程度」を達成するには、既存の再稼働だけでは10基以上不足するという専門家の指摘もあります。新増設には巨額の資金(1基1兆円規模)と長い歳月が必要であり、電力供給の安定性を維持するためには、原発以外の再生可能エネルギーや省エネ対策とのバランスが極めて重要になっています。
 
 
まとめ
日本の原子力発電は、事故後の状況(稼働率0%)からは脱したものの、多くの地点で再稼働の目途が立たない「停滞期」にあります。稼働率33.6%という数字は、エネルギー安定供給を求める政策の「理想」と、安全確保や社会的な合意形成という「現実」の乖離を象徴していると言えるでしょう。
 


 
情熱電力からのお知らせ
情熱電力のこのお知らせページでは、
情熱電力が注目した電気に関連した様々な事柄をピックアップして掲載させていただいております。
随時、このページを更新して参りますので
ご興味を持たれた方はまたこのサイトにお越しいただければ幸いです。
 


 
この記事に関連するページリンク
・経済産業省:原子力政策について
・原子力規制委員会:実用発電用原子炉の原子力規制検査実施状況
・一般社団法人 原子力安全推進協会:原子力発電所運転実績
 ┗ ページ内の発電所名をクリックすると各電力会社作成の運転状況がご覧いただけます。
 

松本市の公共井戸における維持管理の課題と地域コミュニティによる持続可能な保存活動の現状について

 
松本市 井戸
 
地元松本の名水を守る活動に関する気になる記事があったので調べてみました。松本城下町の形成以前から飲用水として親しまれてきた「源智の井戸」や、裏町の「鯛萬の井戸」など、松本市街地には多くの公共井戸が存在します。しかし、近年は周辺住民の高齢化に伴い、これまで清掃を担ってきた町会だけでは維持管理が限界を迎えつつあります。
こうした中、市民有志によるボランティア団体「源智の井戸を守り隊」の発足や、井戸同士の横の連携、さらには専門家を招いた意見交換会など、伝統的な資源を次世代へつなぐための新しい動きが始まっています。本記事では、公共井戸の現状と、持続可能な地域コミュニティの形成に向けたヒントを探ります。
 


 
松本市の公共井戸をめぐる現状と維持管理の壁
松本市の中心市街地には、市が管理する公共的な井戸が21カ所あります。これらは観光資源としてだけでなく、市民の日常生活に根ざした貴重な財産ですが、その維持管理体制は大きな転換期にあります。
 
源智の井戸(特別史跡)の事例
・歴史と規模: 毎分約200リットルの湧出量を誇り、古くから飲用水として利用。
・清掃活動の変遷: かつては地元の宮村町一丁目町会が担っていましたが、担い手不足により限界に。
・新体制の構築: 2023年4月、利用者の一人である中條利治さんの「市長への手紙」をきっかけに、市民有志による「源智の井戸を守り隊」が発足。現在では約40人までメンバーが増え、20代の若手も参加しています。
 
鯛萬の井戸の事例
・存続の危機: 2003年の整備以来、住民有志が清掃してきましたが、メンバーが3人にまで減少。
・連携による再生: 源智の井戸のノウハウを学ぶため、合同清掃やボランティア募集を実施。現在では十数人規模での活動が可能となりました。
 


 
専門家が提唱する「井戸端」からの地域再生
2026年3月、鯛萬の井戸に隣接する公民館にて、法政大学現代福祉学部の野田岳仁教授(環境社会学)を招いた意見交換会が開催されました。野田教授は「水とコミュニティ」の研究における第一人者であり、以下のような提言をされています。
 
  「維持管理の活動は、使命感だけでは続きにくい。井戸水を汲みに来る人(利用者)をいかに巻き込むかがポイント」
 
野田教授によれば、水場は単なるインフラではなく、人々の社交場=「井戸端」としての機能を持っており、この空間の再生こそが、希薄化する現代の地域コミュニティを再構築する鍵になると指摘しています。
 
 
筆者と野田教授の絆
実は、今回講師として登壇された野田教授と私は、大学時代に「ユース世界水フォーラム」で共に活動した仲間です。当時、私も彼と一緒にNPO法人Waterscapeの設立に関わりました。
かつて同じ志を持って「水」に向き合った友人が、こうして地元の松本で専門家として活動し、地域に貢献している姿を見るのは非常に感慨深く、誇らしい気持ちです。彼の知見が松本の井戸文化を守る一助となるよう、今後も活動を全面的に支えていきたいと考えています。
 


 
行政と市民の「三位一体」での維持管理へ
現在、松本市内の21の井戸は、文化財課や都市計画課など5つの課にまたがって管理されており、対応も「町会管理」「業者委託」などまちまちです。
今後は、行政内の連携強化はもちろんのこと、「行政・町会・利用者」が三位一体となって井戸を守る仕組みづくりが求められています。野田教授が提唱するように、水を媒介とした「人と人のつながり」をデザインすることが、名水を次世代へ残すため、とても大切な手段なのではないでしょうか。
 


 
まとめ
・松本市の公共井戸は、高齢化による担い手不足という共通の課題に直面している。
・有志によるボランティア団体や、井戸同士の横の連携が解決の糸口となっている。
・「使命感」だけでなく、利用者を巻き込んだ「井戸端コミュニティ」の再生が重要。
・持続可能な管理には、行政と市民が手を取り合う「三位一体」の体制構築が不可欠。
 


 
情熱電力からのお知らせ
私たち情熱電力は、地域の「エネルギー」を支える企業として、水資源もまた地域の大切なエネルギー(活力)の源泉であると考えています。
松本の名水が育む豊かな暮らしとコミュニティは、私たちの目指す「持続可能な地域社会」の象徴です。地域の伝統を守り、新しいつながりを作る活動を、私たちはこれからも応援してまいります。
 
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この記事に関連するページリンク
・松本市公式観光サイト:「松本の旅しらべ」・「まつもと水巡り
・法政大学 現代福祉学部 野田岳仁教授
・ミツカン水の文化センター:水の文化(バックナンバー)
 

パスワードはもう古い?Googleが「最強」と断言するパスキーの仕組みと安全性を徹底解説!

 
サイバーセキュリティーのイメージ
 
日経クロステックにとてもためになる記事があったので調べてみました。

近年、私たちの身の回りでは巧妙なフィッシング詐欺が急増しています。特に2025年は、証券会社を狙った被害が相次ぎ、これまでの「ID・パスワード+ワンタイムパスワード(OTP)」という対策すら、リアルタイムフィッシングという手口で突破される事態となりました。

そんな中、Googleが「最も簡単で最も安全」と断言し、多くの金融機関やIT大手が導入を進めているのが「パスキー(Passkey)」です。「名前は聞いたことがあるけれど、仕組みはよくわからない」「スマホを失くしたらどうなるの?」と不安を感じている方も多いはず。

そこで今回は、なぜパスキーが「最強の盾」と呼ばれるのか、その仕組みと私たちが押さえるべきポイントを、ITセキュリティ初心者の方にもわかりやすく整理してお届けします!
 


 
📋 目次
1.なぜこれまでの対策ではダメなのか?2025年の被害事例
2.パスキーの正体は「鍵の分業」にあり!
3.フィッシング詐欺が100%通用しない「納得の理由」
4.導入事例:メルカリや楽天証券がパスキーを推す背景
5.まとめ:私たちが今すぐやるべきこと
 


 
1. なぜこれまでの対策ではダメなのか?2025年の被害事例
これまで、セキュリティの鉄則は「多要素認証(2段階認証)」でした。しかし、2025年に発生した大規模なフィッシング詐欺は、その常識を覆しました。
 
・リアルタイムフィッシングの脅威: 攻撃者が用意した偽のログイン画面にユーザーがOTPを入力した瞬間、裏で待機していた攻撃者がその情報を正規サイトに即座に入力してログインを完了させる手法です。
・パスワードの限界: そもそも人間が覚え、入力する「文字列」である以上、盗まれたり使い回されたりするリスクをゼロにすることはできません。
 
こうした背景から、「入力そのものをなくす」パスキーへの移行が加速しています。
 
 
2. パスキーの正体は「鍵の分業」にあり!
パスキーが従来のパスワードと決定的に違うのは、「公開鍵暗号」という仕組みを使っている点です。

比較項目 従来のパスワード パスキー (Passkey)
認証情報 ユーザーが覚えて入力する「文字列」 端末内で自動生成される「デジタル鍵」
情報の保管先 サービス側のサーバー
※漏洩のリスクあり
秘密鍵:自分の端末(スマホ等)
公開鍵:サービス側のサーバー
ログイン方法 IDとパスワードを手入力 指紋・顔認証、または端末のPINコード入力
通信内容 パスワードそのものがネット上を流れる 「デジタル署名」のみが流れる
※鍵そのものは送られない
💡 ポイント:
あなたの「秘密鍵」は端末の外には一歩も出ません。サーバー側にあるのは「公開鍵」だけなので、万が一サービス側からデータが漏洩しても、第三者があなたになりすますことは不可能なのです。

 
 
3. フィッシング詐欺が100%通用しない「納得の理由」
パスキーには、技術的にフィッシングを防ぐ2つの大きな壁があります。
 
① サイトごとの識別子(RPID)の照合
パスキーによる認証時、端末(認証器)はアクセスしているサイトのドメインを厳格にチェックします。偽サイト(例:rakuten-shoken.fake.com)が「署名して!」と求めてきても、端末は「本物の楽天証券のIDじゃないから拒否します」と自動で判断します。人間がどれだけ騙されても、機械が署名を拒否するためログインできません。
 
② チャレンジコードとデジタル署名
ログインのたびに、サーバーからは「チャレンジコード」という使い捨ての乱数が送られてきます。端末はこの乱数に対して署名を行うため、過去に盗んだ署名を再利用することは絶対にできない設計になっています。
 
 
4. 導入事例:メルカリや楽天証券がパスキーを推す背景
実際に、セキュリティ意識の高いサービスでは導入が驚異的なスピードで進んでいます。
・楽天証券: 2025年10月にパスキーを導入。「1件でも不正ログインが出るなら導入すべき」という強い意志のもと、資産を守るためのスタンダードとして位置づけています。
・メルカリ: 2024年にアプリの全ログインへパスキーを導入。現在、利用者2,300万人のうち約半数が既にパスキーを登録しています。
「難しい設定は抜きにして、いつものスマホロック解除で安全になれる」という体験が、ユーザーに支持されている大きな理由です。
 
 
5. まとめ
パスキーは、単なる「便利なログイン方法」ではなく、フィッシング詐欺という社会課題に対する最終回答の一つです。
 
・簡単: パスワードを覚える必要なし。スマホの顔認証・指紋認証だけで完了。
・安全: 秘密鍵が端末に守られ、偽サイトには反応しない。
 
「セキュリティは面倒なもの」という時代は終わりました。お使いのGoogleアカウントやSNS、金融機関でパスキーの設定が可能であれば、今すぐ切り替えることを強くおすすめします!
 


 

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この記事に関連するページリンク
・FIDO Alliance(パスキーの標準化団体):公式Webサイト
・Google 安全確認:パスキーでパスワードレスを実現する方法
・総務省:安心してインターネットを使うために(国民のためのサイバーセキュリティサイト
 

奇跡の復活!あの「まつもとぉ〜」が帰ってきた!JR松本駅名物アナウンス、5月1日から再始動

 
長野県のJR松本駅
 
以前に「さらば、愛しの「まつもとぉ~」!JR松本駅名物アナウンスが11月で終了」という記事を書いたのですが、今回この愛すべき松本駅の「まつもとぉ~」のアナウンスに関して、非常に嬉しい続報となるニュースが信濃毎日新聞に掲載されていました。
 
情熱電力の過去記事:2025.11.09 Sun
さらば、愛しの「まつもとぉ~」!JR松本駅名物アナウンスが11月で終了。40年の歴史に秘められた誕生秘話
 
2025年11月に惜しまれつつも終了したあのアナウンスですが、なんと2026年5月1日より、装いも新たに「復活」することが松本市より正式に発表されたのです。かつてホームで私たちの旅情を誘ったあの独特の響きが、なぜ、そしてどのような形で戻ってくるのか。地元・松本に本社を置く情熱電力が、その舞台裏と詳細を詳しく解説します。
 


 
復活の舞台は「自由通路」!市民の熱意が動かした名物音
2026年5月1日、松本の「音」が蘇る
松本市は2026年4月28日、昨年11月に放送を終了したJR松本駅の列車到着時の名物アナウンス「まつもとぉ〜、まつもとぉ〜」を、5月1日から復活させると発表しました。 当初、放送機器の老朽化や技術的な制約から継続は困難とされていましたが、新聞報道後に市へ寄せられた多くの「音声の存続や活用を求める声」が、今回の復活を後押しする形となりました。
 
 
放送場所とタイミングのこだわり
今回の復活劇には、いくつかのユニークな特徴があります。
 
・放送場所: JRのホームではなく、市が管理する駅の東西自由通路に設置されたスピーカーから流れます。
・放送のタイミング: 特急「あずさ」および「しなの」の到着時刻の3分後に設定されています。
・設定の理由: 列車を降りた乗客がホームからゆっくり歩いて、ちょうど自由通路に差し掛かるタイミングを計算してのことだそうです。
・放送回数: 1日計29回。 最初は午前9時11分(しなの到着後)、最終は午後11時52分(あずさ到着後)となっています。
なお、今回のシステムは時刻指定の自動放送であるため、列車の到着が遅れた場合でも放送時間は変わらないという点には注意が必要です(笑)。
 
 
40年の歴史を紡ぐ、声優・沢田敏子さんの「旅情」
復活する音声は、1985年(昭和60年)ごろから約40年間にわたって親しまれてきた、声優の沢田敏子さんによるものです。
アニメ『アルプスの少女ハイジ』のナレーションでも知られる沢田さんは、収録当時、松本の空気感や登山客の姿を想像し、試行錯誤の末にあの「語尾を伸ばす独特の抑揚」に辿り着いたといいます。松本市長は記者会見で、「市民をはじめ、皆さんと昔やふるさとの思い出をともに振り返ることができればいい」と語っています。かつてホームで聞いたあの「旅情」が、これからは自由通路で私たちを迎え、送り出してくれることになります。
 
 
まとめ:進化するインフラと、変わらない地域の記憶
一度は失われかけた「松本の音」が、市民の皆さんの熱い要望によって復活を遂げたことは、地元企業として非常に感慨深いものがあります。
技術の進歩や設備の更新によって形を変えるものは多いですが、その根底にある「地域への愛着」は、いつの時代も変わらないエネルギー源なのかもしれません。
 
新しく設置されたスピーカーから流れる「まつもとぉ〜」の声を聴きに、ぜひ松本駅へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
 
 
情熱電力からのお知らせ:地域のエネルギーを、未来へつなぐ
松本駅のアナウンスが約40年を経て「復活」という新たな形へ進化したように、私たちの社会を支える電力インフラもまた、再生可能エネルギーの普及や蓄電池の活用など、大きな転換期を迎えています。
株式会社情熱電力は、松本に本社を置くエネルギーパートナーとして、地域の皆さまの暮らしとビジネスを支え続けます。
「まつもとぉ〜」という響きが人々の心に安心を与えるように、私たちは安定した電力供給と最適なエネルギーソリューションで、地域の皆さまに安心をお届けします。電気代の見直しや節電対策のご相談は、ぜひ情熱電力にお任せください!
 
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この記事に関連するページリンク
・松本市:公式ホームページ
・JR東日本:松本駅の情報
 

「ログインできない!」を防ぐ。セキュリティ通知の見極め方と多要素認証「3つの要素」を解説

 
インターネットセキュリティ サイバーセキュリティ 認証
 
Webサービスから届くセキュリティー通知に「認証」に関する気になる記事があったので調べてみました。最近、銀行のオンラインサービスやクラウドツールから「多要素認証の必須化」や「認証システムの移行」といった通知が届く機会が増えていませんか?
「設定しないと使えなくなるの?」「用語が難しくて後回しにしたい……」と感じる方も多いはずです。しかし、これらの通知の中には、放置するとビジネスに甚大な影響を与える「即対応必須」のものが含まれています。本記事では、溢れるセキュリティ用語を整理し、どの通知を優先して確認すべきかの仕分け術と、今さら聞けない「認証の仕組み」について分かりやすく解説します。
 


 
目次
1.放置厳禁!セキュリティ通知を「3つの優先度」で仕分ける
2.多要素認証(MFA)を構成する「3つの材料」とは?
3.「リスクベース認証」と「イベント認証」の違い
4.通知が届いた際に確認すべき「キーワード」
5.まとめ
 


 
1. 放置厳禁!セキュリティ通知を「3つの優先度」で仕分ける
サービス事業者から届く通知は、内容によって以下の3つに大別できます。
 
・期限付きの必須化(最優先)
「◯月◯日以降、旧システムは利用不可」「未設定の場合ログイン制限」といった内容です。これを見落とすと、期限を過ぎた瞬間にアクセス権を失います。移行直前はサポートやシステムが混み合うため、早めの対応が鉄則です。
 
・方式の追加・変更(中優先)
「パスキーに対応しました」「新しい認証アプリが使えます」といった案内です。セキュリティ向上や利便性のための提案であることが多く、内容を把握して余裕のある時に設定を変更しましょう。
 
・追加確認の導入・強化(確認のみ)
「不審なログイン時に追加認証を行います」といった通知です。基本的には「守りが固くなった」という理解で問題ありませんが、後述する「リスクベース認証」などの仕組みを知っておくと、いざという時に慌てずに済みます。
 


 
2. 多要素認証(MFA)を構成する「3つの材料」とは?
認証を理解する上で最も重要なのが、本人確認に使う「材料」の分類です。セキュリティの世界では、以下の3つの要素を組み合わせることで「多要素認証」が成立します。
 
・知識(本人しか知らない情報): パスワード、暗証番号、秘密の質問など
・所有(本人が持っているもの): スマホ(SMS)、認証アプリ、セキュリティキー、メールアドレスなど
・生体(本人の身体的特徴): 指紋、顔、虹彩など
 
【注意!】 「パスワード」と「秘密の質問」の組み合わせは、どちらも「知識」に分類されるため、厳密には「多要素」ではありません。セキュリティを強固にするには、異なるカテゴリー(例:知識+所有)を組み合わせることが不可欠です。
 


 
3.「リスクベース認証」と「イベント認証」の違い
最近よく耳にする「追加確認」には、2つの考え方があります。
 
・リスクベース認証:
「いつもと違う環境(端末や場所)」からのログインを検知した際に、追加の認証を求める仕組みです。攻撃者による不正アクセスを未然に防ぎます。
 
・イベント認証:
ログイン自体はスムーズでも、「送金」や「会員情報の変更」といった重要な操作(イベント)を行う直前に、再度確認を求める仕組みです。万が一ログインを許しても、実害が出るのを防ぐ最後の砦となります。
 


 
4. 通知が届いた際に確認すべき「キーワード」
通知文をすべて読み込む時間がない時は、以下の言葉があるかチェックしてください。
 
・「廃止」「必須化」「移行」
これらがあれば、今の使い方ができなくなるサインです。
 
「◯月◯日以降ログイン不可」
具体的なデッドラインがある場合は、即座にスケジュールを確認しましょう。
 


 
まとめ
セキュリティ通知は、私たちのデジタル資産を守るための重要な「点検案内」です。用語のすべてを暗記する必要はありません。「期限があるか」「必須なのか」という2点に絞って内容をチェックする習慣をつけましょう。正しい知識を持つことが、ビジネスにおける最大の防御となります。
 


 
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この記事に関連するページリンク
・総務省:国民のためのサイバーセキュリティサイト(安心してインターネットを使うために)
・IPA(独立行政法人 情報処理推進機構):不正ログイン対策特集ページ
 

【松本市】生蓮寺で地域が繋がる!5月10日は「ことぶきおでかけ市」へGO!信隆和尚の熱い想いもご紹介

 
生蓮寺 お寺でマルシェ
 
長年の友人である「信隆和尚」の記事が、信濃毎日新聞に載っていたのでこのブログでも取り上げました!
松本市寿北にある生蓮寺の小笠原信隆住職は、私たちが以前から親しくさせていただいている、非常にバイタリティ溢れる方です。そんな和尚が、地域の活性化と「買い物弱者」の支援を掲げ、お寺を舞台にした素敵なマルシェを企画されていると聞き、これは応援せずにはいられません。
今回は、2024年10月に産声を上げ、回を重ねるごとに地域のにぎわいを生み出している「ことぶきおでかけ市」の魅力に迫ります。「お寺を地域に開かれた場所にしたい」という和尚の願いと、地元を愛する作家さんたちの情熱が詰まったイベントの詳細は、以下をチェックしてください!
 


 
■ 地域を笑顔にする「ことぶきおでかけ市」とは?
松本市寿北の生蓮寺を会場に、5月10日に開催されるのが「ことぶきおでかけ市」です。 このイベントは、地域の活性化や買い物に不便を感じている方々への支援を目的に始まりました。
 
・開催日時:5月10日(日)午前10時〜午後3時まで
・場所:生蓮寺(松本市寿北)
・背景:コロナ禍以降、希薄になった地域の交流を取り戻すために企画されました。
実績:2024年10月の初開催から数えて今回で4回目となり、これまでの累計来場者数は約1,500人にのぼります。
 
 
■ 情熱を持ったプロデューサーたち
このマルシェを企画したのは、地元・寿地区で活動する2人の工芸作家さんです。
遠藤美佳さん:ミニチュア用の洋服を手がける作家
園原かおりさん:キャンドル作家
 
彼女たちの「地域に交流が生まれる場所を作りたい」という想いに、小笠原住職が「お寺を檀家さんだけでなく、地域に開かれた場所にしたい」と快諾したことで、この温かなプロジェクトが動き出しました。
 
 
■ 23ブースが集結!大人も子供も楽しめる内容
今回のマルシェでは、なんと23ものブースが軒を連ねます。
 
【出店・展示内容(一部)】
ショッピング:アクセサリー販売、有機野菜の直売
体験:キャンドルの制作体験
グルメ:おにぎりなどのキッチンカー出店
特別展示:地元の消防団によるポンプ車の展示
お買い物だけでなく、手作り体験や、お子さんが喜ぶ消防車の展示など、家族三世代で楽しめる工夫が凝らされています。
 
 
まとめ
遠藤さんは「地区外の人にも来てもらい、寿の魅力に触れてもらうきっかけにしてほしい」と語っています。
お寺という伝統ある場所が、現代の感性と交わって新しい「地域の居場所」へと進化していく姿は、私たち情熱電力にとっても非常に刺激を受けるものです。
地域の繋がりを再確認できる「ことぶきおでかけ市」。5月10日はぜひ、生蓮寺へ足を運んでみてください!
 


 
情熱電力からのお知らせ
私たち情熱電力は、「エネルギーの地産地消」を通じて地域を元気にすることを目指しています。今回の「ことぶきおでかけ市」のように、地元の方々が手を取り合い、寿地区の魅力を発信していく活動は、まさに私たちが応援したい「地域のパワー」そのものです。
地域を照らす光は、電気だけではありません。こうした温かな交流もまた、街を明るくする大切なエネルギーだと考えています。情熱電力は、これからも松本市の挑戦する人々を全力で応援してまいります!
 
情熱電力のこのお知らせページでは、
情熱電力が注目した電気に関連した様々な事柄をピックアップして掲載させていただいております。
随時、このページを更新して参りますので
ご興味を持たれた方はまたこのサイトにお越しいただければ幸いです。
 


 
この記事に関連するページリンク
・生蓮寺:インスタグラム
・ことぶきおでかけ市:インスタグラム